パチスロ「ミリオンゴッド~神々の凱旋~」で久しぶりの大爆発をやらかしたことを
前の記事で書きました。→日常の稼働日記:結局は「ミリオンゴッド~神々の凱旋~」が頼みの綱!・・怒涛のヒキで大爆裂!
まあしかし、いつも言うようにこの程度の勝ちは
ちょっと悪いほうに偏ればすぐに溶かしてしまうくらいのものであって、
大爆発をしたからって世界を征服したような気持ちになることは
厳に慎まなければなりません。
で、前の記事の3日後のパチンコ稼働で、
まさに凱旋の爆発の反動のように
ひたすら悪いほうに偏りまくって大負けを喰らいまして、
いいことばかりが続くことはない、
とあらためて思い知ることになりました。
今回はその残念な稼働の内容を。
打つべきか否か。それを見極めるのが非常に難しい
朝、いつものホールで打つべき台をさがしていたところ、
「CR綱取物語~横綱7戦全力~」の釘がちょっと変わっているような気が。
「CR綱取物語~横綱7戦全力~」は
アムテックス(平和)から昨年出た役物抽選機。
その名の通り、1回当てれば約7000発払い出し(獲得は6300~6400個ほど)、
しかも約1/9.6でそれが連チャンしちゃうという
恐ろしい出玉性能をもっています。
ゲーム性は、
ヘソから役物に玉を入れ、さまざまな役物アクションを経て始動口に入賞させれば
デジタル抽選(1/29.9)、見事大当りとなれば大当り5回リミットの時短(100回転、時短中は大当り確率1/9.6なので実質ほぼ次回まで)
に突入し、6400~6500発ほどの出玉が獲得できます。
さらに5回リミット到達後にも1回の時短がついているため、
1/9.6でまた大当たり、さらに5回の大当りとなります。
過去にはこれが4連チャン、一撃25,000発という奇跡にも遭遇したことがあり、
(→2018年11月のパチンコ・パチスロ収支・・・この苦境を楽しめるくらいの器の大きさがほしい。
その凄まじい出玉性能は非常に魅力的。
しかし・・
この台はなかなか難しい。
「ボーダー回転数」を考えるならば、
1回の大当たりの期待出玉は連チャン分を加味すると約7,000個になると思われ、
つまり7,000個で30回転すればいいわけですから、
等価なら1000円当たり1回転すれば(右打ち中の玉減りの状況にもよる)
ボーダーくらい、と考えられる・・・のですが、
デジタルのスタートはもうとにかく荒れる。
5000円くらい1回も回らなかったり、1000円で2回も3回も回ったり。
↑どこかで見たような役物!右のアタッカーの力士のトボけたカオが好き。
ここはやはり、より荒れることが少ない
「役物への飛び込み数」で判断したい。
役物に飛び込んだ玉がどれだけの確率で始動口に入るか(役物確率)・・・
がわかれば、1000円当たりで役物にどれだけ入ればよいかが判断できる。
メーカー側は役物確率を約1/21と言っているようですが、
メーカーの言う数字は往々にして「そんなに甘くねえだろ」ということが多い。
役物確率も台の傾斜などによって個体差が出てくると思われるため、
それもそう簡単な話ではないのですが、
打ってみるとこれがけっこうポンポンと役物に飛び込む感じだったので、
ここはしばらく打ってきちんとデータをとり、
はたしてこの台の役物確率はほんとうのところどれくらいなのかを知りたい。
それを知ることで、今後の立ち回りにも役立つはず・・・
という考えで粘ってみました。
いきなり大当たり!さらにスタートにもポンポン入る!これは期待できる?
最初の1000円で30個以上が役物に飛び込んで、
おお・・なんかいつもと違う感じじゃないの・・・
と期待しつつ、「初代モード」でプレイ。
この台は液晶演出のモードが3種類(「告知モード」、「対決モード」、「初代モード」)から選べるようになっています。
「餃子の王将3」では告知(「超級」)一択の私ですが、
この台では必ず「初代モード」を選択します。
ていうか、私の世代以上の中高年パチンカーなら絶対に「初代モード」を選ぶでしょう。
1993年に登場して一世を風靡した「綱取物語」の液晶演出を再現しているとなれば、
それ以外でプレイすることは考えられません。
で、3回転目のスタートで「関脇・三・三」という出目が停止。
「初代モード」では1回の変動でデジタルが疑似的に2回転or3回転、
1回転目か2回転目の出目によって大当たりの期待度が変化。
順目や逆順目、ハサミ目やケツテンパイ目などが止まるとチャンスとなります。
実戦上、中右が同一図柄のケツテンパイ目は最もアツいチャンス目。
・・・で、「金星」がテンパイしてスーパーリーチ「ノコッタリーチ」に発展、
見事大当たり!
↑パチンコ史上最高のリーチ演出のひとつと断言できる「ノコッタリーチ」。これがみられるというだけでこの台は打つ価値がある。
投資わずか貯玉250個で大当りという幸先のいいスタート。
さらに打ち続けると、いつもとは全然違う勢いで役物に入る(1000円当たり29個ほどをキープ)。
持ち玉5000発を消費したところですでに32回もスタートしちゃって、
これはつまり1000円当たりに直せば1.6回転ということになり、
換金ギャップを考慮してもボーダーを上回っている感じ。
問題の役物確率もこの時点では1/19くらいで推移。あれれ・・・これはどうなの?上振れ?
もっと打たないとほんとうの実力はわからない・・・
と打ち続けますと・・・
1/29.9が延々と引けない
役物にはポンポン飛び込み、
スタートにもいっぱい入るにも関わらず、
肝心のデジタルは一向に揃わない。
何度かケツテンパイ目が停止したり、
アツいと言われている「十両・金星・小結」(初代ではあさイチ出目)が出現したりしましたけどね、
ことごとくハズレ。
しだいにいくら盃に乗っかっても
ことごとく「そこじゃねえだろ」というタイミングで
玉が落ちまくるようになり、
役物確率も右肩下がりに。
・・・・
・・・・
・・・・
閉店30分前くらいまで粘ってみたものの
180回回してついに当たらず。
確率的には、まあたまにはあるよねっていうくらいのハマリだけれど・・・
この台でそれを喰らうのはキツイなあ。
結局、1000円当たりの飛び込みは29回くらいをキープしたままだったものの、
役物確率は1/22.75まで下がりました。
メーカーの言う「1/21」に近いといえば近い数値だけれども、
今回仮に1/21で始動口に入っていたらあと15回は回ったわけですから、
軽くは考えられない差ではありますね。
今回の数値がはたして下振れなのか、
それともこの台だからこうなったのであってほかの店でほかの台を打ったら違うのかもしれないし、
判断は難しいところですが
勝つために台選びをするのなら
「役物確率は公称値の1/21よりも少し悪いと考えたうえで、それでもボーダー回転数を余裕で越えるくらい役物に玉が飛び込みまくる台」
を探さなくてはならない、ということになりそうです。
するとやはり、1000円当たり30回を大幅に超えるくらい飛び込まないと安心して粘れない・・ということか。
今回打った台は1000円当たりの回転数で言うと約1.25回ほどとなり、
ボーダーという意味では粘ったのは間違いではなかったけれど、
勝ちを目指すのならもっといい台をつかまないと怖い・・といったところ。
液晶演出は面白いけれど役物がイマイチ
最後に、ゲーム性について思うところを書いておきます。
液晶演出は楽しいです。
「初代モード」の面白さは不滅だし、
「対決モード」も非常に多彩なバリエーションで飽きない。
「告知」は全部は体験してないのでここではなんとも言えません。
しかし・・・
「餃子の王将3」に似た役物はイマイチだなあ。
前にもどこかの記事で書きましたが、この台をプレイしていると
「餃子」の完成度がめちゃめちゃ高いということを
ひたすら思い知らされます。
「餃子」は、お盆(この台でいえば「盃」)に玉が乗ったとき、
たとえ始動口の真正面で落ちなくても
あらぬ方向に玉が向かって始動口に入っちゃったり、
あるいは真正面で落ちたのに思いっきり違う方に行っちゃたり、
とにかく変幻自在、どんな状況でも期待できますが、
「綱取物語」の場合は真正面で落ちなければほぼ期待薄になってしまう。
それに、左に行った玉は行事軍配に引っかからなければほぼ死に玉、
というのもちょっと・・・。
「餃子」はまだ「絶対に入らねえだろ」とは思わせないくらいの割合で
たまに左から入ることがありますが、「綱取」はほぼムリ。
・・・と思っていたので、
今回、左から軍配に拾われないで落ちた玉が
4回もスタートに入ったのは驚きでした。でも、丸一日打ってそれですからね。
この程度の確率では「軍配に引っかからなければ死に玉」と言って差し支えないでしょう。
と、文句は少しあるけれども、
個人的には「初代モード」で初代綱取の演出が見られるだけで満足。
ていうか、ふつうに確変デジパチで初代を再現してくれませんかね。
初代は1/2で天国(1/37で大当たりするモード)に入ったから、
1/2で次回大当りまでの確変に突入、確変中は電サポナシで必ず潜伏する仕様にすれば
初代みたいな数珠繋ぎ連チャンは再現できるんじゃないの。
そんなの誰も打たないか。
それはともかく、
こんな感じで年に1回あるかないかというレベルの大負けを喫してしまいました。
しかし、煽りまくりのクソみたいなデジパチで負けたときのような疲労感は少なくて、
パチンコとしてきちんと楽しめる良台だな、と再認識。
また打ちます!