以前、ジャグラー連チャンについてどう考えるべきかという記事
→「ジャグラー連チャン」についての考え方 を書きました。
すると、この過疎ブログにも「ジャグ連」とか「ジャグラー 連チャン 仕組み」
とかいう検索ワードでけっこうな数の方が見に来てくれていました。
それだけジャグラーの人気がすごいということと、
「ジャグラーは連チャンする」という固定された概念がすでにできあがっている・・
ということなのかな、とも思います。
まあほんとうは気のせい、すべて完全確率方式で起こり得る範囲内でのこと
(一部の裏モノを除く)なわけですが、
「ジャグラーは連チャンする」という思い込み、オカルトを信じる心によって、
ジャグラーを楽しく打てる、という側面はあると思います。
私も含め、期待値を追うことだけを考えて立ち回っているプレイヤーは、
たぶんパチスロを打つことが楽しいとは思っていない人が多いはずです。
勝って儲けることは楽しいと感じているかもしれないけれど。
今回はいわゆるオカルトについて、稼ぐためという側面において
どのように考えるべきか書いていきます。
オカルトに基づいて打つ人たちが、パチ業界を支えている
パチンコ・パチスロにおいては、正規の台であれば
「完全確率方式」(毎ゲーム、前回までの結果とは無関係に、同じ確率で抽選する)
と矛盾する理論は、すべてオカルトと考えてほぼ間違いないです。
(「完全確率方式」をきちんと理解するということが、まず簡単ではないんですが)
それと合わせて、パチンコ・パチスロの抽選方式(こちらで解説しています)、
理屈をを正しく理解していれば、おかしなオカルトを信じてしまうことはほとんど防げるはずです。
たとえば谷○ひとしが言うような「(回転数)40の倍数あたりがアツい」とか、
「激熱リーチを外したら不調台」とか、「好調台は・・・」とか。
完全確率方式を理解していれば「アホか」で終わる話ですが、
そうでない純真無垢な人たちは「へえ~」と思って彼のような人間の言うことを信じて、
勝てるはずのない台にお金を突っ込んでしまう。
レベルの差はあれど、パチンコ・パチスロ業界はこのような
・理詰めで考えることをしない人たち、
・勝ちに徹することをしない(できない)人たち
・パチンコ・パチスロを「楽しい」と思っている人たち、楽しめればよいと思っている人たちが
プレイヤーの大半を占めているから、成り立つことができています。
全員がパチプロのように期待値を追い求めていたら業界は成り立たないし、
もちろんパチプロという人種も絶滅してしまう。
だから、オカルトはある意味必要悪なんだろうな、と思っています。
○村ひとしのような人間もそう。だから抹殺されない。
メーカーも、谷○に対して、大声で「そんな事実はないからやめてください」とは言わない。
オカルトを語るのは楽しい
稼ぐために打つのであれば、オカルトは排除してプラスの期待値だけを追い求めて打たなければ
いけないわけですが、オカルトを語りながら打つのはなかなか楽しい。
私も、だれか仲のいい人が傍で打っているときはふざけてオカルトを語ることはあります。
「マイジャグラー連チャン促進打法」・・BIG終了時、ブドウが2回点滅した瞬間にBETする
「ミリオンゴッド凱旋のG-STOPは目押しが可能」
「ミリオンゴッド凱旋は、GOD揃い高確率状態が存在し、液晶出目で判断できる」
「よそ見して打つほうがGOD揃いしやすい」
「ハナハナには、87ゲーム以内で連チャンするハナハナモードと、32ゲーム以内で連チャンする超ハナハナモードが存在し、BIG中のスイカでモード移行抽選をしている」
「沖ドキのカナ・ハナランプにはタッチセンサーが内蔵されており、特定の撫で方をすると点灯する」
とか。
G-STOPは目押しだ!とかふざけて言いながら、目押し?すると本当に7が揃ったりして
(真剣にチャレンジすると、右だけが目押しどおりにとまらない気がします)、なかなか楽しく打てます。
「これがジャグラー連チャン促進打法だぜ!」とか言いながら打って、
本当に連チャンしたりして、それも楽しい。
連チャンしなくても、「連チャン打法の成功率は50%くらい」とか、
詐欺まがいの攻略法と同じような言い訳をしたりして。
このように、そんなことはない、ということを知りつつ
楽しむために「オカルト」を語るのはけっこうなことだと思ってます。
問題なのは、本気でオカルトにすがって勝とうとする人が多いことと、
オカルトを本気で信じてしまう人をカモにして金儲けをしようとする人間が存在することです。
「完全確率方式」と矛盾していないか?を考えてみるようにする
たとえば「波理論」とか「波を読む」とかいうパチンカーが多くいますね。
「完全確率方式」とは「前回までの抽選結果と関係なく、毎回同じ確率で抽選する」ということですから、
そこまでの「波」がどうだったかということと
これからの「波」がどうなるかということは一切関連がありません。
だって、そこまでの抽選結果とは関係なく次の抽選をするのだから。
いわゆる「波理論」と言われるものについては、
ある程度のレベルのパチンカーでも誤解している人が非常に多いので
また別の記事で詳しく書きたいと思いますが、(→「波理論」とは?「波」は読めるのか?)
まあとにかく、それまでの「波」によってこれからの「波」を予測することは不可能です。つまり「波理論」は「オカルト」です。
「大連チャンのあとはハマる」
「ハマったあとは連チャンする」
「デモ出しすれば当たりやすくなる」
「激熱リーチが外れたら不調な台」
これらの理論が「完全確率方式」と矛盾しないか、考えてみてください。
全部矛盾していることが誰でもわかるはずです。
と言うと、「そもそもパチンコは完全確率方式で抽選していない」
と言い出す人が出てきていい加減なことを言ったり書いたりして、
知識のない初心者パチンカーは騙されてしまうのです。
間違っていることを信じるだけならまだいいが、
そこでお金を取られたりしたらもう悲惨です。
「攻略法」はほぼすべてがウソ、オカルト
現在のパチンコ・パチスロには「攻略法」は存在しません。
過去、台の不具合や欠陥を利用した「攻略法」「攻略打法」は
いくつか存在しましたが、現在は皆無といっていいでしょう。
「勝つ確率を上げる方法」はありますが、
「こうすれば当たる」「当社の独自情報による手順を実施すれば連チャンする」
といったものは存在しません。
パチンコ・パチスロで勝つ(勝つ確率を上げる)方法は、
パチンコ
・甘釘台を打つ
・潜伏確変の台を打つ
パチスロ
・高設定台を打つ
・天井に近い台を打つ ←ノーマル機にはない
・当たりやすいゾーン(ゲーム数)を狙う ←一部のAT・ART機のみ
これしかありません。これ以外のことを言っている「攻略法」は、
まずウソ(書いている本人は本気で信じているケースもあるし、騙そうという意思をもっているケースもある)
と考えて差し支えないです。
だから、パチンコ・パチスロで勝つためにお金を払って誰かに教えを乞う必要などまったくない、
というかそんなことにお金を払ってはいけません。
いまのネット社会ではタダで有益な情報を書いている人もたくさんいます。
なにかを身につけようとするとき、お金を払ったほうがいい、もしくは必要な場合ももちろんあるでしょうが、
少なくともパチンコ・パチスロで勝つことについてはお金を払う必要性はゼロ、これは断言します
(関連記事→相手の無知につけこんでカネを取ろうとする輩を信用してはいけない)。
正しく理解しつつ、オカルトを「楽しむ」ことができればよい
まとめると、オカルトはパチンコ・パチスロを楽しむ意味では
必要なものではあるけれど、まじめに信じてはいけないということです。
ST中に「デモ出し」して当たったら、
「おお~、デモ出しで機械の調子が変わったぜ!!」と思って喜んでもいいし、
友達がG-STOPを引いて外したら、「目押しが甘いんだよ!」と言って笑ってもよい。
ただし、ほんとうはそんなことはない、ということを理解した上で。
そうはいっても、なにがオカルトでなにがオカルトでないかわからない方も多いでしょう。
それを判断するためには、
何度も言うように「完全確率方式」や「パチンコ・パチスロの大当たり抽選の仕組み」
「確率の収束、偏り」などについて正しく理解しなければならないのですが・・
なにしろ、雑誌のようなメディアでも、堂々とオカルトが載る世界ですからね。
ネットではなおさら。正しいことを言っている人以上に、
ゴミのようなオカルトをさも真実のように語る人も多いです。
正しい理解のために、今後も関連する記事を書いていきます。