前の記事→「ハイパーリノ」を打ってきました!素晴らしい台でした!
にて、山佐のパチスロ新機種「ハイパーリノ」について絶賛しました。
今回は出目や演出などについて少し書いていきます。
まだ実戦が少ないので、後々間違いが発覚したらすみません。
連チャン機の「リノ」とはまったくの別物
前身機の「リノ」は連チャン機で、
トマト(チャンス1枚役を1/3で取りこぼすとトマト揃いとなる)
が揃えばボーナス高確率状態・・というシステムでした。
今回の「ハイパーリノ」は、トマト揃い(リプレイ)が
ボーナス重複役となっていて、その重複期待度は約50%だそうです。
さらに、他の停止型での特殊リプレイ(ボーナス確定?)や、単独ボーナスも備えているため、
前作のような、トマトがきてなければ絶対にボーナスの成立はあり得ない、
ということはありません。いきなりリーチ目でビックリ!ということも多くあって、
前作とはまた違った緊張感のあるゲーム性をもっています。
なので、「リノ」という名を冠して、同じリール配列であるけれども、
前作とはまったく違う台、純然たるノーマル機として考えるべきでしょう。
比較して云々すると、この台の面白さが見えにくくなります。
ほとんど勝てない出玉性能
「フル攻略で機械割101%」という「設定Y」のみを搭載している「1段階設定」マシン。
101%というのは、仮に1日ブン回して1万プレイ、30000枚投入したとしてもプラス300枚。
完璧に打ってもほぼ負けるかトントン、と考えるべき性能ですね。
勝ちを目指すなら(そもそも勝ちたいなら打つべき台ではないけれども)、
「フル攻略」を目指さなければなりません。
この台で、打ち手によって差がつく部分は、
「通常時のリンゴ」「ボーナスを迅速にそろえる」「ボーナス中の技術介入」。
このへんについて書いていきます。
完全攻略のためには、左リール「ナリバ」狙い
前作は変則押しをすることにより、
「設定差のあるチャンス1枚役を察知できる」
「チャンス1枚役察知により、左リールの3択がアツく楽しめる」
「高確率状態からの転落ピンチ目を察知しやくすくなる」
などのメリットがありました。
しかし、今回の場合はトマトは3択とかではなくリプレイなので、取りこぼしはなし。
高確率状態とかはないノーマル機。
リール配列は同じなので変則押し時の法則はだいぶ流用できるようですが、
完全攻略のためには変則押しは推奨できません。
中と右リールにはリンゴ(10枚)の取りこぼしポイントがあり、
かといってリンゴ付近を狙うと
単独ボーナス時に成立ゲームで揃えることができなくなります
(赤7、BAR付近はリンゴこぼしポイント)。
単独ボーナスがめったにないのならそれでもいいですが、侮れない頻度で発生します。
単独ボーナス成立→リーチ目→3枚投入→ボーナス入賞、という流れになると
3枚を余計に使うことになりますから、ここはできるだけ成立ゲームで揃えたい。
そうすると、左リール第一停止で「7・リプレイ・BAR」(ナリバ)狙いで打つのがベストではないかと。
ナリバ狙いでもエキサイティング
前の「リノ」を打ち込んでいた人は、「ナリバ狙い」は退屈だと感じるのではないでしょうか。
3択でアツい!という瞬間がなくなりますからね。
私もそう思っていたのですが、全然そんなことありませんでした。エキサイティングです。
今回は3択じゃないですしね。
トマトは頻繁にくるし、リンゴの成立頻度も絶妙です。
まず、左リール枠上~上段にBARを狙います。以下、すべて現時点までの実戦上の話。
枠上にBAR停止の場合はレモンorハズレ。1枚役もある?(追記:1枚役も普通にあります!)
上段にBAR停止の場合激アツ。リンゴorトマトorボーナス成立後のレモン。
(追記:確定リプレイもあります。)
BARはトマトの代用図柄のようです。
リンゴこぼしで1枚役停止?
BARが中段に止まれば鬼アツ、ていうかたぶん確定!。中段トマトorボーナス成立後のレモン。
いまのところそれ以外の成立役は体験していません。
BIGとの重複確定という話です。
この打ち方の場合、右下がり以外のレモンはボーナス成立後でしか揃わないようです。
BARが下段、つまり「ナリバ」停止で、通常リプレイorトマトor単独ボーナス。
前作では、それ以前にトマトが来ていなければ「ハイハイ、リプレイね~」でしたが、
今作はトマトが頻繁に来るし、単独ボーナスもあるためチョイアツ。
ここで中リールにも7BARを狙います。
中段に7が止まればボーナス確定、トマトが止まればトマト、プラムが止まれば通常リプレイ。
7がテンパイすれば高確率で告知が発生します。
ここできちんと7BARを狙わないと、ふいに来る単独ボーナスを成立ゲームで揃えられません。
気を抜いているといきなりリーチ目でバシャーン!という衝撃告知が・・。
↑ちょっと油断して、リプレイのつもりでポンポン、って打ったら右リールでハズれて告知発生で悶絶!嬉しいんですけどきちんと打ってれば3枚のロスを抑えられたはず。
中段に赤7がとまった場合は通常リプレイ確定か。
トマト後のゲームでは「セーフ!」という出目でドキドキしますね。
ボーナス成立後はリプレイ確率がアップしている(と思う)ので、
トマト後だけはドキドキ目に昇格。
赤7が下段に停止した場合はハズレorレモンor1枚役or確定リプレイ。
基本的には残念な出目ですが、ふいに中リールでリンゴがテンパイして(たぶん確定リプ2確)
右リールがフリーズして告知発生、とかありますから気を抜けません。
ここまで滑って単独BIGとかあるんでしょうか。いまのところ未体験。
赤7が枠下に落ちて「トマト・レモン・リンゴ」が停止したら、トマトorリンゴor確定リプレイ。
↓リンゴを目押ししてリンゴもトマトもハズれたら確定リプレイです。
この一連の流れを単調とみる向きもあるでしょう。
しかし、これだけシンプルだからこそ、ふいに訪れるアツい(もしくは入りの)瞬間に
のけぞるわけです。そして、この台の場合は、飽きる暇がないほどにその瞬間が頻繁に訪れる。
そうすると、あっという間に時間が過ぎていきます。
告知演出も楽しい
前作にはなかった、ボーナス告知演出を搭載しています。
「バシャーン!」ていう感じのなかなかキモチいい音ですが、タイミングは実に多彩。
何の前触れもなくいきなりレバーオン時に告知で単独ボーナスとかもあります。
上記の「ナリバ」狙いで打っていると、7がテンパイした瞬間に告知が発生することが多かったです。
ニューパルDXばりに、ちょこっとだけシャッターが開いたりとかいう演出もあるらしいですが未体験。
さらに、リールスタート音の「遅れ」も搭載。
ハナビくらいのチョイ遅れと、ものすごく遅れるロング遅れを体験しましたが、
チョイ遅れの場合はリンゴでガッカリ、もけっこうあるようです。
チョイ遅れはリンゴorトマトorボーナス、でしょうか。
ロング遅れは1回しか体験していませんがBIGでした。
ボーナス中の技術介入はカンタンだが・・
ボーナス中の技術介入によってMAX獲得になる、という要素もあります。
こちらもカンタンなので特に問題ないですが、
REGの場合は慎重にやらないと、要ビタ押しでゲーム数が少ないので、
成功しないうちに終わっちゃうこともあるかもしれません。
BIG、REGともに、中リール中段にいずれかの7を停止させ
(REGは要ビタ押し、BIGは上段or中段に押せばokらしい)、
7が中段に止まり成功したら左・右の順で適当押しすれば14枚役獲得。
これを1回だけ行います。
ボーナスの回数が多くなりますから、ここは確実に成功しておかないと厳しいです。
「出目でアツくなる」台の楽しさが広まってもらいたい
まあ、同じ場所を狙い続けていれば法則は単純なので、
「退屈」と思う人もいるでしょう。
しかし、もともとパチスロってそういうものだったわけで、
このシンプルな楽しさが見直されてほしいと思っています。
私が5号機史上屈指の神台と認定している「(初代)新世紀エヴァンゲリオン」も、
同じところを狙っているとひたすら同じような出目になる台でしたが、
リーチ目の法則が超単純だったため、液晶演出との絡みも含めてまったく飽きない仕様になっていました。
レバーオンから第3停止までいつでも期待できるポイントが用意されており、
だから入りの瞬間に「うおぉ~!」と悶絶できるわけです。
この「ハイパーリノ」も、同じような快感、飽きのこない楽しみを堪能することができる台ですね。
「ハイパーリノ」が爆発的ヒットになるとは思わないですが、
とにかく「リール出目演出が主役の台」の楽しさが見直されるひとつのきっかけになってほしいです。
ここ数年はアクロスがそれをやってくれているわけですけど、
山佐だってリメイクすれば面白そうな名機はまだまだたくさんあるんですから、
この調子で頑張っていただきたいです。
また、ハイパーリノの実戦記事を書きたいと思ってます。