この記事の前篇・中篇にて、パチンコ・パチスロ店員に
目を付けられるリスクを冒してまで、目の前のおいしい台を
つかむために掛け持ち遊戯をするのは愚かなことだ、
ということを書きました。
そんなことしなくてもおいしい台は他にもあるのに
目の前の台すげえおいしい!なんとかしてとらなきゃ!!
と思って、Aくんは掛け持ち遊戯という愚行に走ったわけですが、
その後私は隣の店に行って、アナザーゴッドハーデスの900くらいハマっていた
台をつかみ、快勝しました。
私は、彼に文句を言ったり、店員に彼の掛け持ち遊戯を言いつけたりせずに
他の台を探した結果、そんなめんどくさいことをせずにおいしい台に
ありつけたわけです。
つまり、視野が狭いから(すなわち実力がないということ)、
インチキをしてでもおいしい台を確保しようとするのです。
ほんとうに実力があれば、目の前のこと以外のことも見えているから、
他人に台を取られたからといって慌てることもない。
他の客に目を付けられる、嫌われるリスク
マナー違反、ルール違反の行為は、店員に嫌われるリスクのほかに、
他の客に嫌われるリスクも伴います。
あまりに目立つことをしたり、アコギなことをしていると、
どんないやがらせを受けるかわかりません。店員に、
「アイツはプロらしいぜ。出禁にしろ!」
と言いつけられるかもしれないし、車をいたずらされたり、
最悪いきなり殴られたりするかもしれない。
ミリオンゴッド凱旋に変則押しを繰り返して、
ペナルティを仕込んでおくかもしれない。
それを考えて、私はAくんを咎めたり、店員に言いつけたりすることをしませんでした。
まあ、報復を恐れたわけではなく、そんなことまでして天井台をゲットしたいとは思わないだけです。
どうせ、放っておいてもこういう輩はいつか負けが込んでパチ屋に来なくなりますから。
おいしい台を人にあげて、結局得した話
こういうこともあります。
私の隣でプレミアムビンゴを打っているオバサンがいて、
1190ゲームくらいでヤメようとしたんです。
プレミアムビンゴの天井ゲーム数は1222ゲーム+前兆なので、
3000円ほどで天井ですね。
ここでAくんのような、心に余裕のない人はすかさずスマホを投げ込む
ところですが、私はオバサンがちょっと気の毒で、
「あと3000円くらいで当りますよ。単発かもしれないけど。」
と、教えました。それでもやめるならその台をもらおうとは思っていましたが。
オバサンは天井を知らなかったらしく、お金もあったようで、
「あ、そうなの?」と、追加投資して、天井BCをゲットしました。
5連くらいで終わってしまいましたが、オバサンはありがとうを連呼しつつ、
コーヒーを買ってきてくれました。オバサンはそのコインを流して帰っていきました。
しばらくして、そのことも忘れたころ、いつものようにホール内をウロウロしていると、
そのオバサンが「AKB48薔薇の儀式」を打っているのを見かけました。
私はほとんど忘れていて声もかけなかったのですが、オバサンは私を見つけると
寄ってきて、「いま打っているAKBを打ってくれないか」というのです。
その台はボーナス後のART準備中でした。
時間がなくて帰りたいから、台をあげる人を探していた、
というので、私はありがたくいただくことにしました。
私はそのときまでAKB薔薇の儀式を打ったことがなくて、
最初はなにがなんだかわからず打っていたのですが、
10ゲームくらい打ったところで、残りゲーム数が
800とかになってることに気付き仰天。
そのまま閉店まで打って、4000枚ほどいただいて帰りました。
他にも、いつも目押しをしてあげている人から、
取りきれないARTなどをもらったことが何度もあります。
別に、こういうことを期待してやったことではありませんが、
つまり他の客に嫌われるようなマナー違反、立ち回りなどを
していると、こういういいことは少ないということです。
(天井寸前の台をやめる人がいたら教えてあげるべき、
と言っているわけではありません。要は、大きな目で考えれば、
ガツガツする必要はないということが言いたいのです。たとえば
私がAくんのこと快く思っていた場合、私が取りきれないARTを
Aくんにあげるかもしれないし、立ち回り上有益な情報を
Aくんに教えてあげるかもしれません。)
勝つためには良い客になること
基本的にパチプロは、ホールにとっては招かれざる客のはずです。
だから、せめてホールの決めたルールやマナーくらいは守らないと、
自分で自分の首を絞めることになります。
ホールにとっては良い客とは適度に負けてくれて、しかも
継続してきてくれる客でしょうから、
パチプロは「良い客」にはなりえないんですけど、
ここでいう「良い客」は、目立たず、おとなしく、
面倒をかけず、店員のいうことを守る客、のことです。
掛け持ちしたり、台やボタンを強打したり、並びで不正したり、
そういう人が減ってほしい、というのが、
このブログを開設した理由のひとつでもあります。
次からは、いよいよ、稼ぐために具体的に
するべきことについて書いていきます。