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パチンコ新機能「遊タイム」はパチンコ人気復活に寄与できるのか

パチンコ遊技機メーカー35社で構成される日工組(日本遊技機工業組合)が、パチンコ機の「時短」や「確変」に関する内規を改正、その改正によって実現する新機能「遊タイム」について発表した・・・というニュースを目にしました。

アミューズメントジャパンWEB 「遊タイム」など時短機能が拡充 パチンコに新たなゲーム性

 

パチンコにも「天井」機能がつけられるかも・・という噂は聞いていましたから、「オっ、本当にそうなるのか?」と思ったのですが、よくよく見てみるとどうも厳密には「天井」機能とは言えないようです。

「順次、形式試験申請中」という話なので、近々現実に導入されることにはなるんだろうと思われます。

今回はこれについて思うことを書いておきます。

「大当り後」以外からも時短突入が可能に

詳しくはさきほど貼ったニュースなどをご覧いただきたいと思いますが、ざっくり言えば

 

①時短の作動回数の上限(これまでは100回)を撤廃。ただし、後述の「b時短」「c時短」については内規で上限を設ける。

②これまでは、「大当り」「確率変動」終了後に限定(←「a時短」)されていた時短作動契機が計3種類に増える。低確率中に規定回数まで大当たりしなかった場合(「b時短」)と、低確率中に特定の図柄が表示された場合(「c時短」)。

③確率変動リミッターの上限値を2個まで搭載可能に(たとえば、3回ワンセットの確変と5回ワンセットの確変を搭載、など)。

 

という変更がなされるとのこと。

 

③に関してはどうでもいいかな。

 

①はひょっとすると「大当たりの一部で5000回の時短に突入」とかにして、実質的に連チャン確定になるとかいうゲーム性にしたりできるのかな。ゲーム性の幅は広がるだろうけど、まあこれもどうでもいいですね。

 

重要なのは②。特定の図柄表示または規定ゲーム数到達で「時短」に突入する。

特定図柄表示(「c時短」)はつまりそれを引けば時短ということなので、まあ昔の台の「突然確変」みたいな感じで電サポが発動したりするんでしょう。これもまあどうでもいい。

最も注目すべきは、規定ゲーム数で時短に突入(「b時短」)する「遊タイム」と名付けられた新機能。私のようにカネのためにパチンコを打つ人間はもちろん、使えるお金が限られている一般パチンカーにとっても朗報といえます。

「ハマっている台が狙い目」:というオカルトを信じているパチンカーにとっては、(当たりやすくなることはないにしても)それがオカルトではなくほんとうのことになるわけだし、私のようなハイエナスタイルの人間には言わずもがな。それを狙ってパチスロから若い衆が流れてくるかもしれないし、悪いことはなさそうにも感じます。

しかし、たしかに朗報ではあるのですが、「これでパチンコで喰っていけるぜ!」とかいうほどのものではないですね。過度の期待は禁物です。

「天井」ではない

というのは、「遊タイム」は決まった回転数ハマって発動するもので一見「天井時短」と勘違いしそうだけれども、大当たりが約束されるものではないこと。

大当り後に発動する「a時短」には上限がないけれども、ハマって発動する「b時短」と、特定図柄で発動する「c時短」には内規で上限を設けるとのことなので、ハマリの末に時短に突入→時短中になにも引けずに時短終了・・・という流れは当然発生するからです。

「遊タイム」の時短回数は「大当り確率の分母の3.8倍以下」と内規で定めるとのことで、すると大当り確率1/200の台ならば760回転以内。分母の3.8倍ぶん目いっぱいつけられていれば97.8%くらいは大当たりをゲットできることになるので、オイシイと言えばオイシイですが、厳密な意味では「天井」ではない。

 

それに、時短が作動する規定ゲーム数は、大当り確率の分母の2.5倍以上、3.0倍以下と決められている。すると大当り確率1/200の台だと500~600回転で発動するわけで、その程度のすぐに到達するような「天井」では、ほぼ当たるようなオイシイ時短はつけられないでしょう。つまり、それさえ狙ってれば喰えるほど稼げる、というほどのものにはならないと予想できます。

しかしそれでも、時短発動に近い台であればあるほど期待値が上がるのは間違いないし、時短ゲット→時短終了or大当り終了で即ヤメ、をたくさん繰り返せれば、狙い目を間違えない限りトータルでは必ず勝てる。もしこれが普及すれば、個人的には「打つ台がない」ということが減らせるかもしれないので歓迎したいですね。宵越しは狙えるんでしょうか。狙えるならさらに嬉しい。

 

というわけで、私は歓迎したい「遊タイム」。遊びで打っている一般パチンカーも、これが搭載されれば投資金額が少なくなり、波は穏やかになるわけだから喜ばしいこと・・・となりそうですが、実際に喜ばれるかどうかはちょっとわかりませんね。

一般パチンカーにとっては、それほど喜ばれない機能かも?

時短に突入するということは、多くの台の場合は「右打ち」になるということで、液晶上ではなんらかのアクションが起こって「右打ちしてください!」とか言われるんでしょう。

すると年配や初心者は「オっ、当たった!」と思っちゃうでしょう。喜んで右打ちする。

しかし先述のように、ほぼ大当りするまで継続・・というスペックの時短にはならないと思われるので、当たらずに(つまり出玉がなく)時短終了ということがけっこうあるでしょう。

そうなれば「右打ちって言われたのに当たらねえのかよ!」とストレスを感じてしまう人も多くなるのかな、と。

ほんとうは玉持ちが良くなれば喜ばなければならないのですが、そうは考えないパチンカーはおそらく多いでしょう。パチスロの初期5号機の時も、ほとんど増えないRTに文句を言う人も多かったですから、「当たった(実際には当たってない)のに玉が増えずに終わった。なんだよこのクソ台」というふうに感じる人もいるでしょうね。

それに、時短に入って右打ちさせられたのはいいけどスルーや電チュー周辺の釘次第では時短中に凄い勢いで玉が減る、ということもありえる。

やっと時短に突入→右打ち→すごく減る→ほんとうはもうヤメようと思っていたのにやむを得ず追い金→結局当たらず終わり・・・となれば、これはもう悔しいでしょう。ふざけんな、という感情すらおぼえるかもしれない。

そう考えると、遊びで打つ一般パチンカーに「遊タイム」がウケるかというとちょっとわからないな、と。

当たりが約束されないならそんなもんいらねえ・・・という人もひょっとしているのかも。

 

しかし一般パチンカーがそう考えるなら、私のようなカネのニオイを嗅ぎまわって生きているハイエナにとっては「よく拾える」ということになるわけなので、いずれにしろその動向には要注目だな・・・と思っています。それほど美味しくなくても、少なくとも立ち回りの幅が広がることは間違いないので。

またなにか動きがあったら記事にすることにしましょう。

「遊タイム」搭載機「Pフィーバー真花月2 夜桜バージョン」を打ってきました

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