以前、フィリップ・モリス社が開発した、副流煙の出ない
「ヒートスティック型タバコ」アイコスの話題を
書きました→パチ屋は「IQOS」を景品として安く提供せよ。
意外にも「アイコス パチ屋景品」とかのワードで検索して
この記事を見に来てくれる人が多いことが、アクセス解析でわかりました。
非喫煙者の私はよくわかんないんですが、
まあ、いいことづくめの画期的な品ですから、
注目度は依然として高いんだろうなと思いました。
私がホームにしているパチ屋でも、
「ああ、あのひとアイコス買ったんだ・・・」ということが
わずかながら増えてきました。
アイコス用の「ヒートスティックタバコ」を、景品として
導入しているホールも発見しました
(本体を置いているホールはまだ見てないのですが・・地域によってはあるんでしょうか?)。
今回も、パチ屋でのタバコについて書いてみようと思います。
「喫煙者のマナー」とは?
先にも書いた通り、私は非喫煙者です。
まあ、はっきり言うと、パチ屋であっても、隣で吸われるのは嫌ですね。
「吸ってはいけない」とされている場所ではないので、
「吸わないでくれ」と言ったことはないですが、
吸われている間は苦行になります。
パチ屋店内での歩行喫煙などをみると、
殴りたくなると同時に、人格を疑いますね。
よく、「マナーを守って喫煙している」と自信をもって言う喫煙者が
いますが、これはほんとうでしょうか。
喫煙に絡んでトラブルなどになったりする原因は、
「マナー」について、
喫煙者の思っている「良いマナー」と、
嫌煙者が喫煙者に対して要求する「良いマナー」に、
大きな隔たりがあるからではないかと、私は考えています。
喫煙者が思っている「良いマナー」
私は吸いませんから、ここは想像や経験で言いますが、
おおかたの喫煙者は、
・吸ってはいけない(とされている、書かれている)ところでは吸わない
・吸殻をポイ捨てせずに処理する
くらいのことを守っていれば、
「私は喫煙マナーを遵守している」と考えているように感じます。
しかし、
よく考えれば、これはただ単に「ルールを守っている」
というだけのことで、「マナー」とは別の話です。
「吸ってはいけないとされていない(吸っていいとされている)場所」で、
嫌煙者に嫌な顔や態度をされると憤慨して、
「ここは禁煙じゃないだろ。嫌なら来るな」という喫煙者がいますね。
パチ屋で吸う人はこう考える人が多いようです。
パチ屋はタバコを自由に吸える場所。そこで吸って何が悪い。
パチ屋がタバコ臭いのは当たり前。嫌なら来るな。
というわけです。
これは正論ではあるんですが、すこし視野が狭い。
パチ屋は「喫煙者のためだけのもの」ではないし、その逆もしかり
パチ屋はタバコ吸っていいところなんだよ、タバコが嫌ならくるな、
という喫煙者の意見は、
嫌煙者には「ホールにはタバコを吸う人がいるんだよ、当たり前だよ」ということを、
理解しろと強制しているにもかかわらず、
喫煙者自身は「ホールにはタバコを吸わない人もくる、当たり前」ということを
理解しようとしていないところに問題があると思います。
加えて、
「吸ってはいけないと言われていない場所なら、どんな状況であろうとも吸う権利は保障される」
という誤解があります。
先に書いたように、私は、隣で吸う人に
「クサいから我慢してもらえます?」とか言ったことはないです。
ホールが全面禁煙とされてない以上、他人が吸うのをやめさせる権利はないです。
だから我慢するわけです。パチ屋は、自分のように、タバコが嫌いな人間ためだけの
ものではない、タバコが好き、それが楽しみの人もいるわけですから。
せっかくの休みの日に、パチスロを楽しみながら、
タバコで一息つく・・憩いのひと時を邪魔する権利は私にはないです。
先述の「タバコが嫌ならくるな」という人には、
パチ屋には嫌煙者もいて当たり前、という視点がない。
嫌煙者には我慢(煙を我慢することと、パチ屋にくるなという我慢)
を要求するのに、喫煙者は我慢する必要がない、と考えている。
私が喫煙者ならたぶんこう考えます。
「ああ~タバコうまかった~。あれ、となりの野郎、煙で苦しそうな顔していやがるよ。
ああ、タバコ嫌いなんだな。せっかくパチスロを楽しみに来てるのを、
苦行にしたらかわいそうだから、ちょっとの間、我慢してやるか。
吸いたくなったら、めんどくさいけど、休憩スペースで吸うか。
となりの野郎も、おれが吸ってる間、我慢してたんだからな。」
嫌煙者も喫煙者も、どちらも存在するのが当たり前。
だから、嫌煙者は、パチ屋では多少の煙やにおいは我慢するべきだし、
同じように、喫煙者も、周りを慮って、ほんの少し我慢したらどうか。
気をつかえばいいだけの話
日本は、まだまだ喫煙者に対してとってもやさしい社会なので、
根本的に「禁煙じゃない場所なら吸えるのが当たり前」
と考えられていますが、それは、
センセイに迷惑行為を注意されて、
「そんなこと校則に書いてないだろ」とか反論する中学生と同じレベルの話です。
たとえば公共の場所で、妊婦や子供がいっぱいいるところで
「禁煙って書いてないから、吸殻は携帯灰皿に捨てるから」タバコを吸うのは、はたして
マナーを守っているといえるのか。
私は昔、サラリーマン時代に、先輩に数日間、車を貸したことがあったのですが、
先輩は(私がタバコを吸わないことを知っているにもかかわらず)
思いっきり車内でタバコを吸い、灰皿を汚しまくって車を返してくれました。
タバコ吸ったことのない車の中でタバコ吸われると、ものすごくクサいんですよ。
私は文句をいいましたが、彼は「吸うなって言わなかっただろ」と反論してきました。
たしかに、彼がタバコを吸うことは知っていましたから、それを言わなかったのは
ウカツだったのですが、そもそも、非喫煙者である私には
車内でタバコを吸うという発想がなかったのです。
少しでも、「マナーが良い」人間なら、(当時でも携帯電話はあったんだから)
吸う前に「タバコ吸っていい?」って訊くとか、せめて灰皿は洗って返すとかするでしょう。
「吸うなと言われなかったんだから吸っていいはずだろ」という浅はかすぎる考え方に、
ああ、バカと一緒に仕事するのいやだなあ~と思ったのをおぼえています。
嫌煙者が求める喫煙マナー
この、「タバコ吸っていい?」と訊く、ということこそ、
嫌煙者が喫煙者に求めるマナーであると思います
(究極的には、自分の家か、密閉された喫煙所だけで吸ってくれれば完璧ですが)。
このブログに何度も登場してもらっている半スロプーのエルくんは、
アイコスを買う前、私が隣で打っているときは
「タバコ吸っていいすか?」と訊いていました。
そう言われれば、私も快く「いちいち断らなくていいよ。」と言うわけです。
しかし、顔見知りの人以外では、
パチ屋で「タバコ吸っていい?」と訊かれたことは、
(もう25年以上パチ屋に行ってるのに)一度たりともありません。
当然です。みんな「吸えるのが当たり前」だと思ってるんですから。
しかし、ここで、当たり前、当然の権利、とは言わずに、
「ああ~悪いね、ちょっと吸うよ!いいだろ?」
とでも言ってくれれば、たぶん「もちろんいいですよ。禁煙じゃないし」
と嫌煙者も言うでしょう。
なんでパチ屋でタバコ吸うのにいちいち断んなきゃいけないんだよ、
と思われるでしょう。その反応は当然です。いまの社会では、
「灰皿があるところでは、吸う権利が保障されている」と考えられていますから。
いちいち訊けとは言いません。ただ、周囲に非喫煙者がいることに気がついたなら、
ほんの少し気をつかう、もしくは我慢する、もしくは吸っていいか訊く、
ただそれだけのことをすればいいのになと思うのです。
嫌煙者は、喫煙者がいれば、拷問に近い苦しみを我慢することを強いられるわけで、
喫煙者も、嫌煙者がいるなら、ほんの少し、同じように我慢するべきではないか。
アイコスがすべてを解決する
と、どうでもいいような意見を長々と述べましたが、
ここで述べたような問題は、喫煙者がアイコスを使ってくれれば
すべて解決します。
なにしろ副流煙が出ない、においもほとんど気にならないんですから。
どうも通販で買うと高いようです。
だから、パチ屋で景品としてどんどん売って、
普及させてもらいたいのです。
仮に、万が一アイコス普及率100%になったとしたら、
灰皿を掃除する手間とコストがゼロになり、
ホールの天井や壁もヤニで汚れずにすむ。
パチ屋にもメリットは絶大のはずです。
繰り返しますが、喫煙者にとっては
パチンコ・パチスロをすることは、
タバコを吸うこととワンセットでしょうから、
やめてくれとは言いません。奨励もしませんけど。
ただ、嫌煙者も我慢しますから、喫煙者もほんの少し、
我慢したり気を使ったりすれば、お互いにとって
パチ屋が快適な空間になる、と思います。
すべてを解決する究極アイテムが、
「アイコス」ということになりますね。
普及することを願っています。
2017年3月5日 関連記事を書きました