長年パチンコを打っていますが、
デジパチの演出の王道はやっぱり7セグ・・・と思っています。
液晶演出はどれだけ美しくて派手であろうとも1日打てば飽き飽きすることがほとんどで、
飽きの来ない7セグ演出のデジパチが打ちたい・・・
というのが私の願いであるのです。
で、今回はジェイビーから出た7セグ搭載の確変ループ機、
J-RUSHシリーズ最新作「CR J-RUSH4」を打った感想です。
7セグ大好き
「J-RUSH」はこれで4作目なんですね。
じつはいままでにこのシリーズは一度も打ったことがなかったのです。
7セグ機は私の大好物。
学生のころにはマルホンの「キャスター」やニューギンの「エキサイト1・2・3」、
西陣の「花鳥風月」にハマり、負けまくったおかげでいつも素寒貧な生活を送っていました。
J-RUSHはその存在は知っていたものの、打つ機会がありませんでした。
いつも行くホールに設置がなかったということもあるし、
打てそうな釘の台がみつからなかったというのもあります。
しかし今回はやっと打てそうな釘の台を発見。
→パチンコメーカーは7セグだけのデジパチを全身全霊でつくってみてほしい
の記事で書いたように、シンプルな7セグ機では開発側の真の実力が試される、
と私は思っています。
まあしかしジェイビー、すなわちSANKYOの台ですからねえ・・
個人的にはクソ台量産メーカーというイメージしかないので。
今回はこの台を打って思ったことについて書いていきますが、
なにしろ前3作を打ったことがないので、
それとの比較などの話はできません。
純粋に初打ちの感想です。
いつも行くA店。「前回導入台」というフダの刺さった「J-RUSH4」。
これまでと明らかに釘が異なる調整になっているのを発見。
ブンブン回るので粘ってみたら・・・おだやかに右肩上がりのスランプを描いて快勝。
「J-RUSH4」は大当り確率1/289.9の「HSJ」と、
1/199.8の「RSJ」が出ています。
今回の実戦台はライトミドルの「RSJ」。
確変突入率は64.4%(次回まで継続)。
大当り終了後は必ず電サポがつき(33回or34回。34回なら確変確定)、
確変状態でも電サポは規定回数で終わり、その後は潜伏、というタイプ。
図柄では確変か通常かの判断がつきませんが、
確変時の大当り確率は1/29.9で、
確変状態中はリーチ発生確率が倍以上にアップするようなので、
確変状態を捨てちゃうようなことはそれほどなさそう。
大当りラウンドの振り分けは50.6%が14R(1340個くらい)、49.4%が4R(380個くらい)。
出玉もさることながら14R当たりのほうが確変にも期待できる仕様になっていて、
ここが出玉の波をダイナミックにする要素になっています。
打ってみると1000円当たりの回転数が
平均すると24回ほど。
これだけ回ればまあ粘ってもいいのかな。
ということでしばらく打ち続けると・・・
ハマリ知らずでポンポン当たりまくって快勝。
もっと粘りたかったけれど打ち始めたのがすでに夕方だったので残念。
ライトミドルであれば荒れる要素は比較的少ないほうだと思うので、
よく回るなら安心して粘れるのかな、という印象です。
で、出玉以外の部分では、いいところも悪いところもありましたね。
いろんな意味で気楽に打てて好感
大当りした時には盤面下部に並んでいるルーレットランプでラウンド数を告知。
「BIG」でとまれば14R、「SMALL」でとまったら4R。
今回は体験できませんでしたがボタン押しやVコン演出が発生する場合もあるらしい。
このランプ演出はパチスロ好きにはかの名機「アステカ」のアステカルーレットを彷彿とさせますね。
シンプルかつアツくてなかなかいいと思います。
そこで4Rだとかなりガッカリはしますけど、
この台の場合はガッカリする場面はそれくらいしかないので、
イライラすることなく粘れますね。
基本的に大当たりの時点では確変かそうでないかがわからないため、
そこで「通常かよ!」とガッカリしない。
なによりも、通常時のリーチ演出が
「ノーマルリーチ」しかなく、
アツいかアツくないかの違いは「リーチがどれだけ連続するか」ということだけ・・・
という、ぜい肉をそぎ落としたようなシンプルなゲーム展開は、
昨今のほとんどのパチンコを打っているときに感じる
「煽りまくられた末に結局ハズレ。ハズレなのにこんなにうるさく煽るとか・・・バカなの?」
というイライラ、ムカつきを感じることがなく、
非常に好印象でした。
これですよ、これ。デジパチはこれだけでいいのです。
リーチ(左・右のテンパイ)の連続は先読みもしくは疑似連で発生します。
今回は先読みはあんまり発生しなかったです。
疑似連の場合はデジタル右側の小さいドットが点滅し続け、
ドットが消えて保留が減ってしまったら疑似連終了なので、
リーチ時はそこを凝視しつつテンパイし続けることを祈ることになります。
2連では期待薄、3連で「オっ?」、4連目は激アツ(大当たり濃厚?)。
通常時に気にすることはほとんどそれだけなので、
打っている間は常に心やすらか。
これはいいなあ。パチスロのGODシリーズも
奇数図柄テンパイの連続がアツいというゲーム性で同じような感じなわけですけど、
たったそれだけのことがエキサイティング。
J-RUSH4の場合は連続なしで最初のテンパイでいきなり当たったりとか
2回目でもそこそこ当たったりとかでビックリ、というのも頻繁にあり、
そこらへんのバランスもなかなかよくできていますね。
そういうわけで、甘釘台があれば毎日打ってもいいかな、という感じ。
しかしいつもながら文句もあります。
「ターゲットモード」はいらないだろ
電サポ後潜伏、というシステムは個人的には気に入らないけれど、
即やめされないためにはしょうがない・・・と百歩譲るとしても、
「ターゲットモード」はこの台には必要なかったでしょ。
「ターゲットモード」とは、図柄がすべて青色に変化すると突入するモード、ていうか演出。
突入すると盤面左側の「CHANCE」アタッカーが開き、そこへ玉を入賞させると
盤面下部の「RUSH」文字の左右にあるランプの色が変化する場合があり、
その色で確変状態である可能性を示唆する、というもの。
図柄が青になってから心臓のような鼓動音とともに図柄が三つ揃いに変化して大当たり(ターゲットボーナス)
というパターンもあり、それはそれでアツいのですが、
確変時の大当り確率が1/29.9なのに、
200回転近くハマったりしてからターゲットモードに入って
確変の可能性を示唆するよ!、と言われても、
「今更・・・?」という気しかしない。そもそも今回の台だとCHANCEアタッカーに玉が全然拾われなかったし。
よく調べてみると、前作の「J-RUSH3」は
いわゆる「突然確変」「突然通常」を搭載していて、
この「ターゲットモード」突入演出が
小当たりor突然確変or突然通常、ということになっていたらしい。
それならばまだこの演出があってもいいとは思うけれど、
今回の「4」では突確も突通もないんだから必要なかったのでは。
このクソ筐体を使うのをいいかげんにやめろ
あと、これは前にもどこかの記事で書いたことですが、
このVコンのついた筐体。
この筐体はほんとうにクソそのもの。
SANKYOはいつまでこのクソ筐体を使うつもりでしょうか。
今回打った台は、電サポ中には止め打ちを実施すれば
ほぼ現状維持くらいはできるかな、というくらいの釘調整でしたが、
たまたましばらくスルーに玉がいかなかったりすると、
一時的に玉が減ってしまうことがありました。
大当りして玉がいっぱい出ると、
「玉を抜いてください」って言われるじゃないですか、
それで玉抜きボタンを押して玉を抜いておくと、
このクソ筐体の場合は上皿にほんのちょっとしか玉が残らないんですよ。
なので、電サポ中にちょっと玉が減ると、すぐ上皿の玉がなくなってしまい、
玉貸しボタンを押すなりドル箱からすくいあげるなりして
玉を追加しなくてはならなくなります。
これが嫌で嫌でしょうがない。一心不乱に止め打ちしていたりするところで上皿の玉がなくなってしまう。
それが嫌で、大当たり終了時には上皿にそこそこの量の玉が残るように調整するんですが、
それが少しでも多いと
「玉を抜いてください。玉を抜いてください」
と連呼。しかもご丁寧にも台の効果音を消してまでその注意をきかせようとする。
うるせえよ、わかったから黙れよ。
Vコントローラーみたいなどうでもいいようなものをつけることは一生懸命やるくせに、
こういうところには気をつかえないわけだ。
最大手ともいうべきメーカーがこんなことやってるから
ぱちんこ業界は斜陽なんじゃないのか。
SANKYOは一刻も早く、もっと快適にプレイできる筐体を
あらたに開発してほしい。
デジパチの演出はこのくらいで充分
不満はあるものの、トータルで考えれば
「J-RUSH4」が面白いデジパチであることは間違いないと思います。
前に記事にした西陣の「ゴールデンゲートBLACK」は
7セグマシンのくせに余計な演出をいろいろつけたからつまらなかったんですが、
「J-RUSH4」の「ノーマルリーチだけ」という潔さは非常に魅力的で、
演出なんてこの程度のもので充分に面白いデジパチができるんだ、
やっぱりパチンコにマンガ液晶やド派手役物など必要ない、
とあらためて認識した次第。
ぱちんこメーカーは、パチンコにしろパチスロにしろ、
余計なものをそぎ落とした、シンプルな、
イライラしない、疲れない、心やすらかに楽しく打てる台を
がんばって開発し、
子供だましのテレビゲームになりさがってしまったぱちんこを、
ふたたび「オトナの遊技」と呼ぶに足るものにしていただきたい・・・と思います。