10月の収支の記事で「ネット上にあるぱちんこに関しての言説を無条件に信じてはいけない」みたいなことを書きました。
そこではスマスロ北斗の「冷遇」を例に挙げましたが、自分の体験などよりもネット上の情報を信じる、という人は意外なほど多い。ていうか多くなってきている気が。
だいぶ前、ホールでたまに話をしていた若者などは、私が「これこれこういうことがあった」という話をすると「いやネット(だいたい掲示板サイトかコピペ解析サイト)にはこれこれこう書いてあったから、それはありえない」とか平気で否定していた。まあ彼にとっては得体のしれないぱちんこ生活者のオッサンよりは掲示板やコピペ解析サイトのほうが信用できるってことだったんでしょうが、彼の場合は自分の体験ですら、それがネット情報と違っていたら、「おかしいな、ネットにはこう書いてあったのに」と言っていた。いやいやいや、そりゃあネットの情報が間違ってると考えるのが自然だろ・・とふつうならなるところなのに、デジタルネイティヴ世代はそうならないらしい。恐ろしいことです。コピペ解析サイトなんぞはぱちんこを打たない・知らない人がサイト運営者にバイトとして雇われコピペで記事をつくってるだけなのに。そんな記事のほうが実際にぱちんこ打っている自分より信頼できると考えてしまう原因はいったいなんなのだろう。
先日の兵庫県知事選挙で、自分の不利益となる公益通報者を権力をもって闇に葬って平然としているような人間が信じがたいことに再選されたのも、ネットの情報に踊らされる人が増えたからだとも言われている。文書問題についてはっきりと自分の違法行為を否定できず「でも私は適正だったと思ってる」と録音のように繰りかえすことしかできない、誠意のかけらも感じられない、保身のことしか頭になさそうな情けない姿をみれば、「知事は陥れられている」などという言説を信じる気にはなれないと思うんだけど、それでも「ネット動画で知事は正しいと言ってるから、知事は正しい!」と判断してしまう。知事選の場合はそれが若者だけでなく私よりももっと年長の層にまで広がったっていうんだから、もう世も末としか言いようがない。
その知事選では「新聞やテレビなどオールドメディアの敗北、ネットの勝利」などとも言われましたね。「オールドメディアはウソと偏りが多く信用できない!ネットのほうが信用できる!」というふうに考える人が増えた、とされている。
テレビや新聞の言説が偏っていることは私もさんざん書いてきたから否定はしませんが、だからといって「ネットのほうが信用できる」というふうになるのがまったく理解できない。テレビや新聞は、それをどのような方向で報道するか、どう印象付けたいのか、という点においては偏ることがあるけれども、少なくとも報じる内容が事実かどうかについては、ある程度はチェック機能がはたらいているでしょう。しかしネットではそれがはたらいているのかどうかがかなりアヤシイことが多い、ていうかほとんどはたらいてないことのほうが多い。ネット上で声の大きい人間が「知事は陥れられている!」と言えば、そいつがひとりで勝手に言ってるだけかもしれないのにそれが事実としてまかり通ってしまう。
たとえば私が「ハナハナには87G以内に連チャンするモードと32G以内に連チャンする上位モードがある!モード移行抽選はBIG中のスイカで行われている!」と言ったとする。私ではネット上になんの影響力もないから誰も信用しないでしょうが、YOU TUBEで何十万人も登録者がいるような人間が言ったなら、ひょっとして少なくない人間がそれを事実としてとらえるかもしれない。高設定のほうがスイカ確率が高く、高設定のほうがボーナス確率も高く当然連チャンする可能性も高いんだから、「スイカでモード移行」と言われても違和感をもたず「たしかに」となるかもしれない。北斗の「冷遇」もそんなふうな流れで信じられるようになってしまったんでしょう。
いずれにしても、オールドメディアでもネットでも、偏りやウソが混じることは避けられない。だからできるだけ多くの情報源にふれることによってなにがほんとうかを識別できる能力を養うしかない。信頼できると思った情報源であってもたまには間違いや偏りがあるかもしれない。つねにそう意識することが大事なのかな、と思ってます。
でも、事実かどうかの信頼度で言うなら、「偏り」はあるとしても「オールドメディア」のほうが、少なくともネット上の情報よりは価値があると思いますけどね。ネット上の情報はよく言われるように「便所の落書き」にすぎない。パチスロメーカーの「冷遇はない」という発表と、ネット上の匿名の誰かの「ある」という意見、どちらのほうが信頼度が高いかというのも言わずもがな。なにかの情報や言説をネットにのせるためにはだれのチェックも必要とされない。私がここに書いてることも私が勝手に考えたことを誰にもチェックしてもらわずに勝手にアップしただけです。
それはともかくとして11月の収支。久しぶりにヒドイものになりました。
来るべくして来た不調の波!
収支 プラス 65,729円(2024年累計 プラス 3,682,174円)
稼働時間 128時間(移動などもすべて込み) 時給 514円
パチスロ差枚数 マイナス 1,806枚
パチンコ差玉数 プラス 28,573個
2024年は総じて好調に収支を積み重ねてきていましたが、ここへきてついに下振れのスランプが訪れました。いつも言うように、引けまくるときもあれば逆にまったく引けなくなるときも必ずある、というのは絶対であり、それを避けるのは不可能。どれだけの強者であっても将来必ず老いぼれ、そして死ぬ、というのと同じくらいの普遍的真理。
その意味でこれは「来るべきものが来た」というだけのことで、騒ぐほどのことじゃない・・・のですが、時間とカネが無限にあるわけではない身としては、それがわかっているつもりであってもメンタルにはダメージを喰らってしまう。
月末には奇跡的な爆裂があってようやくプラス収支に転じたんですけどね、トータルでこの程度では負けと同じようなもの。早いとこ充分な収支をあげて年末はゆっくりしたい・・と思って調子にのってるとこうなる、ってのは以前にもありました。そう目論見通りにうまくはいかないものです。
パチスロは2年ぶりの月間収支マイナス!
パチスロはまさかのマイナス収支。差枚でマイナス 1,806枚。
月間での差枚マイナスは2022年の11月以来久しぶり。→2022年11月のパチンコ・パチスロ収支 そのときはパチンコ遊タイム狙いが好調でしたからパチンコもあわせた月間トータルとしては問題なくなっていましたが、今はパチンコがそんな状況ではありませんから、パチスロで勝てなかったのは痛い。
打ったのはあいかわらずいつもの同じ台ばかり。主なものを挙げると、
麻雀格闘倶楽部覚醒・・プラス 3,067枚(12台)
ジャグラーシリーズ・・プラス 1,263枚(15台)
スマスロ北斗の拳・・・マイナス 1,061枚(13台)
L南国育ち・・・・・・マイナス 1,508枚(7台)
沖ドキ!GOLD・・・・マイナス 1,928枚(12台)
といったかんじ。メインとしてそれで稼ぎたい、と追いかけている北斗・南国・GOLDすべてでマイナスってのはキツイ。やってることはいつもと同じなのに。
GOLDでは中段チェリーを引いたし、北斗でも1回だけ無想転生バトルに入ったりという大チャンスはあったんですが、GOLDはフリーズせず4連で終わり、北斗は無想転生バトル突入後5連(都合6連)という自己最低記録を更新して終わり。マイナス収支であえいでいるときに喰らったのでダメージは大きかった。
麻雀格闘倶楽部覚醒だけは好調でしたが焼け石に水。なじみのホールのバラエティに1台だけ残っていて、0Gで放置されていたときに1G回してガックンしたら打つ、しなかったらヤメ、というかたちでリセットを12回打ってこの成績に。基本的には最初のAT終了・次の対局開始までに「覚醒モード」滞在の示唆や気配がなければ即ヤメ、という立ち回りをしていて、それで結果が出ているから間違ってはいないと思うんですが、はっきりした示唆が出ないこともあるのでなかなか難しいところもあります。覚醒を捨てちゃったらもったいない、と思って追うと結局覚醒じゃない、ということも多い。覚醒確定じゃなければ初当たり後即ヤメ、でもいいのかも。今回はけっこう覚醒をつかんで、しかもそこそこ連チャンしてくれたので良かった。
↑なかなか引けない上乗せゾーン「和了乱舞」。これまではほぼ10G上乗せで終わってばかりだったんですが初めて55Gも上乗せできました。それでも枚数にしたら1,000枚にもならない。なにが起ころうとも一撃で何千枚という大量出玉にはならない、という出玉システムは、やはり人気にはならないようですね。まあこの台は出玉以前にゲーム性に問題があるんだけど。
月間差枚マイナスで終わりましたがやってることはいつもと同じ(ただしあまり拾えてない)だったので、引けてないだけ、と無理やりにでも思い込んで前向きにとらえることにしましょう。
パチンコでは思わぬ爆連に救われたが・・・
パチンコはプラス 28,573個。
数字だけみればまあまあ。しかしこれは後述する幸運な大爆発に助けられただけ。それが甘釘を追ってそうなったものならば喜ぶべきことでしたが、そうじゃなかったですからね、ほんとただ運が良かっただけ。
機種別でみると、
・エヴァ咆哮・・・プラス 32,618個(3台)
・まどマギ3LT・・プラス 7,882個(4台)
・大海5SP・・・マイナス 3,175個(12台)
・北斗暴凶星・・・マイナス 1,269個(3台)
など。アケられることは少なくあまり打てませんでした。多少アケてもたいしたことない、っていうのばっかり。
エヴァ咆哮はそんな感じでたいしたことなさそうだけどちょっとイジッたみたい、という台を狙ったのです。それが30日、月の最後の日。月間マイナス収支濃厚な状況で「どうせ今日もダメなんだろ」と座ったら3回転目のヘソ入賞時にインパクトフラッシュが発生してそのまま19連、そのあと速攻で8連。約3万5千発をいただいてきました。そのおかげで月間トータル収支がようやくプラスに転じ、ああよかった・・となりました。よかったけどこんなものはたまたま運よくそうなっただけ。ホッとしたというだけで別に嬉しくもない。勝つべくして勝たなければダメ。
その意味で「この台で勝ちたい」と切望しているのは、遊タイム搭載の「P大海物語5SP」。釘がクソであっても、ハマってる台だけを打てばまさに「勝つべくして勝つ」ことができるからです。残り350回くらいを目安に狙って、12回打ててマイナス 3,175個。最初は調子よかったんですけどねえ、後半は駆け抜けと通常単発ばっかりに。
→今後の収支への貢献に期待!「P大海物語5スペシャル」を打ってきました
まどかマギカ3はそこそこアケられた(それでも250個あたりで20回に届くか届かないかくらい)ときに打って、はじめてラッキートリガーを引きました。12,000個くらいは出てくれましたけどね、ほかの台と違った面白いところがあるかというと別にないので、言うことはとくにありません。カスタムすればほぼ完全告知にできるのはイイですが、今はどの台もそうなってますしね。
ということで11月は、喰らうべくして喰らった負けの波によって、久しぶりにヒドイ収支になりました。やはり今年も最後の最後までパチ屋に通うことになりそうです。