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はじめて万枚越えを実現した台の思い出

少し前に

自分史上パチスロ最高出玉の思い出 とか、

自分史上パチスロ最悪大負けの思い出 とか、

過去の個人的体験の記事を書いたところ、

思ったより読んでいただいているようで

(内容的にはたいしたことないからつまんないだろと思っていたのでちょっと意外でした)、

こういうのでもいいのならば、

スロッターの夢である「万枚」を達成したときのことを、

名機の思い出も織り交ぜて書いてみようか、と。

爆裂AT機全盛時代

2001年~2002年くらいの頃、私は勤めていたブラック企業をやめる決心をし、

ベストなやめるタイミングを考えながら仕事をしていました。

なので、当然一生懸命やる気はもう全然ないので、

仕事はそこそこに切り上げ

再就職のための活動とパチスロにあけくれる日々。

 

そのパチスロはいわゆる爆裂AT機が大ブーム。

私を勝ち組に転じさせてくれた「獣王」や、

その圧倒的出玉性能に私も脳汁をドパドパ搾り取られた「コンチ4X」などが、

パチスロ依存症患者とサラ金苦に陥る人を量産していた時代ですね。

その過激さは「ミリオンゴッド」がまもなく登場してピークを迎える・・という時節。

 

私は休みの日になるとほとんど必ずと言っていいほど新宿歌舞伎町に出向き、

「グリンピース タワー店」や

「エルニド」、「宇宙センター」などで爆裂AT機を打っていました。

 

このときは私もまだ若く、スロッターとしても未熟でしたので、

獣王以外のAT機では盛大に負けまくっていました。

しかし一撃大量出玉、つまり「万枚」を夢見て

千円札を紙屑のごとくサンドに突っ込みまくる日々。

 

そんななか、はじめて「万枚」を達成できたマシンが・・・

山佐の「サイバードラゴン」

「獣王」「コンチ4X」が大人気になって、

これはウチも出さなきゃあ・・とあわてて発売された感のあった、

山佐の「サイバードラゴン」。

後述するように致命的な弱点があったため

獣王やコンチ4Xをしのぐ人気にはなれませんでしたが、

私は嫌いじゃなかったのです。

 

今回はこの記事のために、所有しているプレイステーション2用のソフトを

引っぱり出してプレイ、そこから画像などを用意しましたので

画像のクオリティは悪いです。あしからず。

 

ちなみにこのプレステ2用ソフトは

「タイムパーク」「キングパルサー」とカップリングされていてお買い得なうえに、

やりこむことによって

空前絶後の名機「ナイツ」もプレイできるようになっちゃうというオトクさ。


amazon.co.jp 山佐Digiワールド3

ミッションがアツく楽しかった

BIG、REGの2つのボーナスと、

「サイバーラッシュ」という30G1セット(約200枚獲得。必ず2連以上)のATで

出玉を増やすゲーム性。

 

毎ゲーム高確率で押し順に正解しないと揃わない

シングルボーナス(龍図柄揃い)orベルが成立しており

(シングルボーナスはJACゲームにも押し順の概念があり、押し順正解でベル、不正解で龍が揃います。なので通常時は龍2連続というのが多くなります)

サイバーラッシュに入ればその押し順をナビしてくれます。

 

純ハズレor押し順左・右・中のベルの1/4、

がサイバーラッシュへの道をひらくフラグ。

これが成立すると

サイバーラッシュ突入orミッション発生orスカ、となります。

 

低設定ではここで直で当たるのは稀で、

王道のAT突入ルートはタイガーミッション→ミッション達成→サイバールーレットで図柄揃い、という流れ。

ミッション達成で即サイバーラッシュ確定、という上位ミッション(ドラゴンミッション)

もありますが、ミッション発生率もサイバールーレット成功率もドラゴンミッションが選択される確率も

設定差が大きくつけられていて、

高設定域の出玉性能は凄まじいものがありました。設定6はもう別次元(一度だけ、抽選で当たって設定6をプレイしましたが、もうバカバカしいくらいの安定度と出玉性能。ラッシュが簡単に引けちゃううえに、ノーマルAタイプ並みにBIGが引けちゃう)。

ひきかえ、低設定はもうどうしようもなかった。

設定1なんて、なかなか入らないタイガーミッションをやっとクリアしても、

そこからサイバールーレットを突破する確率が低確で1/11.7、高確率(ビッグ後120ゲーム程度)でも1/5.8(設定6は状態不問で1/2.6)。

もうとにかくラッシュが引けなかった。

 

ミッションは「~ゲーム以内に○○を○回揃えよ!」とか、

「~ゲーム以内に○○を2連続で揃えよ!」とかいうもので、

こういうのはこの台が先駆けですね。

この台はこれがなかったらかなりつまんなかったと思うんですよね。

リプレイ(とボーナス)以外には押し順の概念があり、

押し順に正解しさえすればミッション成功・・・!

という場面はしょっちゅうあって、とにかくアツく楽しめました。

基本的に押し順当てゲームは嫌いなんですけど、

この台は素直にアツかった。

↑こんなミッションで龍が1回揃ったら、

次のJACゲームで押し順に正解しなければまた龍が揃うので、

もう超激アツなわけなんですけど、

そのときにかぎって押し順に正解しちゃってベルが揃い悶絶したり・・・

 

↑出現した瞬間「やった~!」と言いたくなるような

超カンタンミッションでもスカったりとか。

これは私が実際にホールでスカったのをいまでも覚えてるミッション。

 

いずれにしろ、

通常時は基本的にフリー打ちでOK、

AT中は押し順に従うだけで目押し不要、という

初心者にやさしいゲーム性でありながら、

ミッション中にはリール出目にエキサイトできちゃうところがよかった。

サイバーラッシュのBGMがカッコよかった。しかし・・・

あと、サイバーラッシュ中のBGMがものすごくカッコよかった。

キャッチーかつリズミカルな曲。

獣王もあの「サバンナチャンス」の曲が超キャッチーでノリノリの曲だったことが

ヒットの一因でもあったわけで、これは重要なポイントだったと思います。

比べるとコンチ4Xの「スーパーラッシュ」のBGMはインパクトが弱かった気がします。

 

突入時の「グオーン」という咆哮のような音と、「喜」の文字もステキ。

 

しかしこの台には致命的な欠点がありました。

それはよく言われているように、

AT連チャン中には上乗せがなかったこと。

 

通常時にはATへの足掛かりとなる純ハズレが、

AT中に引くとすべてムダ。無抽選です。

ハズレ目はボーナスor純ハズレ、となるためアツいといえばアツいけれど、

ボーナスじゃなければヒキ損です。

AT中どころか、AT連チャン中の潜伏(やたら長い。50ゲームとか平気で潜伏する)

中の純ハズレもヒキ損。

 

なので、AT確定のプレミアミッション以外のミッションが発生したら

(すなわち、AT抽選がなされたということなので)

ATのストックがないことが確定しちゃう。

潜伏がやたら長いので、そこがヤメ時となるわけですが、

獣王やコンチ4Xの壮絶な上乗せ性能が人気だったのに、

なぜこういう仕様にしたのか。もったいなかったなあ、と思いますね。

グリンピース タワー店で人生初の万枚突破!

2001年か2002年ころのある日の

「グリンピース タワー店」での稼働。

 

入場抽選で早い番号が当たれば、

高設定投入が予告されたコーナーに行きますが、

そうでなかった場合は

地下にある「獣王」のリセット高確を狙うのが

ならいになっていまして、それがスカ。

で、4階のサイバードラゴンに移動したんです。

 

で、初っ端に突入したミッションがいきなり

「ドラゴンミッション」!

それが成功してサイバーラッシュ突入、2000枚か3000枚くらいまで伸びちゃった。

 

さきほども少し書きましたが

純ハズレorハサミベル時に、

成功してもサイバーラッシュを抽選するだけの「タイガーミッション」ではなく

成功すればサイバーラッシュ直行の「ドラゴンミッション」を選択する確率は

高設定が大幅に優遇されていて(設定1と6では7倍くらい違う)、

「ドラゴンミッション」が頻発すればそれすなわち高設定の挙動・・・

ということで、もうこれは粘るしかない・・・

 

と粘ったところ、夜の9時半には「設定5or6」のフダがブッ刺さり、

閉店まで打って11000枚ほどを流し、

差枚数は約10500枚ほどに。

挙動的にはおそらく設定5だったのかな、と。

7枚交換なので勝ち金としては15万ほどでしたが、

これは嬉しかった。

 

以前に「万枚なんてたいしたことない、と思わなきゃあダメ」

と書いたことがありますが→パチンコ・パチスロ:勝ちまくっているときの考え方

この頃の台は機械割は高くても「万枚」突破する確率は

5号機の爆裂機よりも低かったし(そのかわり安定度は高かったし、3万枚とか4万枚とか出ることもあった)、

私もまだサラリーマンだったし、

なによりも

周囲の友人が獣王やコンチ4Xで「万枚出たぜ!」とか言っているのに

私だけ万枚童貞なのが悔しくてしょうがなかったのです。若かったですね。

 

しかしこの万枚を皮切りに、

その後グリンピースタワー店では

「獣王」「猛獣王」「アントニオ猪木自身がパチスロ機」

で万枚を達成することになります。

5号機時代に入ってからは万枚達成はけっこう多くなって

何の機種で何回やったかもうわかんなくなっちゃいましたが、

サラリーマンだったころは万枚が素直に嬉しかったし、

パチスロが楽しかった。

 

その「パチスロが楽しい」という感覚を

取り戻させてくれるような面白い台、

面白いホールでまた打ちたいな・・・と思うけれど、

まあもうムリでしょうね。

名機の記事を書くと、必ずお先真っ暗な気持ちになってしまいます。

 

ほんとうにパチスロはもう終わってしまうのか・・・

という話はまた別の機会にするとして、

今回はこのへんで。

また、4号機の名機の話を書きたいと思います。

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