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「ぱちんこ未体験」の方に新たにぱちんこファンになってもらうには?

1990年代半ばには3,000万人に達したとされていたぱちんこ遊技人口は、その後ひたすら減少を続け現在は800万人程度になったそうです。

私はぱちんこ業界人ではありませんが、遊技人口が減る→ぱちんこホールが儲からない→出玉が渋くなる、となれば、ぱちんこで得た特殊景品を売却した利益を食い扶持にあてている私としては非常に困るわけで、現在のぱちんこの斜陽っぷりには心が痛むし、我がことのように「どうすればみんながぱちんこをうってくれるようになるんだろう」といつも考えます。

ぱちんこホールも「客商売」とするなら(そう考えてない業界人が非常に多い気がするけれど)、ふつうの感覚でいえば売り上げを増やす方法は、客数を増やすか客単価を増やすか、ということになりますね。

しかし、客数を増やすということは非常に難しい状況、それが長年続いている。これはコロナ云々以前の問題で、その原因は書ききれないくらいたくさんあると思いますが、そこでぱちんこ業界は「客単価を上げる」ことに血道を上げる戦略を採用した。つまり、客が増えないんなら既存の客にもっとカネを使わせろ、ということ。遊技機の規則が変わって出玉性能が低くなっても、考えることは「いかに荒波を実現してカネをたくさん使わせるか」ということばっかり。

とはいっても、客の大部分は庶民であり、そんなにカネを持ってる人ばかりではない。客単価を上げる戦略はいつか破綻するはず。やはり客の数を増やす努力をするべきなのでは。

「はじめてパチ屋に来た」みたいな人はまったく見かけなくなった

客数を増やすためには、

・新規客を増やす

・既存客の来店頻度を増やす

ということになりますが、既存客の来店頻度を増やすことについては、どこのホールも一生懸命やっていますね。新台入替をしょっちゅうやり、いちいちLINEを送ってきたり。

問題は新規客。業界人のブログなんかを見ていると、「ほかのホールの客を奪って新規客にする」という発想はよくみかけるんですけど、まったくパチンコをやったことがない人に、あらたにぱちんこファンになってもらう、ということを一生懸命言ってる人や、そこに注力しているホールなどはほとんど見たことがない。

これは、後述するようにそれがとてつもなく難しいから(難しくなってる原因は業界側がつくってるんですが・・・)であり、とにかく自分の法人が生き残ることを最優先に考える経営者ならば初心者の客をあらたに増やすよりも既存客の来店頻度増や客単価アップを目指すでしょう。

しかしそれももう限界にきているように感じますね。ぱちんこ好きなお客さんも、みんなもうカネに余裕がなくなってきて、どんどんパチ屋に来なくなっている。コロナによる不景気ももちろんあるでしょうが、基本的に勝てないから当たり前。

 

一昔前は、まるっきりの初心者っぽいお客さんが、連れの人から遊び方を教わりながら打つ姿や、知識不足のために打ち方がややこしい台でものすごく損する打ち方をしていたり(4号機「ナイツ」のBIG中に全部順押しでプレイしちゃってた人とかしょっちゅう見た)する人をけっこうみかけたものですが、ここ数年はほとんどそういう場面に遭遇しませんね。パチ屋に行っても毎度毎度みたような顔ぶればかり。初心者が誰かから打ち方を教わってるところどころか、目押しヘタクソなご年配が目押しを頼んでいるところなどもあまり見なくなってきました。

やはり、やったことないけどぱちんこやってみよう・・という人はいまどきいないんでしょう。

そういえば、私がぱちんこを始めたきっかけはなんだったか。そのへんを思い出しながらこの問題について考えてみることにしましょう。

友達に誘われて初めて打ったのが羽モノパチンコ

はじめてパチ屋に入ったとき。あまり覚えてないのですが、パチ屋に行った動機というかきっかけは、多くの人のパチ屋初体験がそうであるように、「友達に誘われた」から。高校生の時でした。たしか制服ブレザー姿でそのまま入ったけど、店員さんからはな~んにも言われなかった。あのころのパチ屋はあらゆる意味でユルかったですなあ。昭和は遠くなりにけり。

パチンコ依存症からの脱出①~パチンコ・パチスロ自分史~

はじめて打ったのはたしかパチンコ羽モノ。現金で200円単位で遊べました(いや違うか?100円玉入れたら玉が出たっけ?よく覚えてない)から、その意味ではガキにもハードルは低かった。数千円負けて帰ったと記憶しています。しかし、要は玉がVに入れば大当たりとなって玉が増える、その玉をカウンターで得体のしれない金商品に交換し、それをまた古物業者の怪しい窓口に持っていくとおカネにかえてくれる・・というシステムを初めて知り、ガキの分際で知ってはいけない世の中の裏側を知ったような気になった。その背徳感がなんとなく楽しかったし、とにかくVに玉が入ればよくて、しかもそのVゾーンにはなんとなくスポッと簡単に入りそうな気がした。それだけでおカネが増えるなんて、すごくいい遊びじゃないか?!とも思いました。

大学生になってからさらにぱちんこにハマっていきましたが、それは誰かが「あの店のびっくりマンのモーニング凄いから勝てるぜ」とか、「綱取物語のモーニングは美味しいぜ」とか、「あの店のダービー物語は連チャンが凄いぜ」とか、「アラジンで集中引いちゃえば一撃5,000枚とか出ることもあるぜ」とか、「あの店のリノは裏モノだから爆発するぜ」とかいうことを教えてくれて、「そうか、勝てるのか、じゃあ連れてってくれよ」となって一緒に打ちに行く、ということが積み重なった結果だった。「誰かに誘われる・教わる」というきっかけがあって、「勝てそう」という期待感を抱かされて、そして実際に(トータルでは絶対に負けていたはずだけれども)台に関する知識や止め打ちなどの技術がなくとも、そこそこ成功体験を積むことができた。

成功体験を積んだし、なんとなく勝てそうな台があるから、また成功を積み重ねたくてまたパチ屋に行く。こうなってしまえばもうきっかけはいらない。ひとりで繰り返し行くようになります。

そして繰り返し行くなかで、パチンコやパチスロそのものの面白さを理解するようになり(ニューパルサーが私にパチスロの醍醐味を教えてくれた)、長年にわたりパチ屋に通うようになったのです。

あらたなパチンコファンを増やすのに必要なものは・・・

思うに、多くのパチンカーやスロッターがぱちんこファンになった流れは、私の体験と同じような感じなんじゃないでしょうか。必要なのは、

①誰かに誘われた・教わったというきっかけ。

②「なんとなく勝てそうな気がする」っていう期待感

③実際にたまには勝って積んだ成功体験

だと思うのです。②と③のループになれば、ぱちんこにハマることになる。トータルで負けていたとしても、たまに勝てばそれで気持ちよくなれるから関係ない。

 

しかしこれが、現在においてはいずれも難しい。

ぱちんこ未体験者をパチ屋に誘うのは勇気が要る

多くのパチンカーのパチ屋初体験は、誰かに連れてってもらった、ということであろうことは間違いない。しかし、世間一般のぱちんこに対するイメージが最悪になっているいま、未経験者をパチ屋に誘う、ということをする人がそんなにいるとは思えませんね。

あたらしく彼女ができたとき、その彼女に「俺ぱちんこ好きなんだよ」「今度のデートはパチ屋ね」って言うのは、彼女がぱちんこ未経験者であったなら、とてつもなく勇気が必要なことなのでは。ええ~ぱちんこ好きなの?ギャンブル依存症なの?ってゲンメツされる可能性が。

それに、仮に彼女が「ハイ」って言ってくれて一緒にパチ屋に行ったところで、はたしてふたり以上で連れ立ってパチ屋に行くという行為が楽しいかというと、私は「否」としか言いようがない。基本的にぱちんこはひとりでやるものだし、パチ屋はひとりで行くところでしょう。

だって、遊びで打ちに行くなら、出るかどうか、楽しめる展開になるかどうかは、ほとんど運否天賦ですもんね。私も若いころは友達と打ちに行くことはありましたが、私が「兜」の裏モノで数千枚出してるあいだに友達がジャグラーの裏モノで1,800ハマリを連発で喰らったときはほんとに気まずかった。連れ打ちなんてのはそんなことばっかりですよ。仮にふたりとも出てエキサイティングな展開になったとしても、子供だましのマンガ液晶演出とギャアギャア煽るだけのド派手な役物アクションとかをみて、彼女が喜んでくれるとは限らない。

そもそもパチンカーとぱちんこ未体験者では金銭感覚が違いすぎる。1,000円も投じて3分ももたないとか、ふつうなら「ばかばかしい」としか思わないでしょう。未経験者を誘うなら、「遊技代金は全部奢ってやるから!」って言うしかないと思いますね。

いずれにしろ、ぱちんこに対して世間がもつイメージは90年代とは比較にならないくらい悪いし、遊技台にもそれほど魅力があるものはない。その状況では「未経験者を誘う・誘われる」というのは期待できない。

勝てそうな気が・・・まったくしない!

次に問題なのは、「勝てそうな気がしない」ということ。これは遊技機の仕様や演出の見せ方などが問題ですね。ボッタクリ営業をするホールのせいもあるか。

パチンコにしろパチスロにしろ、まとまった出玉を獲得するまでに越えなきゃならないハードルが多すぎるし高すぎでしょ。実際はそうでもないとしても、心理的に「どうすりゃあ出るんだよ」という絶望感しかない。「当たるかも」「出るかも」という期待は全然持てないものばかり。

これは今に始まったことではありませんけどね。荒波仕様にして客が一撃を狙えてホールが儲かる台っていう方向でやってきた結果がこれ。1,000円使っても10回チョイしか回らないのに大当たり確率は1/319、しかも当たったとしても大部分は数百個の玉が出るだけであっというまに終わっちゃう。パチスロもそんなのばっかり。これのなにがおもしれえんだ・・となっても無理はないでしょう。

「当たる気がする」っていう心理にもっていくためには、やはりいつも言うように、演出やゲーム性を徹底的にシンプルにするしかないでしょう。ハナハナやジャグラーが面白いのは、「次のゲームでペカるかも」っていう期待が毎ゲームもてて、ペカりさえすればすなわち当たりだからでしょ。ハードルが高いとは感じない。対して大部分の台は、天井までもってかれるのが前提だったり、やれモードがどうのこうのややこしかったり、液晶が非作動なら1ミリも大当たりに期待できなかったり、周期抽選に到達しなければ絶対に当たらなかったり、というふうに、やたら複雑なゲーム性にして「当たって出玉を得られてうれしい」というところまでのハードルを高くするから、「勝てる気がしない」というふうになってしまう。

私が若いころにハマった90年代前半のデジパチを思い返してみると、ダービー物語や花鳥風月のような保留連チャン機にしろ、綱取物語や春夏秋冬のような数珠つなぎ連チャン機にしろ、「なかなか連チャンしない」という体験はもちろんあったとしても、「連チャンまでのハードルが高い」と感じるようなことはなかった。多くの台は、内部的な抽選には連チャンへのハードルがあったとしても、「ハードル」「関門」と感じさせる煽り演出はないから、「どうすりゃあ出るんだよこのクソ台!」っていうふうには感じなかった。「次に期待しよう」と思うだけ。連チャンしなかったとしてもそこそこの出玉になりましたしね。

 

パチンコ初心者を連れてったとして、初心者の台が運よく当たったとしても、そこで素直に「やった~!よかったねえ!」って言えないしねえ。「いやいや、ここの演出で成功してラッシュに入らなきゃならないんだ!」ってなって、演出成功でラッシュに入ったとしても「やった~!」とはならず、「いやいやいや、ここから連チャンするかどうかは全然わからないんだ!」となる。そして連チャンしたとしても、「いやいやいやいや、ここでショボいほうの2ラウンドだと出玉が増えないんだ!」と言わなきゃならない。喜びを得られるまでのハードルが多すぎるんだよなあ。図柄が揃ったら1,000発!たまにちょっと連チャン!っていうだけのゲーム性なら、数字が揃って「やった~!」って素直に喜べるのに。そこで「1,000個だけなのかよ!」とかいう人はもう放っておけばいいのです。シンプルでわかりやすいゲーム性にして新しいファンを獲得するほうが長い目でみたらトクでしょう。そういうシンプルな台を増やせば、「当たる気がしねえ」「うるさくてややこしくてムカつくだけだからぱちんこやめた」というオールドファンも戻ってくるのでは?

成功体験を積むのが難しい

やたらとややこしいシステムを導入することによって、知識介入がないと絶対に負けるようになっていたり、基本的にいつも激ショボ、ごく稀にめちゃめちゃ出る・・・という歪んだゲーム性にされた台ばかりだから、先述のように「勝てる気がしない」ということになると同時に、ビギナーがたまたま勝って「ぱちんこっておもしれえんだな、けっこう勝てるんだな」というふうになる確率がものすごく低くなっている、というのも、新たなぱちんこファンが増えない要因でしょう。いわゆる「ビギナーズラック」がなかなか起こらない。

私はずっと「『勝率』などということを気にしていると勝てない」と言ってきましたが、

パチンコ・パチスロ:「連敗」とか「連勝」とかいうとらえ方を捨てよう!

勝っているうちにやめる、という考え方

それはぱちんこでカネを稼ごうっていう場合にっていう話であって、あくまでも遊技としてぱちんこを楽しもうとするなら、「勝率」はやはり重要になってきますね。せめて、半分よりちょっと多いくらいの割合で負けるけど、半分よりちょっと少ないくらいの割合では勝つ・・・っていうくらいじゃないと、「勝てそうな気」はしてこない。

遊びで打つ層はトータルでの収支など気にせず「その日に勝ったか負けたか」だけを問題にする人が大半だから、やはりシンプルな出玉システムにして、「勝率」がそこそこ高くなる台を増やさなきゃダメなんじゃないのか。

 

それではパチ屋が儲からないのか。しかしそれでやっていけないのなら、もうビジネスモデルとして崩壊してるということなのでは。出玉を良くして客の勝率を上げるのが無理なら、交換率を思いっきり下げる、もしくは定量制やラッキーナンバー制などを復活させて高設定や甘釘を大量投入するとか、そういうことはできないのかなあ。たとえ金額的には負けたとしても、メダルや玉がジャカジャカ出て楽しんで帰ることができればまた来てくれるかもしれないでしょ。

なんだかんだ文句言ったところでなにもできないが・・・

ぱちんこ業界、ていうかいつも行っているなじみのホールに生き残ってほしいから、こういうふうに「どうすればパチ屋の客は増えるのかなあ~」なんてことを考えるのですが、私にできることはなにもない。べつに必要もない景品を買ってあげたりとかしますけどね、遊タイムハイエナをするような人間は店にとって迷惑であることは間違いないわけで、私がこんなことを書いてるのもその意味では矛盾そのもの。こんな記事には1ミリも意味がない。

ぱちんこ未体験者に「ぱちんこ打ってみようかな」って思ってもらうためにこのブログでなにをすべきなのか。これまで「初心者向け」と称していろいろ書いてきたものの、「未体験者」に向けて「超入門」を書くことはなかったから、そういう方向でなにかを書くのも必要なことなのかな。

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