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続:ぱちんこ店の客離れを肌で感じる日々。

私が住む市内にあるスロット専門店。

「ミリオンゴッド~神々の凱旋~」が撤去されたあと私のメイン戦術は「パチンコ遊タイム狙い」となったので、パチンコを置いてないこのホールには足が向かなくなり、この3年ほどはまったく足を踏み入れてませんでした。

まあ行かなくなった理由は「パチンコがない」からだけではなく、店の雰囲気が悪いとか話が通じない店員さんが多いとかマナーが悪い客が多いとか、いろいろあるんですが、最近になって久しぶりにそこへ行ったんです。

というのは、パチンコ遊タイム機がいよいよまもなく絶滅するのは明らかであり、ならばそれにしがみついているのは得策ではないし、するとパチスロのほうに目を向けざるをえない、という状況になっているから。

それに、どこのホールも例外なく、これまでとは次元の異なるすさまじい勢いで客離れが加速していて、そのなかで打つ台を確保するためには視野をもっと広げて選択肢をより多く確保しなくてはならない、というのもあります。もはや「あの店は嫌いだから」とか言ってる場合じゃなくなった、ということです。

で、そのスロ専ホール、どうせ過疎化が凄いことになってるんだろうなあ~、いやしかし人気のスマスロ北斗を市内ホールのなかでは最多導入してて、いくらなんでもそのへんにはそこそこ客がついてるのかもしれない・・とか思いつつ行ってみたんですけど、北斗も含めものの見事にガッラガラでした。平日だったってのもあるかもしれませんがこりゃヒデぇ、とビックリ。

面白い台がない、もしあったとしてもホールがまともに使わないから客が打たない

そのスロ専の近隣にある「地域一番店」とされるホールの北斗はいつも盛況(そのホールも盛況なのは北斗と沖ドキゴールドだけであとは似たようなものなんですが)なのを考えると、やっぱり「どれだけ面白い台があっても、そこに客がつくかどうかはホールの使い方次第」であるとわかる。私のなじみのホールの役職者とかと話をしたり、あるいはネット上での業界人の話とかをみたりしてると、どうも「いい台がないから客が来ない」みたいなこと言う人が多いと感じるんですけどね、いやいやいやそんなことないから。

パチンコの「バベル5000」などは近年まれにみる面白い台(と私は断言する)でしたが、「業界人」(ホール関係者?)がネット上で「辛すぎるから打たないほうがいい」「辛すぎてお客に申しわけない」とか公言し、いかにも「メーカーが悪い」みたいな言い方をしてて驚いたのを思い出しました。いやいやいや、辛すぎると思ったなら次の日にもっと釘をアケればいいんでないの? パチスロで「設定6でも出ない」とかいうのとわけが違うでしょ。ザバザバ飛び込めば絶対に面白いし私だって打つのに、どこのホールもガッチガチの調整でほったらかしにしてるからまったく誰も座らない。それはメーカーのせいなのだろうか。懐事情がキツイのはわかるけど「そこそこ飛び込むから頑張れば勝てるかも」とか思えるくらいでなければどれだけ素晴らしい台でも誰も打つわけがない。もったいなさすぎる。

変幻自在の役物アクションに脳汁噴出!「Pバベル5000」実戦!

「スマスロ北斗」もそろそろ私もけっこう打つ機会が増えてきて、なるほど大ヒットした初代のシステムや演出を踏襲しつつ現代のスロッター向けにアップデートされてい(個人的には「無想転生」はいらなかったけど)て、これは人気になるのも頷ける、という印象を持っています。しかし私の地域のホールの北斗はほとんどが毎日毎日右肩下がりのスランプを描いてるうえに、たまにはリセットされてたりとかいうこともない。ピッタリ宵越し天井で当たったり朝から800G+前兆を超えてたりした前日右肩下がりの大撃沈台を喜んで打つ人がいるわけがない。

せっかく面白い台があってもまともに使わないからみんな打たない。ていうかジャグラーや海物語なんていう最強レベルの面白い台がず~っとあるのに客が減り続けてるっていうのが、「どれだけ面白い台があろうと無駄」ということを証明している気がしますね。

知識がない人は損する仕様の台ばかりだからライト層が離れた

さきの北斗の話で、リセットがどうとか宵越し天井がどうとかいうことを言いましたが、そういうことを考えない「遊びで打つ」層や知識がない層は「前日沈んでるから今日は出るかも」とか考えてテキトーに打つかもしれません。しかしそういう層のことは業界全体が徹底的に軽視し続けているから、テキトーに打ってカネを落としてくれる人はパチ屋に来なくなってしまった。それも当然でしょう。説明書を見ないと、ていうか説明書を見てもさっぱり意味がわからない台ばかりだし、パチンコも含め何も知らないで打つと圧倒的に損するようになっている台ばっかり。

私はパチンコにもパチスロにもある程度の技術介入度はあったほうがいい思っていますが、「なんだかよくわからなくて勝てそうな気がしないから打つのやめよう」と思われてはダメだと思うんですよねえ。「知識」によって差が出るようなことは極力少なくしたほうがいい。

「ビタ押しができると得する」とか「止め打ちすれば得する」とかはいいんですよ。技術介入はそれ自体が「遊技」の一部であり、それがうまくできるように努力することも「遊技」の一部であって、その努力と努力して上手くなることによって得られる喜びが「遊技」の楽しみを倍加することだってあるんだから。

だから「止め打ち」を禁止するようなパチ屋には行ってはいけない・・・んですけど、それに対して「パチスロで終了画面がこれだったら天国だからやめると損する」、とか、スルー回数の天井がどうとかモードがどうとか、そんな面倒くさいことをいちいち頭に入れないとまとも打てないってのは、どう考えても依存症層を優遇しライト層をホールから追い出す愚策としか言いようがない。

私などはパチスロの「ヴァルヴレイヴ」だの「カバネリ」だのはそのシステム、というか中身を覚えるのがあまりに面倒くさくていまだに打ってない。面倒くさくても「なんか面白そう」と思えるところがあれば別だがそれもないんだなあ。カバネリなんかは今大人気だからこき下ろすとたぶん怒られる、ていうか老害扱いされるでしょうが、解析サイトをちょこっと見てみたり横で他人が打ってるところをチラッと見てたりしても「いかにも面白くなさそう」という気しかしない、ってのが正直なところ。やたら複雑で面倒くさそう、っていう先入観がそうさせるのかも。「文句は打ってから言えや」って言われれば「そうだねごめん」って言うしかないけど、「とりあえず打ってみよう」という気がまったく起こらない。お金がもったいないという気しかしない。

まあカネが目的で打ってる私のような人間には「面倒くさい」などという態度は許されないことですが、遊びで打つ人ならなおさら、わざわざネットで情報を探して熟読したうえで打たないと損するような台を打つ気になどならないでしょう。じっさいわが地域でみるかぎり、ヴァルヴレイヴだのカバネリだのを打っているのは台の中身を(おそらく)熟知し、キタイチキタイチ言うような層ばかり。いかにもパチスロがヘタそうなご年配が打っているところなど見たことがない。

対して「スマスロ北斗」はそのへんの台に比べたらシンプルだからなのか、わりとご年配やエンジョイ層が打っているところをみかけます。そういうご年配やエンジョイ層が打ってくれたほうがパチ屋は儲かるはずだし、そういう層が来なくなればキタイチキタイチ言う層も勝てなくなって結局来なくなるのだから、ふつうに考えれば優遇すべきは「スマスロ北斗」やジャグラーや海物語のはずなんですけど、ホールを見ているとそうはなってないっぽいんですよね。件のスロ専ホールなんかひどいもんですよ。カバネリだのには若者がそこそこいる(聞いた話では高設定確定演出をみることもたまにはあるらしい)けどジャグラーには誰もいない。それはもちろん、ジャグラーが「出ないから」でしょう。バカだなあ。依存症層やキタイチ層を喜ばそうとしてばかりで、初級者や年配層を軽視しまくっている。その結果依存症層やキタイチ層「しか」来なくなった。それがぱちんこの客離れの正体なんじゃないか。依存症層やキタイチ層しか来ないから、そのへんの人が喜ぶ台が「人気台」「面白い台」であると勘違いして、ご年配やライト層が好む台は「人気がない」「面白くない」と軽視し、するとますます依存症層とキタイチ層しか来なくなる・・・というスパイラル。件のスロ専のジャグラーのシマの客のトビ方をみるとそういう理解をするしかない。

 

私のようなハイエナ特化人間が「知識介入の有効な台はダメ」と言うのは矛盾だ、という向きもあるでしょう。たしかに、美味しいのにそれが美味しいと知らない他人が捨てたものを拾うのが私の基本戦術でこれまでそれで生きてきたし、知識がない人が多くいるホールのほうが勝てるのは間違いない。しかし理想は、ていうかやりたいのは高設定や甘釘台をつかんで徹底的に粘って勝つことであって、パチ屋にお客がいっぱい来てパチ屋が高設定や甘釘を投入できるような状況になってくれたほうが勝つためにはいいに決まっているのです。高設定や甘釘がいつもどこかにある、という状況であれば天井を搭載している台などなくても別に構わない。高設定や甘釘がたくさんある状況になるためにはパチ屋に儲かってもらわなければならない。ならば初心者やご年配にもっと来てもらうことを考えたほうがいいのでは?という話です。

私のぱちんこ生活もそろそろ「終わり」と「その後」を意識せざるをえない

いずれにしろ、どこのホールも尋常じゃない客のトビ方で、甘釘や高設定など望むべくもなく、天井やゾーンを狙うどころの話でもない。データカウンターはいつもひたすら「ゼロ」ばかりが並んでいるんだから天井もヘッタクレもない。

都会のホールとか、お金をそこそこ持っている(大金持ちはぱちんこなんかやらないだろうしお金が全然ない人もまたやらないだろうから「そこそこ」)ご年配が多く住んでいる地域にあるようなホールはまた違うのかもしれませんが、この状況ではどう頑張っても生活に必要なほど勝つのはムリかもなあ~、という気持ちになっているのです。これから先パチ屋の客がワッと増えるような要素はまったく見当たらないし。

世の中全体が値上げでヒイヒイ言ってるなか、パチ屋が客に還元しようなんて気になるわけがないし、客のほうもぱちんこで無駄金を使おうなどという人が増えるわけがない。それに、スマスロ北斗のように(業界が熱望していたはずの)「面白い台」が出てもボッタクリまくって客をトバすようなホールばかりでは、どれだけ画期的な台が出ても客を増やすことにはつながらない。どう考えても八方ふさがり。

お小遣いレベルでいいんならともかく、いい年したオッサンが多大な時間をかける甲斐が感じられるほどの収支をキープすることはもはや無理、と感じています。これまでに感じたことのない危機感。これまではどれだけ収支が上がらなくてもそれは「引けなかったから」で済んでいましたが、今は「打つ台がそもそも見つからない」。

いよいよ私も自分のぱちんこ生活の終焉を予感し、その後どう生きていくのかということを真剣に考えなくてはならない、と感じています。2023年の収支はヒドイことになりそうです。

ぱちんこ店の客離れを肌で感じる日々。

続々:ぱちんこ店の客離れを肌で感じる日々。

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