私が昨年の「個人的:パチンコ・オブ・ザ・イヤー」に選出したのが、藤商事の「Pリング 呪いの七日間2」。
→日常の稼働日記:これが2021年の稼働スタイルとなるか・・・パチンコ遊タイム狙い!
「呪いの七日間」(藤商事の「リング」のパチンコの2作目)がものすごく好きで打ち込んだし、そのゲーム性を継承した台だから、っていうのもありますが、この台の魅力はなにしろ告知の迫力がハンパじゃないっていうところ。
最初に出たミドルスペックは、初当たりの約15%は電サポナシになるものの、とりあえず当たれば必ず確変に入る仕様で、比較的安心して打てる部類で好感。しかも遊タイムつきということで、私の地域ではもうだいぶ設置が減りましたがハマリ台を見つけたら積極的に打っています。この台の遊タイム狙いの成績は昨年から現在までの通算で差玉プラス 135,590個(91台) といったところで、当たり前だけどハマリ台さえ狙ってれば必ず勝てる台。
そういうわけで収支的にも重要視してるし、告知でビックリするのが気持ちいいからなるべく打ちたい、早い話が好きな台なのです。その「Pリング 呪いの七日間2」に甘デジスペック「FWA」が登場。
何度か打ちましたが、これがなかなか素晴らしいデキ。甘釘を投入するホールがあれば通いたいくらい!
時間がなくても「やれるかも」という期待感をもてるスペックに!
「FWA」は甘デジスペック。初当たり確率は1/99.9。当たれば必ず確変に突入(30回転限定)しますが、確変でも大当たり確率は1/99.7。低確率と高確率という概念はないと考えて差し支えないですね。
初当たり後は30回の確変に突入しますが、電サポ回数は0回(11.5%) or40回(88%)or 145回(0.5%)となっていて、電サポ中に大当たりを引ければ85%が獲得個数約900個の10ラウンド大当たりでその後は確変ST30回+時短115回の「貞子接近モード145」に突入。約77%でループ!
というふうに、初当たり後の電サポ中(大部分は40回)に大当たりを引いて電サポ145回に入りさえすれば、一撃大量出玉に期待できるスペックになっています。
ちなみに初当たり後に電サポナシだった場合、確変でも確率はほぼ同じなんだから即やめでもいいんじゃね?と考える人もいると思いますが、電サポナシ後の潜伏確変(30回)中に当たった場合は必ず電サポ145回となるらしいので、潜伏を引いちゃっても必ず30回は回さなきゃダメですね。基本的にシンプルなゲーム性ですがそこだけは注意。
ともかく、これは「なんとなくやれそう」って感じるスペックじゃないですか?ミドルもそんなに尖ったスペックではなかったけど、遊タイム搭載もあってなにしろ時間がかかりすぎる。こっちは甘で遊タイムもないから、そのへんの心配はだいぶ軽減されますよね。私も「甘釘なら粘ってみたい」と思わされる。で、実際に打ってみたら、スペック以上に演出面がミドルより魅力的になってた。
「サプライズモード」でプレイしてみたら・・・
この台も演出の期待度や傾向などをカスタムできる機能がついており、私はミドルを打つときはいつも「サプライズモード」を選択。この甘デジもサプライズモードで打っています。
まだ数回打っただけ、初当たり回数としては十数回、っていうくらいしか打ててないのであまり確実なことは言えませんが、ミドルの場合と演出の傾向はだいぶ異なるようです。
というのは、初当たりの3~4割くらい(もっと多いかも)は、ヘソに玉が入った瞬間、もしくは当該回転が開始する瞬間くらいに、例の「プギャア~!!」という音とともにガコン!!って両手が落下してくる仰天告知がなされるようになっているようなのです。入賞時告知でその前に保留があった場合は告知した状態でそれを消化。ミドルにも当該回転開始時に手落下っていうのはあったけど、そこから長い演出を見なきゃいけなかったですからね、この甘デジの場合は手落下で即当たり。
これはサプライズモードだから多いのか、そのあたりはほかのモードを打ってないからわかりませんが、これはもうマジでビックリする。1ミリたりとも前触れとかそれが起こる示唆とかはないのだから当然。まわりで打ってる人も、ゴツいオッサンであろうがオバサンだろうがアンちゃんだろうが、この入賞時もしくは回転時の告知にはもれなくビックリしてましたね。
いやいやいや、これは最高に楽しいですよ。これまでの記事で「うるさく煽る台はクソ」「一発告知オンリーで充分」などと主張してきましたが、この台はそれをやってくれちゃった。
もちろん液晶演出で期待感を煽る流れからの大当たりもある。しかしどうやらサプライズモードにしているかぎり (?)、大部分はどこかで手が落ちて告知するようになっている模様で、演出をみながら「落ちろ!」と祈るのが楽しい。手が落ちないかぎり期待度が若干低いというのはあるものの、金色の演出とかが出たけど手が落ちないからダメかな~とか思ってたらリーチ終盤でプギャア~!って突然落ちたりするから、とにかく一瞬たりとも気が抜けない、つまりいつでも期待感をもっていられるのです。
初当たり後の電サポ40回のあいだと、電サポ145回の「貞子接近モード」の前半84回は、手落下で告知する即当たりがメインになっていて、つまり突然の告知でビックリする割合がミドルよりも増えているのもいい塩梅。この台の最大の魅力は手落下告知、っていうのを藤商事は理解してくれてる。
楽しそうにパチンコを打つ人たちを久しぶりに見た
素晴らしいですよ。なにが素晴らしいかって、告知にビックリするっていうのは、煽られまくってようやく当たり、というのよりも、誰が何と言おうと絶対に楽しいから。
何度かこの台打って、周りにいろんな人が座ってそのプレイぶりを横目で見ていましたが、いやあみんな楽しそうに打ってましたよ。これは絶対に誇張じゃない。連れ立って打ってた若い男性たちは告知が起こるたびに「うお~ww!」って盛り上がってたし、かたやご年配の女性はプギャア~で飛び上がってビックリして胸を押さえながら苦笑いしてたので、そのまた隣の人と「この台はほんと心臓に悪いよねえ~」などと(お互い知らない同士だったようだけれども)会話に花が咲いていた。地元の漁師と思しき超ゴツいオヤッサンが告知のたびに「ビクっ!!」ってなってて、それを横目でみるのも楽しかった。
告知でビックリというのはもちろんミドルでもいっぱいありましたが、今回の甘デジは一発告知への特化のしかたがミドルとは比較にならない。
かくいう私も、まったく前触れなしの告知を喰らうと声が出そうになり、体はのけぞっちゃう。そんなのもうミドルと合わせれば数百回は体験してるのに。告知そのものが魅力的だから飽きが来ないんだな。最近は、煽られまくってイライラして不機嫌なカオでパチンコ打ってる人ばかりをみてた気がしますが、久しぶりに楽しそうにパチンコを打つ人たちをみて、私も幸せな気分に。こういう台が増えてくれれば、煽りまくってただひたすらムカつくだけの子供だましデジパチにウンザリしてパチンコやめた人たちが戻ってきてくれるかもしれません。
やっぱり現代のパチンコは一発告知に特化するべきだ。前から同じこと何度も言ってるけど、液晶は数字が動くだけで当たるときはヘソ入賞時にパトランプが回ってキュインって鳴るだけの台とか、ヘソ入賞時にブラックアウトフリーズするだけの台とか、往年の殺人告知パチスロ名機「兜」なみに、ヘソ入賞時に台全体がフラッシュして轟音告知が発生するだけの台とか、そういうの出せば絶対にヒットすると思うんだけどな。
というわけで、ものすごく久しぶりに、「多少負けてもいいから打ちこんでみたい」と思えるデジパチの登場。演出傾向がだいぶ違うので、ミドルの「リング呪いの七日間2」とは別物の新台のつもりで打てると思います。藤商事さすがだ。この台が大人気になって、「一発告知に特化すれば人気になる」っていう流れになってほしいなあ。
ついでに言うと、藤商事はこの役物を搭載したリングの新作パチスロを出してほしい!レバーオンもしくはリールストップ時に前触れなくプギャア~!っていうだけの完全告知マシンを出してくれたら、絶対に死ぬほど打ち込みますよ!