前の記事 パチプロと税金①~税務調査が来た!!~ にて、
税務調査が来たことや、
パチンコ・パチスロの儲けに関して、税金はどうするのかということなどを書きました。
私は、パチンコ・パチスロの稼ぎを申告していますが、
まあ、所得を申告する、しないは本人の自由。
自由なかわりに、その結果どういうことになろうとも、その責任は取らされてしまうので、
それを負う覚悟があれば、パチプロでも無申告で通してもいいでしょう。
今回の税務調査では、私が自信たっぷりにすべてをみせたので、
(金額も大したことないので)シャンシャンで終わってくれましたが、パチプロといえども、
無申告だった金額や期間が莫大で悪質と判断されれば、
どんな対応をされるか、まったく予測がつきません。
まあ、サラリーマンなら、よほどのことがない限りパチンコ・パチスロの稼ぎが
問題になったり、税務調査が来ることはないと思いますが、
専業パチプロなどは注意が必要だと思います。
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ごまかさずに申告するのがベストだと思う
前の記事で、なぜ、いくらでもごまかせるパチンコ・パチスロの収入を
ちゃんと申告するか、ちょっとだけふれましたが、
少しくわしく書いていきます。
①せどりの収入だけでは生きていけないから、どうやって生きてるの?と訊かれたら困る
私も、いちおう本業と税務署には言ってある、せどりの収入がめちゃめちゃあって、
パチンコ・パチスロが片手間だったら、申告しないですませるかもしれませんが、
もはや実態はせどりが副業、パチスロが本業みたいになっちゃっているので、
申告しておかないと、生活するカネの出どころを訊かれたらどうしようもない。
②払うべきものを払わない、申告すべきものを申告しないという状態が気持ち悪い
稼ぐ手段がなんであるにしろ、税金を払う能力があるのなら払うのが国民の義務。
払うのがいやなら国民をやめるしかないし、
あらゆる公共サービスも使う権利はないといえます(払う能力がないのなら別)。
要するに、カネをたくさん持ってるくせに税金をごまかすとか、
そういう人間をみると死ねばいいのにと思うわけで、
自分がそういうふうになりたくない、というだけなのです。
ごまかせば、「いつ税務調査に入られるか?」と、
いつもビクビクしながら生きなければならない。
そんな心配をするくらいなら、ちゃんと払ったほうがいいです。
せめて、「パチプロでなにが悪い!?ちゃんと税金払っているぞ!」
と言えるくらいのプライドは持っていたいと思うのです。
③ビジネスの一環としてとらえ、モチベーションを高めたい
もう、事業の一環としてとらえているし、それなら事業収入として申告したほうが
すっきりするし、やる気も高まるんじゃないか。
パチスロ打っているときも「これはビジネスなんだ」と考えていれば、
ゴミみたいな台に無駄なお金を突っ込むことはしなくなります。
今年は、なにもわからない新台にさわったのは、ブログ記事にしようと思った台だけだし、
遊び打ちはほとんどなし。
④社会的信用が少しは欲しい
私は、これからどんなに生活が困窮しても、
人に使われる仕事は絶対にしないという決意でやっているので、
安定した給料をもらうということはありえない。
そうすると、社会的にも経済的にも「信用」はゼロなわけで、
いろいろ困ることもでてくる。
ちゃんと確定申告をして、ちゃんと税金を払っていれば、
多少なりとも社会的信用が得られるかも・・・。
まあ、これに関しては、別に信用があろうがなかろうがどうってことないんですけど、
不測の事態が起こるのが人生ですからね。そういうときに困らないように、ということです。
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自営業だった父も、税務調査で窮地にたたされた
私の父も自営業を営んでいましたが、あるとき税務調査に入られ、
とてつもない金額を追徴されたことがありました。
中学生だった私の貯金まで全部持って行ったくらいで、
倒産寸前になるほど、困ったようでした。
当時、私は事情を理解できなかったのですが、
もちろん脱税の意図はなく、どうやら経費の計上に関して致命的なミス、考え違いがあったようで、
ことごとく経費を否認された・・ということだったようです。
それ以来、父と母は経理に関して徹底的に勉強したようです。
それまではドンブリ勘定だった、と言っていました。
そして、こう言っていました。
「最大の節税方法はただひとつ、ちゃんと納めることだ」と。
貯玉の取り扱いで悩む
父のことはともかく、今回の税務調査では、多少の勘違いというかミスがあって、
修正申告をして微小な金額の所得税を追加で納めました
(税務調査の数日後、税務署に出向き、結果を説明してもらった)。
で、パチンコ・パチスロの稼ぎについて、
ちょっともめた、というか、職員の方がちょっと理解できなかったようで、
納得してもらうのに苦労した場面が。
それは、貯玉の取り扱いについて。
私の収支表は、基本的に「貯玉の増減」を金額に換算しているだけで、
たとえば貯玉が100万円増えたからといって、収入が100万円あったというわけではない、
という理屈を展開したのです。
ある日に、1万枚のプラス差枚を出して、収支表上18万円のプラスとなっても、
それは、お金でもなく、景品ですらない「コイン」が増えただけで、
その「コイン」を一時カードに入れて、翌日またその「コイン」で打っていい、
というお店のシステムを利用しているだけ。
つまり、考えようによっては「コイン」をドル箱に入れて持っているのと同じなわけで、
この時点では収入ではない、と説明したのです。
その貯玉を、特殊景品=お金に換えるとも限らない。食べ物とかの景品に換えるかもしれない。
だから、年始の時点で貯玉を棚卸しして、
年末の棚卸しの時点で貯玉が増えていても、換金せずに増加した分は(まだ)収入ではない、
と主張したのです。
だって、ただ「コイン」「玉」をもっているだけだから。
「コイン」を特殊景品に変えて、それを買い取り業者に買い取ってもらってはじめて
「収入」になる、と持論を展開。
だから、収支表上500万プラスでも、300万分を貯玉でもっていれば、
収入は200万だ、と。
まあ、この理屈では、収支表上、負けていたとしても、貯玉がそれ以上に減っていれば、
その分は収入として計上しなければならなくなりますが、
年間トータルで負け、はまずありえないので、そこは考えませんでした。
このへんが、職員さんもパチンコ・パチスロに詳しい人ではなく、
納得してもらうのが大変でした。
私の主張が間違っているか、それとも間違ってないか、法的根拠はどこにもない
(パチプロを、「特殊景品をパチ屋から仕入れて買い取り業者に販売する仕事」
と解釈するなら、この理屈で正しい・・と思うんですけど)
ので、私もこの理屈が認められるか不安でしたが、
職員さんは「上司と相談する」といって濁して帰りました。
結局、この主張を認めてもらいましたが、
なにしろ法的な根拠はなにもないので、次には違うことを言われるかもしれないし、
別の税務署で通用するかどうかもわかりません。悪しからず。
調査、納税に真摯に向き合う姿勢が重要だと思う
どちらにしろ、「正直に申告して、税金をちゃんと払いたいんです」
という姿勢で臨んでいたので、税務署側も私の主張を認めてくれて、
調査もそれほど大がかりにならなかった・・・と思ってます。
きちんと払うことで、安心、信用、プライド、など、お金ではなかなか手に入らないものが
手に入るんですから、(もともと、払うべきものなんだから)
パチプロに限った話ではないけれども、
ごまかすのが可能と思える収入も、きちんと申告したほうがいいと思います。
確定申告の時期がきたら、また税金の話を書きます。
2018.1.3 税に関する記事を追加しました→「外れ馬券裁判」について思うこと
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