過去数回、パチ屋でのマナーについて書いてきました。
個人的には、一番我慢できないのは「貧乏ゆすり」なんですけど、
これはもう病気に近いもので、マナーとはちょっと異なると思っているので、
もうしょうがない。目に入らないようにするか、
ほんとにすごい人の場合、休憩などをして、その人がいなくなるまで離れるようにしています。
で、今回は、台の強打(とくにPUSHボタン)について。
気合がこもる気持ちはわからなくもない。・・でも・・。
パチンコでもパチスロでも、いまや演出用PUSHボタン搭載が
当たり前になりましたね。
一説には、「ドツキ」(リーチなどが発生したときに、大当たりの出目で
止めようとして、揃いそうな瞬間に台をブッたたく)行為を防止するために
つけられた、ということですが、その目的は達成されてるんでしょうかね?
いまは、「ドツキ」防止というより、ゲーム性をたかめるために利用されることが中心のようです。
ここぞというときに「押せえ!!!」と言われるので、
どうしても強打してしまう人が多い。
「連打しろお!!」と言われると、まるでチンパンジーのように腕を上下させて
バシバシバシバシブッたたく人もいますね。中高年に多いです。
私も、たとえばミリオンゴッド凱旋で、
ブー!液晶にチャンスボタン出現→PUSHボタン押下→
サイドランプ第1が点灯(中段黄7or赤7or特殊役orGOD、つまり超アツい)
ともなれば、強打はしませんけどチャンスボタンを押すときは
「ペオン!!(フリーズ)でお願いします!」と心の中で叫びながら、
気合を入れて押すわけです。
だから、エキサイトしてしまう気持ちはわからなくもない。
しかし、中には「ボタンを押すことによって、自力で当てる」
ことができると思い込んでいる人や、そうでなくても、
自力で当てられるという感覚に陥っている人などがいるように見受けられます。
当たるか否かには関係しないことを腹の底から理解してほしい
こういう人はやっぱり、パチンコ・パチスロについてきちんと理解していないから、
ボタンを押すことで当たる確率を高められる(という感覚に陥る)と信じてしまう
のだと思います。もしくは、大当たりには関係しないということは
承知しているけれども、楽しむため、エキサイトしているため、やっている人も多いでしょう。
しかし、ボタン強打は立派な迷惑行為です。
大当たりとは関係ないことを理解し、強打するとまわりに迷惑、
ということがわかっていれば、強打という行為におよぶことはないと思うんです。
大当たりするかどうかは、「押せえ!」と言われる前に決まっています。
パチンコなら、玉がスタートチャッカーに入ったとき、
パチスロなら、レバーを叩いたときにすでに結果は決まっている
(パチスロで、「レバーを叩けええ!!!」と言われることもあり、
そうするとレバーを強打してしまう人がいる。困ったものです)。
だから、「押せえ!」「連打しろお!」「叩けえ!!」は、
ただ単に「ホラホラ、当たるかもしれないよ!アツいよ!」
と、煽られているだけにすぎない。
そこを理解していれば、もうちょっと冷静に、というか、
当たる展開でなければ「ハイハイ、めんどくせえなあ」となって、
思い切りブッ叩く・・という気にはならないと思うんですけど。
「静かに押すこと」に、なにか特典をつけることはできないのか
数年前のパチスロで、「シンデレラブレイド」という台があって、
「おしりペンペンタイム」という上乗せ特化ゾーンを搭載していました。
ボタンを連打すると、継続抽選にもれるまで、女の子のおしりをペンペンし続け、
上乗せし続ける・・・という演出なのですが、
ボタンを連打せずに演出をキャンセルすると、上乗せゲーム数の期待値が
若干落ちる、という仕様になっていました。
つまり、めんどくさがらずにボタンを連打しないと、少し損をするのです。
ふだんは「連打しろ!」とか言われても、うざったくてキャンセルしてしまう私も、
損すると言われてしまえば連打せざるをえませんでした。
というように、パチンカー、スロッターは、「得するんなら、めんどくさいことでもやる」のです。
ここで考えるのは、それなら、その習性?を利用して、
「バシバシ強打すると損をする」
「やさしくボタンを押すと得をする」
という仕様にすれば、周りの迷惑になるような強打をする人が減るんではないか?ということです。
液晶演出で啓発すればよい
いちばんいいのは、「当たっているのに、強打すると当たりが消滅する」
という、パチスロでの変則押しペナルティみたいなのを搭載してくれること。
こうなれば、ほとんどのプレイヤーは静かに押すでしょう。
それが不可能ならば、液晶演出で、静かに押すようにもっていくだけでもよい。
たとえば、静かに押すとプレミアム演出の出現確率がアップするとか。
萌えキャラに、
「ボタンは静かに押してね💛」
「ボタンを静かに押すと、いいことあるかも!♡」
とか言わせるとか。
一部のパチスロでは、変則押しすると液晶での連続演出が強制的に終わってしまいますが、
それと同じように、強打すると演出が終わり、いかにも強打したためにハズレるように見せるとか。
いまの台の液晶演出では、逆のことを言っていますよね。
「レバーに力を込めろ!!」
「気合を入れて押すんだぜ!」
「押せえええええええええ!!!」
では、ブッ叩きたくなるのも当たり前。
ドナルド・トランプはいかにもボタンをバシバシ叩きそう
余談ですが、アメリカ大統領候補のドナルド・トランプ氏。
この顔をみると、パチ屋でボタンをバシバシ叩いたり、
ドル箱シェイクしたりするオヤジさんたちを連想します。
そして、1000回ハマろうものなら、店員に
「なんでこんなにハマるんだ!おかしいだろ!」とか文句を言いそう。
こんな下品なオヤジが、大統領候補になってる時点で、もうアメリカはヤバい
と思っているんですが、これはアメリカだけの問題ではないのに、
アメリカ国民にしかなんとかできないのが怖い。
こんなオヤジに、超大国をまかせられると、アメリカ国民の半数は
ほんとうに思ってるんですかね?
トランプは、不法移民を排除とか主張しているけど、
そもそもアメリカの白人は、アメリカ原住民からみれば、
不法にアメリカにわたって、植民支配した人たちの子孫ではないか。
パチ屋店員は強打する客にもっと注意するべき
私は、トラブルになるとめんどうくさいので、めったに
他人に注意することはしません。多くの人もそうでしょう。
ここで、店員さんは仕事をきちんとしなければならない。
異常な強打、台パン(台そのものを叩く)を繰り返している客には、
もっと注意するべきです。
台の故障防止もあるが、ふつうに打っている他の客が
おだやかに楽しむために、それは店員の義務であるはずです。
これをやらないのは、怠慢というしかない。
プレイヤーの皆様には、パチンコ・パチスロの仕組みを理解し、
ボタンを静かに押す習慣をつけてほしいこと、
店員さんには、強打する客にもっと注意を払うこと、
メーカーには、客が強打する気にならない台をつくってもらうことを、
切に願いつつ記事を終わります。