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続:「貧すれば鈍する」は真理であると肝に銘じておこう。

アメリカ大統領選。予想はしていましたが、ドナルド・トランプ前大統領が勝利したようですね。

トランプがレイシストでありファシストであり犯罪者でありウソツキでありほぼ認知症発症寸前の欲ボケFxxkin' Idiotジジイであるということは、トランプに投票したアメリカ国民の多くもわかっていたでしょう。それでもトランプが選ばれたというのは、やはり現在の状況、じぶんたちの生活に満足できてないから「現政権の副大統領にやらせても現状維持しか期待できない。バカでウソツキであっても、トランプのほうが大ナタをふるって生活を改善してくれる可能性がある」と判断した人が多かったということなんでしょうね。ハリスが有色人種で女性だったというのも大きかったかもしれない。有色人種でもオバマは大統領になったけど、ハリスはそのうえ女性ですからね。「大統領は強くなければ」という理想像をもっている国民は、その大統領が女性、というのは受け入れがたかったのかも。

ハリスのことはともかく、想像するに、ファシストの中のファシスト、レイシズムの権化、そして結果として数百万人を虐殺した大犯罪者となったアドルフ・ヒトラーがドイツで権力を握ったのも、こんなふうな流れによってだったんじゃないか。ヒトラーも第一次大戦での敗北と世界恐慌によってドイツがズタズタだったときに登場して、国民は「彼こそがドイツを救ってくれるリーダー!」と思っちゃったわけですよね。これって今のアメリカの流れと同じでは。その結果ドイツでは史上最悪最大の悲劇が起きてしまった。

ヒトラーは、ヨーロッパの覇権を握る!と大言壮語して結局失敗。トランプの「アメリカをふたたび偉大にする!」というのも、それと同じ結末をたどるのは間違いないでしょう。ハリスだったら違った、とも言えないけど、トランプの言う通りにやったらアメリカの国際的な存在感は確実にダダ下がりになり、国力も低下するのは避けられない。

そして結局アメリカ国民の暮らしも改善しない。だいたい奴が言うように関税上げまくったらさらにインフレになるのは目に見えてるのに、なに考えてトランプに投票するんだろう・・・とか不思議に思ってみていたのですが、今の生活が苦しいのは民主党のせいだ!じゃあ次は共和党だ!という思考に支配されてしまったということなのか。

今の生活が苦しいからといってトランプに投票しちゃった人は、まさにいわゆる「貧すれば鈍する」という状態に陥ってたんじゃないか、という気がする。目先のカネや生活のほうが自由や民主主義よりも大事、だから「経済を良くする!」と言うのなら(絶対に言うだけで終わると思うけど)、ファシストだろうがレイシストだろうがかまわない、というふうになってしまったのでは。ナチスのときのドイツはその結果独裁国家になって国民は自由を奪われ戦争で辛苦をなめることになったのに。トランプに投票したアメリカ国民は、独裁者になることしか頭にない老人を大統領に選んだことにより、自分たちもかつてのドイツ国民のような目に遭うかもしれない、とは考えないのだろうか。

まあ「現状維持は嫌だ!だから政権交代!」という意志を選挙権を行使することによって通したアメリカ国民は、自民党の奴隷として搾取され続けても「消去法で自民党」とかいう寝言をぬかして自民党に投票し続ける(し続けた)日本国民よりはずっとマシだし利口であるとも思える。賃金が上がらない!税金が高い!結婚や子育てなんか無理!という社会をつくったのは自民党であるのに、それに文句を言いつつもそれを変えようとしない。それを変える、って宣言してる野党もあるのに、そこには投票しない。中国のように、独裁政権に搾取されることしか選択肢が与えられないというわけでもないのに、甘んじて搾取されることを選んでいる。権力者にとってこんなチョロい国民は世界に類をみないでしょう。

先日の衆院選ではようやくそこが少しだけ変わってきたような感じになりましたが、自公が過半数割れして右往左往し、これからは野党の立案もひょっとして通るかもしれないという状況もうまれているのをみて、みんなが選挙権を行使すれば日本は変えられる、というのがわかったはず。ぜひとも来年の参院選ではアメリカにならって、「とりあえず今のクソ政権は退場させよう」という流れを加速させたい。

「闇バイト」

以前に書いた記事 「貧すれば鈍する」は真理であると肝に銘じておこう で、いままた世間を騒がせている「闇バイト」強盗についていろいろ書いたんですが、カネがないばっかりに「貧すれば鈍する」という状態に陥り犯罪に手を貸して人生を棒に振る若者がまだまだいっぱいいるらしいので、あらためてここで書いておきたい。

ひょっとするとここに読みに来てくれてる方の中にも、ぱちんこで負けまくってカネがなくて困っている、なんか割のいいバイトはないかな・・と探している、という人もいるかもしれませんからね。そういう方に考え直してもらうために役に立てば。

 

まあとりあえず「闇バイト」っていう言葉がいけませんね。もともとは犯罪グループが使い始めた言葉らしいですが、マスコミ各社にはこれを使うのをすぐにやめるようお願いしたい。求人をみてそれに応募して仕事してカネをもらう、という流れで、それはまるでバイトみたいだからそういう言葉が実像をあらわすのに適当、なのかもしれないけれど、犯罪の協力者になるということですからね、それはバイトとは言えない。

自民党の石破は「誰でもできてラクに大金を稼げる・・・そんな仕事はない」と言って注意喚起をしていたけれど、それはまあたしかにそのとおり。あるとすれば自民党の世襲議員くらいなもんでしょう。誰でも出来てラクに稼げる仕事をしてる奴らがそんなこと言っても説得力ゼロ。ほんといまの政治家は役立たずばかり。

それはともかく、私も生活費の大部分をぱちんこで稼いでいて、ハタからみれば遊んで稼いでいるようにみられるかもしれないけれども、それにしたってそれなりに時間と体力と努力を伴わないと実現できない。株をいっぱい持ってて配当で生活してたり、ちょっと本や曲を書けば印税がガバガバ入ってくる人はまさに「ラクして稼いでいる」ように見えるかもしれないけれど、そのレベルに到達するまでには凡人の想像をこえる努力をしたことでしょう。つまり「ラクして稼ぐ」などということはありえない。

最近は「ホワイト案件」「荷物を運ぶだけのカンタンなお仕事」などという文言で募集をかけるのが主流らしい。私が若いころ、反社になってしまった友達に偶然再会して「外国行って荷物もってくるだけで大金になる仕事があるぜ」と誘われて断ったことは前にも書きましたが、そんな仕事に大金を払うということ自体がおかしいと普通なら気がつくし、「自分からホワイトなんて強調するのは怪しい」とかいうふうに普通は思うはず。そういうふうに怪しんだりすることができないのはなぜなのか。

情報源がインターネットだけの生活は危ない

最近の若者はテレビも見ないし新聞も読まないし本も読まないし雑誌も読まない、という傾向が顕著だそうで、いま挙げたメディアはどれも斜陽になっている。じゃあなにを見てなにを読んでいるのかというと、それはやはりインターネットのサイトや動画ということになる。しかもそれは、若者にかぎったことでもないみたいですね。

これは非常に危険なことじゃないかと。情報を得る手段がインターネットだけだと、どうしても情報が偏る。私もそうですけど、ネット検索するときにはやっぱり「自分はこうじゃないかと思うんだが同じこと言ってる人はいないだろうか」という方向でさがすことが多い。そういう自分に都合のいい情報をみつけてそれをクリックすると、その後さらに同じような情報が「おすすめ」として表示される。これでは思考が偏っていくのは当たり前。どこかで間違って「『ホワイト案件』に応募したらラクに稼げた」とかいうフェイク情報に触れでもしたらたいへんなことになっちゃう。

まあテレビも新聞も偏りはあるから注意が必要ですが、少なくともネットのように自分に都合のいい情報だけが流れてくるようなことはない。新聞は、なにか意見がふたつに割れるような話のときは、ちゃんと両方の意見をのせている。袴田さんの件ですら、検察を批判する主張とともに、「検察の主張は妥当」という無理がありすぎるヤメ検の意見もちゃんと書かれていた。

「闇バイト」で捕まった若者たちも、もっと情報源をたくさんもって、さまざまな情報に触れていたら、ひょっとして違う結果になったかもしれない。ほんとうかどうかわからないけれど、強盗殺人で起訴された若い被告が弁護士との接見で「何年くらいで出られますか」と言ったとか言わなかったとか。いやいやもうほぼ一生出られないっての。

強盗すればほぼ捕まる、捕まれば窃盗とは段違いに重い罪になる、裁判はどのようにして行われるのか、弁護士を頼むにはどれだけカネが必要なのか、「脅された」などということを裁判所が情状として酌んでくれるとは限らない、刑務所ではどんな生活をするのか、たとえ刑務所から出られたとしてもその後まともに生きるのはまず無理・・といったことは、ネットサーフィンしているだけでは情報として得られない。強盗に加担したらそういうことになって人生を棒に振る、とわかっていれば、脅されようがとりあえず仕事を断って逃げ警察に駆け込んだほうがまだマシな結果になる、と判断できたかもしれなかったのに。

いつだったか木村拓哉が出てたドラマかなにかで、刑務所の独居房で壁によりかかってたり、工場でほかの受刑者とベラベラ会話してたり、みんなオシャレな髪型をしてたり、おかしな描写をいっぱいみましたが、それがおかしい、刑務所はそんなに自由じゃない、ということは、能動的に情報をとりにいかないとわからない。「無期懲役は15年くらいで出られる」などといまだに言っている人をみても、それが無知からくるタワゴトであるということもわからない。

ということでとりあえず、テレビはともかく新聞はとって読むことをおススメしたい。社説に(私からすれば)アホなこと書いてる新聞もあるし、スポンサー企業の不祥事など都合の悪いことは書かなかったり、犯罪報道では当局の発表をそのまま垂れ流しだったりで、新聞だからといって全面的に信用してはいけないとしても、それを理解して読んでおけば、少なくともネットよりは多方向な情報が得られる。

 

ちょっと話がまとまらなくなってきたのでこのへんにしておきますが、SNSでバイトをさがすくらいならパチ屋に行って天井ハイエナでもしたほうがまだマシ。「ラクして稼げる」などということはない!というのをきちんと理解しておきましょう。これはぱちんこでも言えることです。なにも考えずにテキトーに打って、運よく大量獲得して大勝が続く、などということはない、ラクに勝てるということはない、と理解していれば、無謀な勝負をして大負けして経済的に追い込まれるということもなくなります。そうしてカタい勝負だけをするようにして収支が安定し経済的に余裕が出てくれば、「貧すれば鈍する」状態から抜け出して、さらに適切な勝負ができるようになり、さらに安定収支になるという好ループに・・・なることを目指しましょう。

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