いよいよ導入となる「スマスロ 北斗の拳」。
パチンコ・パチスロがすっかり斜陽となった現在の感覚では想像もつかないくらいの超絶大ヒットとなった初代「北斗の拳」は私も夢中になって打ったし、それを「完全再現」しているというのであれば、パチスロから離れてしまったオールドスロッターも少しは戻ってくるかも・・ということを先日の記事で書きました。
はたしてパチスロ人気復活に一役買うことができるのか注目すべきところですが、話題の機種だからといってまともな運用をするかどうかはホール次第。期待の機種であろうととにかく目先の儲けを取らなければやっていけない、というホールも多いでしょうからね。業界全体が初代「北斗の拳」が出た20年前のような業況にはないわけですから、そのへんをよく考えてどのように向き合うかを決めるべきでしょう。私はもちろん「とりあえず様子見」です。ものすごく当たってて右肩上がりのスランプを描いているような台や天井に近い台があればもちろん打ちますが、話題の台だから高設定入れるだろ!という安易な気持ちで突進する勇気も余裕も私にはないです。
で、今回は我が家にてまだまだ現役で頑張ってくれてる「プレイステーション2」を使って初代「北斗の拳」をプレイし、その魅力を再発見することにします。大ヒット機種だけに各地のスロットゲーセンでもプレイできるしスマホアプリなんかもあるようですが、わざわざゲーセンに打ちに行くのも大変だし、スマホやパソコンでプレイするよりはプレステのほうがパチスロとしての打感に近いものを味わえるので、愛用のプレステに出張ってもらうことにします。
プレステ版北斗はなかなか楽しめる
今回使用したのはコレ。
Amazon.co.jp 実戦パチスロ必勝法! 北斗の拳 通常版
私自身が初代「北斗の拳」を一生懸命打っていたちょうどそのころ、なかなか勝てなかったもので参考のためと思って買い求めたもの。
このソフトはけっこうデキが良くて、なにより参考になったのはモード移行を丸見えにできるところ。高設定の挙動というものを体感できたし、演出からモードを推測するのは思ったより困難というのも学べました。低確率モードでもフツーにラオウステージに行くこともあったり。
そのようにしていろいろ勉強しましたが、それでホールで勝てるようになったかといえば否、でしたけどね。北斗揃いをフラグ強制できたのでそれでラオウ昇天に何度もチャレンジしたり。何度北斗揃いさせてもショボ連ばっかりで結局強制フラグ(BB継続も強制できる)でラオウ昇天させたり、ただ遊んだだけでした。バトルボーナス継続率は確認できないっていうところが物足りないところでもありましたが、オーラ色やBB中の演出で継続率をあれこれ推測するのが楽しいわけだから、そこをあえて見えなくしたのも良かったのかもしれません。非常に楽しめるソフトになっています。
↑ラオウ昇天!こんな連チャンも自由自在に!
設定6で仮想実戦。すぐに爆連!
設定を「6」にしてプレイスタート。スタート時にモードはすでに「CHANCE」(天国)。設定6は設定変更時に約46%で天国へ移行。設定1は約24%なのでその差はデカい。ここで2枚チェリーを引ければ100%バトルボーナス当選。スイカB(滑りを伴うスイカ)でも約50%、チャンス目(揃わないリプレイ)でも25%で当選なのでまさに激アツ。レバーオンで「デ~レ!」や「デロレロ~」っていう予告音が発生したらドキドキ!
天国中に出やすい演出とか、天国濃厚となる演出なども多数搭載されていますが、そういうのは出るには出るけどあんまりしょっちゅう出ることはない。演出頻度は現在の台と比較したらモード問わず低め。この塩梅がちょうどいいんだなあ。今の台は演出がうるさすぎ。
それにこの台の場合、出目と液晶演出の絡みでアツくなれる瞬間が非常に多い。とくに高確っぽいところなどではアツくストップボタンを押すことができて、通常時は常にエキサイティング。
で、実戦開始から18G目、速攻で2枚チェリーを引いてBB当選。このソフトではモードが「ETC」と表示されます。
最大32Gの前兆へ。前兆中にまた2枚チェリーを引き、これは完全にヒキ損になるんですが、実機では(前兆確定の演出が出ないかぎり)それはわからないので、当時はヒキ損という感覚はなかった。よりアツさが増すだけ。
ナイフなめる「ここは通さねえぜ」のザコよりこっちの「汚物は消毒だ~!」のザコのほうがアツいんだっけ?ザコ登場からサウザーに「でかくなったな小僧」って言われて・・・
サウザーを倒し、感動的BGMが流れます!そしてボーナス確定! 原作の名シーンを忠実に再現してていいですねえ。ラオウとの戦いをクライマックスにして、原作のそれより後の部分は採用してないのも良かった。機械の容量の問題もあったんだろうけど、ラオウがいなくなったあとの部分ってどう考えても蛇足ですからねえ。
これが赤7揃い、白オーラでやっぱり単発。まあまあこんなもんでしょう。
終了後低確モードへ移行、こうなると設定6であってもしばらくはハマるか・・と思ってたらスイカA(弱いほうのスイカ)でいきなり当たり。低確からスイカAでいきなり当たるのは設定6だけが他設定の倍くらいに(設定6は約6.6%)優遇されてます。
それが赤7揃いで黄色オーラ。どうせすぐ終わるんだろ・・と思っていると意外にもケンシロウがなかなか負けない。8連目で倒されるもリンに呼ばれて復活、10連目に「愛をとりもどせ!」が流れ、15連目にはケンシロウがレイの拳を繰り出して、継続率79%以上が確定。
↑カッコいい!
「愛をとりもどせ!」が流れたときのイケイケ感は最高ですねえ。10連を超えてこれが流れないと「終わっちゃうの?」とドキドキしましたね(10連目以降、継続時の1/3で流れる)。
それに現代のパチスロと違うところは、カットインの色がどうだのタイトルの文字色がどうだのセリフの色がどうだの、期待度を上げ下げする示唆演出がないこと。期待度上げ演出がない時の「どうせ終わるんだろ」っていうのがないし、期待度上げ演出が来て負けたりしたときの「負けんのかよ!」ってムカつくこともないから、ラオウとケンの戦いに素直にエキサイトできるし楽しい。
そんなことを考えながら打ってるとどんどん継続。こりゃあ強制フラグなしでラオウ昇天しちゃう?・・・と期待しましたが18連で終わり。赤7揃いでオーラは黄色とかでもこういうことがあるから侮れない。赤7でも高継続率が選ばれることもあるし北斗揃いでも高継続率確定ではない、ってのは絶妙な匙加減でしたね。
18連で一撃2,500枚!じっさいのホールでこういうの体験したかった。抽選で当たって夜だけ設定6の台を打ったことがありましたがそのときはクソほども出なかった。
その後591Gハマって単発。さらに685Gハマリ。ここはなかなかモードが上らなかった。高設定とはいえこういうこともある。実際ホールで打ってたら高設定の可能性はないのかな~と疑っちゃうかもしれないところですね。プレステでモード丸見えでやるのとホールでやるのとではもちろん比較にならない。1日単位で設定を見抜くのはカンタンじゃない。今の台みたいに設定示唆とかありませんしね。
で、その685Gでの当たりがまさかの北斗揃い。継続率85%or89%の高継続バトルボーナスの可能性大。オーラは緑オーラでした!どうせすぐ終わるんだろ・・
とか思ってたら続く続く。22連、ラオウが天に帰って2,944枚!
この出玉感と出玉スピードはさすが4号機。この台が流行っていた当時、スロッターの話題は「お前はもうラオウを昇天させたか?」になることが多くて、この台を打つにあたってひとつの目標になっていたんですけど、20連超えちゃえばこれだけ出るわけですからね、出玉的にも大満足、そしてラオウ昇天というプレミアム演出も拝めて大満足、となる。
これもこの台が超ヒットとなった要因のひとつでしょう。デジパチを打ってればわかると思いますけど、基本的に連チャンが終わるときって「ガッカリ」して終わるわけですよね。どれだけ連チャンしても「あ~、終わっちゃった。もっと連チャンしろよ!」となる。満足することがない。6号機パチスロの2,400枚リミットはその意味で(それが目標になり、それ以上は絶対に伸びないんだから)良かったと思ってるんですけど→6号機の「2400枚」リミット。・・・それで充分じゃないか?、初代「北斗の拳」は一撃万枚の可能性も秘めながら、そこまで行かなくても充分満足できるようにつくられていた。もちろん今のデジパチ等にも一定数連チャンすればエンディングとかプレミア演出が見られる、っていうのがたくさんありますが、この台が出た時はほかにそんな台はなかったわけですから、その斬新さに多くのスロッターが熱狂したのも当然でしょう。私などは20連行かなくても10連超えて「愛をとりもどせ!」が聴ければそれだけでものすごく嬉しかったですね。
大ヒットマシンの魅力を再認識し、スマスロも楽しみになってきた!
その後もちょくちょく中ハマリを喰らうも、赤7の黄色オーラから34連でまたしてもラオウを天に帰して一撃4,701枚をやらかして出玉爆増。
さらに北斗揃いしてレインボーオーラ、こりゃあまた大連チャンしちゃう?と思ったらそれが2連(これ何度喰らったかわからないくらい何度もやった)。しかし1G連(84%or89%継続時は終了後0.98%で1G連)で赤7、それが8連しちゃったりでどんどん出玉は増えて、
獲得10,290枚、仮想収支プラス 10,190枚で終了。
なんと万枚。終わってみれば初当たり確率も良好(ボーナス後の高確移行率がやっぱり段違い。それで即連っていうパターンが多いですね。このへんはスマスロでも継承してたりするのかな?)で、2回も北斗揃いしてラオウ昇天も2回、という上振れ展開。いやいやいや、ホールではいちどもこんなことにならなかったのに。なぜプレステだとフツーに引けちゃうのか。
いずれにしろさすがは4号機の設定6、という出玉感を味わえて満足。「スマスロ北斗の拳」がこれほどの出玉性能を持っているかどうかはわかりませんが、どうやら設定変更後は天井が低いという仕様らしいので、4号機北斗よりはひょっとして圧倒的に勝ちやすかったりするかもしれません。それに初代の液晶演出と演出頻度にカスタムすることも可能だそうで、情報が出るにつれ私もちょっと楽しみになってきました。今回プレステで打ちなおしてみて、やっぱり初代北斗って偉大なパチスロだったんだなあ~と再認識しましたしね。2023年の私のパチスロ収支を支えてくれる台になってくれるか、いやぜひともなってほしい!という期待をしつつ、導入を待ちましょう!
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