前に、認知症の母が施設の自室で、部屋じゅうに便を塗りたくった
話を書きました。→施設にいる認知症の母が、ついにやらかしてしまった
その後、弄便はやっていないようなのですが、
新たな問題行動が発覚。
今回は、家に居たときにはそんな素振りは全くなかったので、
私もどうしていいやら、これから勉強するところです。
施設の看護師さん曰く
「おむつをちぎって食べてしまった」
食べ物でないものを食べる行為:異食
聞くところでは、おむつやティッシュなどを口に入れるようです。
そんなに大量には食べなかったみたいですが、
喉に詰まってしまうと危険なので、
職員さんも対応をいろいろ考えているようです。
いまのところ原因が特定できない
こういった問題行動には、必ずなんらかの原因がある、とよく言われます。
いつも参考にするこちらのサイトでは、
・認知症による判断力の低下
・不安やストレス
などが原因とあります。
「味覚などの感覚が鈍くなっている事で、
食べ物でなくても吐きださずに食べてしまうものです」
とあるんですけど、食べ物を与えたときに、
「甘い?辛い?しょっぱい?」とか尋ねると、
けっこう正しい答えを言います。なので、いちおうは
うまいものかまずいものかはわかるんではないかと。
「おなかが減っている」
というのが原因ではないか、という話になりましたが、
毎日の食事はあんまり食べない(ぼけーっとして食べることを忘れたり、
人にあげてしまったりする)し、なにか食べさせろ、とかも言わないし、
おなかが減ってしょうがないということでもなさそうです。
そうすると、「不安やストレス」が原因で、それを発散するため、
そこらにあるものを口に入れてしまうのか?
とりあえず、お菓子を差し入れようと思う
ストレスのはけ口として、おかしなものを食べようとしているのなら、
かわりにまともなものを食べさせればいいのかな?
日持ちのするお菓子などを施設に預けておいて、
落ち着きがない状態になったら(ていうかいつも落ち着いてないんですけど)、
それを食べさせてあげるようにしてもらえば、
とりあえず変なものを食べるのは防げるのでは?
幸いにして胃腸は丈夫なので、とにかくなにか食わせる作戦で
いこうと思っています。
食べることくらいしか楽しみがないのかも
以前はテレビもよく見ていたし、算数のドリルを与えると
楽しくて一生懸命やったりしていましたが、
最近はそれもできない。ほかの入所者さんたちと会話はしているけれども、
まったくかみ合ってないので、楽しいのかどうなのか・・・。
そうすると、食べることのみが楽しみになってくるのか。
刑務所の受刑者の最大の関心事は、食べ物(と、仮釈放)だときいたことが
ありますが、自由に外出できない施設での生活は、
それに近いのかもしれません。
そう考えると、異食しないための対策は施設の職員さんにまかせるとして、
家族ができることは食べること以外の楽しみを提供すること、
例えばどこかに連れて行ってやるとか、そういうことしかないのかなと。
ネット上で探すと、異食の原因や対策について書いているサイトとかは
いっぱいあっても、「こうしたらうまくいった」っていう体験談って
あまりないんですね。実際に自宅介護で苦しんでいる方は
そんなの書き込んでいる余裕はないですから。
今後の経過を観察し、うまくいったことがあったら、
ここに書いていこうと思います。