実質的な天井を搭載したタイプのパチンコ遊タイム機の事実上の滅亡に伴い、私のパチ屋での稼働に占めるパチンコの割合は減少、そのぶんパチスロの比重が大きくなってきています。
しかし現在のところ、ついこのあいだまでの「沖ドキ!DUO」や「アラジンAクラシック」のような、私の収支を支えてくれる頼みの綱として使える機種は見つけられてない。先日の記事で書いたように、いままで勉強が足らなかったおかげで中身を知らなかった台の知識をアタマに入れながら試行錯誤している段階です。
→日常の稼働:収支は低迷。努力を怠ってきたツケを支払わされている。
そのおかげでトータルとしての稼働時間も増加気味。どのホールのどの機種を何時ごろ見に行けば狙い目の台が拾いやすいのかとか、そういったことを把握するためにホール間の移動も増えました。空振りで終わってガソリン代をムダにしただけ、ということも当然増えます。なにしろパチスロの6.5号機以降の台に関してはどのホールがどの台を据え置きで使ってるのかそれともリセットしてるのか、そんなこともチェックしてませんでしたから。そのへんの情報収集もしなおさなくてはならない。
まあそれはパチンコ遊タイム機が登場しそれをメインに攻め始めたころも同じで、必要な手間と時間だから仕方がない、と割り切って考えるべきでしょう。
日常の稼働日記:パチンコ「遊タイム」狙いの立ち回り方を模索する。
そんななか、天井&ゾーン狙いが基本である私にとっては注目せざるを得ない新台が登場、なかなか打つチャンスが巡ってきませんでしたが、先日ようやくそれを打ったので、現時点での感想などを書いておきます。まだちょっと打っただけでよくわかってないので間違いがあったらすみません。
遅まきながらスマスロを初体験!「スマスロ北斗の拳」。
まずは、(少なくともわが地域のホールでは)バツグンの稼働をキープしていて空き台を見ることがほとんどない、「スマスロ北斗の拳」。
実はスマスロじたい、まだ触ったことなかったんですよ。もちろんハマリ台や高設定っぽい台があったりすれば打つつもりで見ていましたが、そんなのに遭遇することが一度もなかった。ていうかゲーム性があまりに複雑でよくわからず狙い目の台を発見することができなかったっていうほうが正しいか。それに、私からするとクソ台臭がプンプンのつまんなそうな台しかなくて、そういう意味でも美味しい台を探すモチベーション自体が起こらなかった。
しかしこの「スマスロ北斗の拳」は、約20年前に大ヒットし私も打ちまくった「北斗の拳」のゲーム性を完全復活させているという。細かいところには現代のパチスロとして改良が加えられているとしても、それならばシステム自体はわかっているし、ヴァルヴレイヴだのと比較すれば単純そのもの。天井狙いも基本的にはデータカウンターの数字だけを見ればOKだし、設定変更後は天井が1,268から800に短縮され、天井に到達すれば高継続の期待が高まるというハイエナ仕様。ならば私のスマスロ初体験はこの台しかありえない。
とはいうものの、私が巡回するホールのいずれも導入台数がひとケタだったこともあって、空き台になってること自体がほとんどなく、ハマリ台を発見するなんてこともない。天井狙いのメインとして働いてくれるのはまだまだ先の話かな・・・といったところでしたが先日、あさイチから405回で当たりナシ、前日最終が201回という台を発見。
空き台になっているところを見たことがなかったからデータを細かく吟味することもなく、このホールの北斗が据え置きで使われているのかそれともこまめに設定変更されているのか、その傾向はまだつかめてない。まあ毎日毎日右肩下がりのスランプを描いていることは知っていたので、人気台といえども据え置きの可能性はあるかな。リセットならあと約400G、据え置きならあと約700Gほどか。美味しくはなさそうだけど勉強のためと思えばこれくらいで手を打ってもいいか。
はじめてスマスロの前に座り、ほかのコーナーとは違うコインサンドに会員カードを挿入。貯メダルが表示され、貸玉ボタン(?)を押すと一瞬で台のクレジットが46枚に。スマホゲームとかネットカジノもそうなんでしょうが、「お金使ってる」という感覚が薄れますね。このへんは遊技を提供する側にとっては好都合なのかもしれない。
プレイ自体はふつうのパチスロ打ってるのと同じ感覚ですね。メダルをいちいち入れなくていい、ということに関してはメリットを感じないけれども、手が汚れないっていうのはいい。店によっては恐ろしく汚いですからねえ。
などと考えながら打っていますと当日800Gに到達。前兆始まれ!と願ったものの、いっこうになにも起こらず。832Gも素通りして、なんだ据え置きかよ!
前日のスランプはまさに「ザ・低設定」という右肩下がり。いやいやいやバカなの? まあ「前日低設定濃厚の台」→「据え置き判明」、という流れになったとしても客はふつうに打ってくれる、という状況だから平気でこういう使い方をするんでしょうね。しかしこれを体験した客のほうは「人気台の北斗ですら設定変更もしてねえのかよ!」となって、「あの店の北斗はダメだ」→「あの店はダメだ」という悪評につながっていくのでは。
しかしこの台、レア役が重いなあ。結局据え置き天井に到達したんですけど、そこまでに2チェ、じゃない中段チェが出現したのは1回だけ。ただ引けなかっただけかな。スイカも角チェも全然落ちないし。そのぶん期待度が高ければいいけど・・・。
で、据え置き天井。宵越し含め1,300の付近でバットが肉を3つ落としてボーナス確定。揃ったのは中段7図柄、しかしオーラは「赤」!
赤オーラで単発とか勘弁してよ。小役ゲームは30Gなのね。そしてバトルパートが減少区間なのか。最初のバトルはラオウパンチ→ケンシロウ喰らう→雲が流れてて立ち上がる、という流れで継続!単発じゃなくて良かった~。
その後も順調に継続してくれましたが高継続率を示唆する演出などはナシ。途中で「無想転生チャンス」が発生、どうせハズレるんだろ、という予想通り失敗。
前日には90連くらいしてる猛者を見かけましたからこれはちょっと残念でしたが、そんな強烈な上位ATを搭載したのは愚策だったんじゃないかと思ってます。そこに割を持っていかれるより初当たりを軽くしてくれたほうがよかった。それに継続率94%で1回とかで終わったりしたらひたすらムカつくだけですしね。じっさいパチンコの「アイドルマスターミリオンライブ39フェス」では6%をイッパツで引くのなんかもう何度もやってる。
その意味では84%とか89%なんていうのもいらないのかも。66%や79%なら単発で終わってもまあ仕方がない、という気にもなり、それで爆連すれば素直に嬉しいけれども、89%だの94%では10連くらいしてくれても「これだけで終わるのかよ!」となってしまう。
で、とくにVストックなどするわけでもなく、7連目にラオウのキックにやられて終了。通常時に戻り、32Gまで様子見ようと思ってたらケンシロウが大オーラを発する演出が頻発し引っ張られ、80Gほど回してヤメ。投資貯メダル460枚と9,000円、回収は834枚で、差枚はマイナス 40枚。リセットを狙ったのに据え置きを喰らい、天井まで持ってかれたのにチョイ負けで済んだのはラッキーでした。
もし単発でも数十枚とかいうゴミ出玉で終わることはないし、初代そのものの(今となってはシンプルそのものな)ゲーム性についても文句はないですね。通常時が静かなのもグッド。ただ、現代の毎ゲーム煽りまくる台が当たり前という感覚の若い世代はどうなんだろう。「退屈」と感じる人も多いのかな。
いずれにしろ、初当たりを異次元のレベルでバンバン引いてる台をみつけないかぎり、天井に近い台だけを狙っていくことになりそうです。なにしろミリオンゴッド凱旋のようにリセット時に天井が短縮されるという機能をもっている台ですからね、各ホールが据え置きで運用するのかリセットするのか、その傾向をつかむことが重要になりますね。当分は拾えそうにありませんが、データを注視しておかなくてはならないでしょう。
「アナザーゴッドハーデス 解き放たれし槍撃Ver.」。ハイエナ台としては優秀っぽいが・・・
それと、「アナザーゴッドハーデス 解き放たれし槍撃Ver.」も先日初打ちしました。
こちらはすでに空き台がチラホラある状況に。スマスロではなく有利区間4,000Gまでの6.5号機メダル機、それでハーデスのゲーム性をどうやって再現してくれるんだろう、なにか画期的なシステムが搭載されているんだろうか、と期待していましたが・・・
聞くところではフツーに「ムダ引き」が発生する仕様らしいですね。ジャッジメントがストックされてても規定枚数に到達すれば「The End」となるらしい。それでもユニコーンのようにうまいこと有利区間切れ後にAT継続の期待をもてるシステムだったりするのかと思ったら、弱~い引き戻しゾーンがついてくるだけ。
な~んだ。北斗で一撃万枚なんてやってるそばでこんな仕様の台が置いてあったら、そりゃあ「なんだこのクソ台」としかならないでしょうね。5.9号機ハーデスもたいがいでしたが、そんな仕様なら「ハーデス」の名を冠するのはやめてほしかった、という方も多いでしょう。
そのへんは期待外れだったとしても、私にとっては「勝てる台なのかそうでないのか」が重要。その意味では天井がそれなりに強力らしいこの「ハーデス」の実力をまずは知りたい・・・
そんななかで拾ったのはAT後677Gの台。666Gのチャンスゾーンがスカって即やめしたか。天井まで行っちゃってもGODとなるのは1/3、ペルセポネで50で終わりの可能性もあるから、ここから打ってもいいのか、私にとって必要なだけの勝ちが期待できる狙い目なのかどうか、そのへんはまだわかりませんが、とりあえず勉強のために打ってみることに。
1回ヘルゾーン入ってスカ、「848」「484」の出目が出たりしたものの当たらず。天井ストッパーみたいなゾーン高確とかがあたりするのかな、と思っていましたがそういうのはないみたいですね。なにごともなく1,400Gに到達して全回転!
「来るのがわかっている全回転」ってのはエキサイティングでもなんでもないですね。意識してない時にいきなりウェイトナシで回転して「アっ!まさか!」って察知したり、ボタンがいきなり効かなくなって次の瞬間にオシッコちびるのが至福なのであって・・・天井だからといって全回転のような演出を安売りするべきではなかった。
どうせ333なんだろ・・と思ってたらやっぱり333。しかもこれ(打ったことないけど)5.9号機の「冥王召喚」の演出そのまんまなんですね。紫7が2回揃って150でスタート。そして駆け抜け。引き戻しゾーンを抜けて即やめ。投資貯メダル460枚と15,000円、回収は497枚、マイナス 653枚。思ったより負け幅は少ない。どうやら666Gチャンスゾーン後の台を拾えばそこそこ勝てそうかな。
もう1回拾えました。そのときは721G。こちらは921Gで当たって犬100。投資が貯メダル322枚、回収320枚で、マイナス 2枚。
2回ともイマイチで終わりましたが、666G前後の台を拾えれば勝っていけそうかな、という印象を受けました。それに、初代のように「400と800でゾーン高確」というあいまいなのではなく「666Gで必ずゾーンに突入」ってのがイイですね。宵越しで666を超えてるのにサイド液晶のゾーン回数の表示がゼロであればそれはリセット確定ということになる(?)わけだし、他人が打つ台をピーピングしてて宵越し666のところでゾーンに入れば据え置きなんだなとわかる。そして666を超えれば天井一直線という天井ありきの設計、天井に到達すれば(一撃数千枚という可能性は限りなく低いとしても一応は)強力な全回転が「必ず」発生する。これはまさにハイエナ御用達台。
据え置きで運用してくれるホールがあって、そのうえそこそこ稼働してくれれば相当に勝てそうなカンジですね。現在のところわが地域のホールではどうやらどこもリセットしてるようですがこれからどうなるかな。
しかし666のゾーンがスカってヤメ、という打ち方をする人は(初代の800ゾーンスカの台を捨てる人がいっぱいいたように)けっこういるだろうと思われるので、それを狙っていくのがメイン戦術となりそうです。それだけ回されれば、の話ですけどね。近いうちに通路になりそうな雰囲気なので、これからどれだけ拾えるかは未知数。
いずれにしろいわゆる「ツラヌキ」がない仕様、そして5.9号機の流用の液晶演出やサウンドがショボいっていうのもあって、あまり流行らなさそうで残念。「初代は良かった」とプレイヤーにガッカリされるだけで終わりそうですね。セット連チャン方式の「ミリオンゴッド」であればツラヌキ方式はいけるでしょうから、そっちに期待することにしましょう。
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