このところ私のパチンコ稼働の中心は「スーパー海物語in沖縄4MTC」から「遊タイム搭載機」に移っています。
海物語の釘がなかなかアカないからですが、ハマっている台を打つ、というだけで勝負を有利に進められる「遊タイム」搭載マシンは、パチンコで勝つ(もしくは負けを少なくする)ために必要なことを学べる、という意味でパチンコ初級者にとっても非常に有益だな、と思っています。
なので、ぜひとも初級者の方々には積極的に打っていただきたい。それによって「遊タイム」搭載機がヒットして多くのメーカーがこぞって「遊タイム」搭載機を出すようになれば、私自身も勝ちやすくなりますしね。
この記事では、初級者が「遊タイム」搭載機を狙うことの利点を書いておきます。
(関連記事→パチンコ新機能「遊タイム」はパチンコ人気復活に寄与できるのか)
投資金額をコントロールしやすい
私が現時点で打った「遊タイム」搭載機は「リング 呪いの七日間2」「モモキュンソード」「真花月2」の3機種だけなのでそのあたりを念頭に置いてすすめていきます。
これから様々なタイプの台が出てくると思いますが、この3機種にかぎっていえば、低確率(通常)状態で規定回転数ハマったらかなりの高確率で大当りをゲットできると思われるくらいの回数の電サポ付き「時短」が発動する・・という仕様になっていますね。
「モモキュンソード」は、たった500回ハマるだけで連チャン率80%といわれる「戦ラッシュ」に直行。しかも大当り1回はほぼ確実に引ける(右打ち中の当たり確率は1/8.11、「遊タイム」の時短は250回)。
もちろんその1回で終わる可能性はあるわけですが、500回という(実質的な)天井に近い台を打てばふつうに打つよりは確実に勝ちやすい、というのは誰でもわかりますよね。途中で当たったら当たったで、その当たりで「戦ラッシュ」に入らず終わる可能性はあるものの、とりあえず少しの出玉と「戦ラッシュ」へのチャンスをつかめる。
これは恐ろしく素晴らしい仕様です。パチンコ打っていて怖いことのひとつは、「ここまで回せば当たる」というのがないので、当たるまでにいったいどれだけおカネを使わされるんだろう・・・というのがわからないことですよね。
以前、→投資金額には上限を設けないほうがよい。でも・・・の記事で、「銀河鉄道999」で2181回ハマった話を書きましたが、この程度のハマリは毎日打ってれば年に1回くらいは喰らうことになる。
史上最強クラスのギャンブルデジパチ「ウルトラセブン」でも2日間で4000回オーバーハマったこともありますし、名機(初代)「ベルサイユのばら」(大当り確率1/345.5)でも2000回以上ハマった次の日にまた2000近くハマって死にたくなったこともありました。
私のようなヒマ人であれば「回ってさえいればこれくらい大丈夫」「長い目でみればこんなものはただの波のひとつ」ととらえることもできますが、お小遣いで打っているサラリーマンパチンカーや主婦パチンカーではそうはいかない。ここまで深追いしなくとも、たとえば、1日目当たらず2万負け、2日目も当たらず2万負け、3日目も当たらず3万負け、4日目も当たらず3万負け・・・とかいう展開になって、「いったいどれだけ投資したら当たるの?」と絶望したことがある人は多いでしょう。
しかし、「モモキュンソード」のような台であれば、「(当たるまでに)どこまで投資しなければならないのか」という悩みはかなり解消されることになります。
なにしろ500回に到達すればほぼ当たるということがわかっているんですから、いまの回転数と、その台がどれだけ回る台なのか、そこから計算すれば(とりあえず1回当たるまでの)投資金額はだいたいわかる。
つまり、「2万円しか使えない」という状況であれば、2万円以内に500回に到達する台を打てばいいわけだ。これは精神的にもものすごく楽じゃないですか?甘デジであっても2万円でほとんど必ず当たるという安心感はないですよね。
当たってもそこから出玉が伸びるかどうかはわかりませんが、とりあえず「目指す地点」があるので、「当たって時短が終わったらヤメよう。すると投資はこれくらいだから、最悪でもこれくらいの負けで済む」という計画、目論見がたてられる。その1台だけに限っては、投資金額と負け額をコントロールすることができます。
で、そのようにして投資金額をコントロールしたいとなると、その台が「どれだけ回るか」ということが重要になりますよね。
2万円以内で投資を抑えたい。で、目の前にあるのは「遊タイム」まであと350回だったとする。すると、1000円あたり17.5回以上は回ってほしい。
ならばこの台ははたしてどれだけ回るのか。少しでも多く回すためにはどう打てばいいのか・・・
この思考にたどりつけるかどうかが、パチンコで勝ち組になれるかなれないかの瀬戸際になると思います。連チャンするかどうかは気にする必要はないのです。それは運まかせであり、気にしても意味がない。連チャンは自分でコントロールできないけれど、少しでも回る台を選ぶことや、少しでも回る打ち方をすることや、打ち始め回転数などは自分である程度なんとかすることができますよね。「遊タイム」機を打つことにより、そこに気づくことができる。
「どれだけ回るか」を意識できるようになる
デジパチで勝つには、「より安く、より多く回せる台を打つこと」だ・・とは何度も書いています。
しかし、これをアタマで理解したとしても、「回る台を打ったから勝てた」「回らない台を打ったから負けた」と実感することはなかなか難しい。
それは結局「長い目で収支をとらえてないから」であり、1日単位での勝ち負けしか考えていないと「引ければ勝ち」「引けなければ負け」という思考から抜け出せないのです。
しかし、「遊タイム」搭載機で天井遊タイムを目指す戦略をとって投資金額をコントロールしようとすれば、否が応でも「どれだけ回るか」の重要性を認識できると思うのです。
「モモキュンソード」は天井が浅いのでそうでもないですが、「リング 呪いの七日間2」の場合は「遊タイム」発動は通常時884回ハマリ後で、(大当り確率が低いから当たり前だけど)回数としてはけっこう多い。
この台をたとえば「遊タイム」まであと400回から狙うとすると、1000円あたり20回の台を打てばあと2万円で「遊タイム」となりますが、19回の台だと約21000円。18回なら約22200円。17回だと約23500円となります。
ここで「じゃあ回転数が違ってもたいした差はないじゃん」と思ってはいけません。収支は「長い目でとらえる」のが鉄則です。1000円あたりの回転数が2回違えば天井までの投資金額が2000円以上違うなら、それを10回やれば2万円、50回やれば10万円ですよ。
もちろん、毎回必ず天井に到達するわけではないのでその計算通りの収支の差が出るわけではないですが、こういうことを意識していれば、天井に到達したときに「もっと回っていれば投資がもうちょっと少なくて済んだ」というふうに実感できると思うのです。
ここが初級者にぜひとも「遊タイム」搭載機を打っていただきたい理由です。デジパチは「当たれば勝ち」「連チャンすれば勝ち」ではなく、「回れば勝ち」である、ということが、従来のデジパチを打つよりは体感しやすいはずです。
だって、もうすぐ当たる(必ず当たるわけではないが高確率で当たる)のはわかっているんだから。もちろん早く当たるにこしたことはないけど、従来のパチンコを打つ時のように「当たるかどうか」は気にする必要はそれほどない。まさに「回れば勝ち」なのです。
「遊タイムまであと○○回転。だから投資はこれくらい」と意識して打てば、否が応でもどれくらい回っているかが気になってきます。
台の回転力を意識するようになると、パチンコは上達する
すると、「この台あまり回らねえな」とか、「あっちの店ではもっと回った」とか、「なんかいつもより回るな」とか、いろいろなことに気が付くときがくるはずです。そうなれば「釘」に注目してみようという気持ちになったり、少しでも多く回すために「保3止め」や「ステージ止め」をきちんとやろう、という気になると思います。
→勝てない海物語パチンカーに推奨する、カンタン「負けを減らす」打ち方。
「リング 呪いの七日間2」はステージが2段構えになっていて、ステージに乗った玉が落ちるまでにけっこうな時間があるため、ステージ止めはそれなりに効果があるはずです。「少しでも安い金額で遊タイムに到達したい」という意識で打てば、こういったことに取り組もうという気になると思います。従来のデジパチではなかなかそういう意識をもつことは難しい。
そうしているうちに、「釘をみる」「止め打ちする」という基本が身に付き、結果パチンコの実力が向上する・・・と思うのです。
回らないのなら、打ち始め回転数を深くすればよい
しかしまあ、どう頑張っても絶望的に回らない釘調整の場合もありますね。
それでも「遊タイム」搭載機ならばなんとかしようがあります。回らないのならその分打ち始め回転数を深くすればいいだけ。
2万円しかおカネを使えない場合。回転力が1000円あたり20回の台なら残り400回から打てば2万円で遊タイム到達ですね。でも釘が悪くて16回しか回らない台で2万円でなんとかしたいのなら、残り320回から打てばいいだけです。
するとそんな台はなかなか落ちてないので、打てない・・ということになりますが、そのときは帰ればいいのです。もしくはほかのホールを見に行く。オイシイ台だけを打つ・・というのがパチンコ・パチスロで勝つ秘訣です。「遊タイム」機はそれを見つけ出すことが容易。なにしろハマってる台を打てばいいのだから。そこで「どれだけハマってる台なら打つか」も自分で決めることができる。なにがなんでも勝ちたいと思うのなら、打ち始め回転数ボーダーを思いきり深く設定すればいいだけです。そんなに勝ちにこだわらないのなら「できるだけハマってる台」という意識をもつだけでもよい。
回転数は常に数えるのが前提
ここまで書いてきたことの前提条件は「1000円あたりでどれだけ回るか常に数える」ということですね。
私は「勝ち勝ちくん」を使ってパチンコ打っている最中は常に数えていますが、一般のパチンカーならそこまでせずともいいと思います。5000円使ったけど何回回ったかな?80回だから1000円あたり16回くらいかあ・・・とかでもいいので、とにかく投資と回転数を意識することからはじめていただきたい。
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そうすることで、「このホールのリングはだいたいいつも1000円あたり16回くらい」とわかる。すると遊タイム発動までの回転数から予定投資額がだいたいわかる。戦いやすくなります。
打ってみて、「いつもと違う」となれば、それはいったいなぜなのか・・・ということで釘に注目してみる。違いがわかれば、「この店はこういうときにちょっと釘をいじったりするんだな」という傾向もわかってくる。そうなってくると「遊タイム」機以外の台でも釘や傾向がつかめてきたりすると思います。
というわけで、「遊タイム」搭載機で回転数を意識しながら天井を目指して打つことは、勝つための戦術として有効であるとともに、パチンコで勝つためのスキルを獲得するためという意味でも非常に有益であると思うので、初級者の方はぜひとも狙っていただきたい。
そんなめんどくさいことをしたくないという人であっても、たとえば「モモキュンソード」が5台あったら、その中でも最もハマってる台をまずは選び、必ず遊タイム発動まで打ち切る・・という戦術をとるだけでも、収支はかなり改善できるでしょう。
「遊タイム」機についてはまた実戦記事などを書いていきます!