先の記事
当たる仕組みを理解すれば、勝つ方法がみえてくる~パチンコの巻①
にて、パチンコで大当たりを狙い撃つことは不可能、波を予測することも不可能、できることはより多く回る台=より多く大当たり抽選を受けられる台を打ち続けることだけ、ということを書きました。
今回はこの点について、もう少し詳しく書いていきます。
より安く、より多く抽選を受けることだけを考える
なぜ、パチンコで勝つためにはより安くより多く回すことが重要なのか。
冷静に考えればわかることなのですが、パチンカーの多くはそれを考えず、「なんとなく当たりそうな台」にテキトーに座っています。
遊びで打っていて、お金を無尽蔵に持っているのならそれでもいいでしょう。
しかし、テキトー台選びを続けていれば気が付いた時には遊びでしたでは済まない金額を負けている、という事態に陥ります。
安く抽選を受けることが重要な理由をわかりやすいようにサイコロゲームで考えていきましょう。
サイコロ1個で行うギャンブルを考えてみましょう。
ここに2つのサイコロゲーム屋さんが並んでいたとします。
どちらのお店で勝負したほうが勝てるでしょうか。
資金は無限に持っているものと仮定します。
A店
サイコロで6が出れば3万円の賞金をゲットできる。
サイコロを振る料金は1回5,000円。
お金を払いさえすれば何回でもサイコロを振ることができる。
B店
サイコロで6が出れば3万円の賞金をゲットできる。
サイコロを振る料金は1回3,000円。
お金を払いさえすれば何回でもサイコロを振ることができる。
パチンコもサイコロも同じ。応用して考える
算数ができればだれでもわかりますよね。
もちろん勝てるのはB店です。
サイコロで6が出る確率は6分の1ですから、理論上6回に1回、当たることになります。
A店は1回につき5,000円ですから、6回振るのに30,000円。
6回に1回、30,000円が当たるわけですから、理論上はプラスマイナス0、ということになります。
B店は1回につき3,000円ですから、6回振るのに18,000円。
理論上は賞金30,000円ひく投資18,000円で、6回振るごとに12,000円、つまり1回あたり2,000円儲かることになります。
もちろん6がなかなか引けないこともあります(パチンコでいう「ハマり」)ので、短期的にはこのとおり行かないこともあり得ます。
しかし、例えばこのサイコロゲームを十万回繰り返した場合、6が出た確率は、かなり6分の1(理論上の確率)に近づくはずです。
パチンコで勝つのもこれと同じ理屈です。
先の記事にて例に挙げた「CR真・花の慶次L3-K」の場合、大当たり確率は399.6分の1ですから、約400面体のサイコロを振り続けていると考えればいいのです。
初当たり1回あたりの出玉(先のサイコロの例で言えば、30,000円と言っていた部分)は、わかりやすいようにここでは約6,000個と考えてみましょう。実際はもう少し少ないと思います。
すると、400面体のサイコロを振って、当たりが出たら6,000個。
理論上、400回に1回当たって6,000個が得られるのですから、400回回すのに6,000個使う台を打ち続けた場合は、理論上はプラスマイナス0。
1回の当たりを引くのに平均で6,000個未満しか使わない台なら、理論上プラスになるということになります。
回る台と回らない台の差は歴然
400回すのに6,000個使う台なら理論上はプラマイ0。
その場合、1回転回すのに使う玉数は、6,000÷400=15個。
1,000円で250個借りるとして、250÷15=16.666・・ですから、1,000円で約16.7回、回る台ということ。
だから、1,000円で16.7回回る台を打ち続ければ、いつかはプラスマイナス0になるということになります(等価交換の場合)。
この理論上プラスマイナス0になる回転数を、「ボーダー」とよく言いますね。
で、仮に1,000円で20回回る台を打った場合。
1000円で250個÷20回回る=12.5個。1回回すのに、12.5個使うことになりますね。
400回回すのに使うのは12.5×400=5,000個。
そうすると、得られる出玉6,000個ひく投資5,000個=1,000個。
初当たり1回あたり、平均で1,000個、プラスになることになります。
これは(長い目で見れば)必ず勝てる台、ということになりますね。少ない投資で、同じ出玉を得られるんですから、当然ですよね。
(上記の「1回あたりの出玉」「ボーダー」などは、わざとわかりやすい数字にしたもので、CR真・花の慶次の実機とは異なります)
理解して打つだけで収支は向上する
初当たり1回あたりの出玉を技術介入によって多少増やしたり、当たるまでに使う玉数を減らすこともできますが、基本はよく回る台を打つこと、先のサイコロの例でいえば、安くサイコロを振れる台を打つことです。
どれだけ回ればいいのかについては、攻略誌やインターネットで「パチンコ 機種名 ボーダー」などのワードで検索すればいろいろ出てきます。サイトや攻略誌などによって多少違う数字になっているかもしれませんが、それはあまり問題ではないです。そこに書いてある数字を大幅に上回る回転力を持つ台を打つことです。
つねに、1,000円でどれだけ回っているかを意識すること。
回る台を打つことを覚えたら回らない台はバカバカしくて打てなくなります。
そうすれば必ず収支は向上していきます。
どうやって回る台を探し出すのか・・ということについてはまた別の記事で書いていきます。
とりあえずここではサイコロの例でみたように、
「より安く、より多くの抽選を受ければ、(長い目で見れば)パチンコは必ず勝てる」
という考え方を身につけましょう。