先日は今年のパチスロ成績を機種別に検討しましたので、今回はパチンコを。
その稼働のほとんどは「遊タイム」狙い。年初の段階では「遊タイムだけ狙ってれば勝てるのは間違いないが、はたしてどれだけ拾えるか」という不安につつまれていましたが、1年終わってみれば思ったよりは拾えたし勝てた、という感じに。
わが地域のような田舎であっても遊タイムを狙ってホールをプラプラしてる人はけっこういて、美味しい台の競争率は低くはありませんが、そこは徹底したデータ収集をもとにした宵越し狙いをすることでカバー。そこは時間だけはたっぷりとある無職ニートオッサンパチンカーならではの利点を発揮しました。ほんとうは言うほどヒマじゃないですけどね、誰にも縛られることなくいつなにをやっても自由である、という点ではやはり(ぱちんこで勝つという意味に限っては)有利であることは間違いない。
そういうわけで、結果が出た機種の上位はすべてが遊タイム搭載機。ほんとうはメインとしたい海物語シリーズはシリーズ総計でプラス 14,277個(166台)どまりで、やはり釘の状況は厳しかったのが明白。そんななかで生き残っていくためには、やはり遊タイム狙いしかないのです。
年初にはここまで勝てるとは予想してなかった
以下、結果が出た機種とその感想などを書いていきます。書き出してみるとけっこう勝てたなあ~と、ちょっと意外な気持ちです。はっきりいってここまで勝てると思ってなかった。ひろい世の中にはもっと勝ってる人もきっといて、「たいしたことねえじゃん」って言う人もいるでしょうが、1年前の段階では、全然拾えずにボロボロの収支で終わるかもしれないと思っていましたから・・・。
⑩「ウルトラセブン超乱舞」 プラス 24,994個(23台)
天井前に当たっちゃったら高確率で死、とにかく天井に到達しなきゃ話にならない・・・という、かなりのハイエナ特化型だった「ウルトラセブン超乱舞」。
天井は大当たり後500回と低くそこそこスペックが高いので、どこのホールもガッチガチの釘で、しかもリセットするところが多かったですね。
通常時の演出はウルサすぎ(カスタムしてもウルサい)、ラッシュ中は煽りがムカつく・・と、あまり好きじゃなかったです。そこそこ稼働があって年がら年中据え置きっていうホールがあればもっと稼げたかもしれませんけどね、天井が浅いだけに当たるまで打ち切る人が多いし、こういうライトミドルの遊タイム機はまとまった結果を出すのはなかなか難しい。
⑨「フィーバーゴルゴ13 疾風Ver.」 プラス 32,327個(23台)
こちらは(たぶん)ず~っと据え置きのホールで宵越しを狙って打ってた台。
天井に到達しさえすれば、初回で1/1.6に漏れたとしても約1,400個は獲得できる安心設計。1/1.6をパスすればそのたびに約2,800個増えちゃう、という爆発力もマル。
そのかわり天井前に当たっちゃって60%に漏れたら激ショボ出玉で終わり。あの依頼承諾BONUSのガキの面だけは見たくない。リーチハズレ→復活残念ボーナス、ってやめてほしいなあ。復活なら良いほうの当たりじゃなきゃおかしいでしょ。「お前いらねえんだよ!」ってムカつくだけ。
1/1.6をパスしたかどうかのジャッジをする「ビッグスナイプチャレンジ」演出もイマイチだった。いつも「10%の才能と・・」の「一撃」のほうを選んでいましたが、80%超えても平気でスカるしねえ。55とか66とかのゾロ目はアツいらしいので、数字が変動してるときの「そこで止まれ!」とか「もういっちょ上がれ!」とか祈るのは楽しいといえば楽しいですけどね。
↑冷徹なスナイパーであるゴルゴのカッコよさが好きな私としては、どこかシュールなところのある液晶演出にはちょっとだけ違和感も。原作ではゴルゴのブリーフ姿はしょっちゅう出てくるからその意味ではおかしくないけど、この絵面はなんか笑っちゃう。そういえばいまどきは子どもでもブリーフはあんまり穿かないらしいですね。
⑧「貞子vs伽椰子 頂上決戦」甘デジ プラス 32,775個(8台)
こちらは甘デジ。初当たり後の時短1回でV入賞当たりを引ければ大当たり5回リミットまで継続する時短に突入するという仕様で、そう聞くと爆発力がありそうですがアタッカーの払い出しは7個で、しかも液晶演出がクドイので出玉増加スピードは猛烈に遅い。
なじみのホールでアケられた時期があったのでそのときに粘ったらすんごい出ちゃったのもあってこの結果に。天井は浅いので狙いやすいといえば狙いやすいけど、浅いだけにやっぱりほとんどの人は当たるまで打っちゃうのでなかなか拾えなかった。
怖いというより笑っちゃう液晶演出は、ものすごくウルサいのを我慢すればなかなか面白かったかな。「あの子スカート短~い!」っていう演出は膝上何センチならアツいのだろう。33センチなら激アツとか7センチなら確定とかあんのかな。
⑦「リング 呪いの七日間2」ミドル プラス 39,940個(60台)
2020年には同じ60台打ってプラス10万発オーバーをたたき出し、遊タイム狙いの中心だった「リング呪いの七日間2」のミドル。好きな台ということもあって積極的に打ちましたが今年はヒキがイマイチでした。釘の状況が悪化したのも収支ダウンの要因のひとつか。
激ショボで終わったのばっかりっていう印象しかないんですけど、そこそこは勝ってよかった。なにしろ告知が魅力的なので、それだけで遊技台として打つ価値はある台。頼むから撤去しないでほしい。
⑥「JAWS3 SHARK PANIC〜深淵〜」 プラス 45,811個(29台)
4月にプラス4万発オーバーの爆発をやらかしたジョーズ3。それ以外はたいして伸びず終わりました。
→日常の稼働日記:甘釘なら粘りたい!「Pジョーズ3 SHARK PANIC~深淵~」実戦!
しかし、個人的2021年パチンコ・オブ・ザ・イヤーを選出するなら、まずはこの台となります!通常時は「クラシック」にカスタムすれば非常に静かで、アツい演出発生はほんとにアツくなるし、右打ち中大当たりは必ず10ラウンドなのでラウンド振り分けでガッカリっていうのがない。
それになにより、楽曲がめちゃめちゃカッコいい。いつも最低音量で打ってる私でも、ラッシュに入るとボリューム上げちゃう。HEIWAはなんでサントラをCDで出さないんだ! 出せばバカ売れ間違いなしでしょ。それと、筐体上部のジョーズの上アゴがドカーン!って落ちてアタマを噛まれそうになるみたいな仰天告知があったらよりサイコーだと思うので、どうせデカいのをつけるのなら次回はぜひともそういうのをお願いしたい!
当たれば1,400個なだけになかなか連チャンしないし、初回大当たり後の時短1回+残保留4回の演出がイマイチなのは残念でしたが、デジパチとしての面白さという視点で今年の代表機を選ぶなら私はコレをチョイスします!
⑤「とある魔術の禁書目録」 プラス 48,740個(39台)
こちらはなぜかリセットするホールが多かったものの、それなりに人気もあってそこそこ美味しい台が拾えた機種。
初当たり後100%STに突入する仕様は良かったですね。しかしムダな煽りと激アツ演出大安売りの、とにかく疲れるゲーム性は大嫌い。STは「パト告知」なら我慢して打てたかな。
余談ですけどいつも使ってるレンタルDVD店(この種類の店ももうすぐ滅んでしまうんでしょうね)にコレのDVDがあったので借りて観ました。でもあんまり面白くなくて最初のシリーズだけ見て断念。女のコがカワイイだけで、話はどこが面白いのかサッパリでした。主人公よりもアクセラレータのほうがキャラとしては好感がもてますね。つまらなかったのはオッサンが見るものじゃないから仕方ないのか。ぱちんこで知ってから初めてアニメ見てみる、っていうのはよくあるんですけど、これはそのなかでもイマイチなほうでしたね。「コードギアス反逆のルルーシュ」は私のようなオッサンでもものすごく楽しめましたが・・・。
④「野生の王国GO」 プラス 52,139個(29台)
こちらはクソ台だけど美味しい台がよく拾えた。天井遊タイムは大当たり後800回転消化後に1000回の時短に突入するというもの。大当たり後の時短120回も含めて800回なのでわりと浅くて狙いやすいので、宵越しがきくホールならシカトしてはいけない台ですね。
この台はせっかく海物語チックな横スクロールのタイプなんだから予告やリーチはもっとシンプルなほうがよかった。アツい予告を経ないとまず当たらないんだもん。海物語はそこらへんのバランスが完璧なわけで、そこをマネしてほしいなあ。電サポ中に「卓球」とか競技選択されたのに新聞演出でハズレてリーチ発展せず、とかいうクソ煽りはただただムカつくだけ。さすがニューギン、クソ台をつくることにかけては一流!
③「冬のソナタForever」 プラス 94,623個(106台)
これは神台。「冬のソナタForever」。遊技カスタムで実質的完全告知に変化させて打つのが楽しすぎた。
カスタムすれば、ケツ浮きまくりの入りパターンで悶絶するのを楽しめる超楽しいデジパチに変身。ヘソ入賞時も変動開始時も図柄テンパイ時もリーチ発展時も確変昇格煽り時も、常に一発告知発生に期待できるからいくら打っても飽きないわけですよ。入賞時フラッシュなんかは何度体験しても声が出ちゃう。こういう台を冷遇するアホなホールには滅んでほしい!
電サポ中は止め打ちしても増えることはないけど、長くなることが多いだけにテキトー打ちとの差は歴然で、まじめにやれば他人と差をつけることもできる。そこもポイント高い。
大好きなだけに狙い目を妥協して打つことも。そのせいか打ちまくったわりには収支はイマイチか。通常時も電サポ中もスピードが遅いけれども、通常時が激遅で大当たりがあっという間に終わる台よりは、このくらいのバランスのほうが絶対にイイ。
今となってはバラエティコーナーにわずかに生き残っているのみなのが悲しい。伝統的確変ループ機がいちばんおもしろいんだってば。
↑100回転回せば据え置きかリセットかわかっちゃう親切設計にもお世話になりました。こんな機能付いてたら美味しい台が拾えないじゃん・・と思ってたら大間違い。ふつうに拾えるし、大負けのリスクも減って、メリットの方が大きい。
②「真・牙狼」 プラス 123,319個(37台)
天井遊タイム駆け抜けを2回も喰らった「真・牙狼」。1年間終わってみればなかなかの結果となっていました。電サポ中に当たれば確変突入確定ですからね、天井恩恵はデカい。
ちなみに牙狼最新作「月虹の旅人」のほうはいまのところ負けまくってます。11回打ってマイナス 12,572個。初回の50%に漏れたらそれで終わり、夢も希望もなく激ショボ出玉だけ・・という、「月虹」のほうのあまりに尖った仕様に比べたら、初回50%に漏れて通常当たりであっても50回の時短がつく「真」のほうはまだ親切設計で安心して打てますね。
ただし、通常時も電サポ中も煽りがウザいのはほかのサンセイの台と同様。お面が下りたらそれで確定、っていうだけの完全告知カスタムとか搭載してくれたらなあ。どう聞いても確定音にしか聞こえない音がピロロ~って鳴ってもふつうにハズレるのは勘弁してほしい。
①「真・北斗無双 第3章」 プラス 370,401個(190台)
2021年に最も多くの時間を費やし、最も勝てたのは「真・北斗無双第3章」。
その意味ではこの台が個人的パチンコ・オブ・ザ・イヤーなんですけど、前出のジョーズ3深淵とは比較にならないくらい、とくに通常時はつまらなかった。前にも書いたけど大当たりするルートが「覚醒」からのバトルと「一撃当千チャンス」しかないっていうのがねえ・・・。
ゲーム性はともかく、これだけ勝てたのは、
・釘調整がそんなにヒドくない(27.5玉交換で1,000円あたり18~20回ほど)ホールで打った
・(たぶん)ず~っと据え置きで宵越しが狙えた
・テキトーに打ち散らかす固定客がいっぱいいた
ていう理想的な状況が作用した結果。今となってはテキトー打ち散らかしの人たちがエヴァとかに移っていってしまってるのでもうなかなか拾えなくなりましたが、いちばん大きいのはやっぱり、そこそこ回る台を打ってた、というところですね。遊タイム機といえどもやはりデジパチは回ってナンボ。
もうちょっと面白くて飽きない台だったら、長期稼働になって来年も私の収支を支えてくれたかもしれないのに・・・退屈な台だったのが残念。
といった感じで、遊タイム狙いでそこそこの結果が出ました。しかしユニコーンにしろエヴァ15にしろここ最近人気になっている台は遊タイム非搭載のものが多いですしね、ひょっとすると来年以降遊タイム機が廃れていく可能性もある。そこが不透明なので不安は払拭されませんね。
いずれにしろ来年も「勝てる見込みのある台」だけを粛々と打つのみ。できれば海物語の甘釘で粘れる状況が戻ってきてほしいものです。