パチスロ初心者向けの講座の続きです。
何度も言いますが初心者向けの講座ですので、
それ以外の方には役立ちませんのでそのつもりでお読みください。
前の記事 パチスロ・タイプ別の攻め方~AT・ART機編①~高設定狙いはあきらめよう!
において、AT・ART機は設定推測が難しい(ノーマル機も簡単ではないけど、さらに、という意味)
ので、安全に稼ぎたいのならAT・ART機で高設定を狙おうなどということは
考えないほうがよい、(長い目でみれば)確実に勝つ方法があるんだから・・・
その方法は、「天井狙い」であると、言うことを書きました。
天井とは、そこまで回せば必ず何かしらが当たる、という回転数のことですね。
私がメイン機種としている「ミリオンゴッド~神々の凱旋~」では、
1480ゲームでATに当選(押し順ミスによるペナルティで伸びる可能性あり)し、
前兆ゲーム後にAT発動、という天井機能がついています。
なぜ天井機能がついているのかを理解しよう
なぜ、天井機能がついているのか。
ちなみに、ジャグラーやハナハナ、ニューパルサーなどの
いわゆるノーマルタイプには、ほとんどがついていませんね
(エヴァンゲリオンシリーズの一部やダイナミックサンダーVなど、特定ゲーム数でRTに突入する
タイプの例外機種あり)。
対して、AT・ARTタイプの機種には、ほとんどが何かしらの天井機能を
搭載しています。
これがなぜなのかをまず理解しましょう。
そこを理解すれば、AT・ART機で高設定狙いが無謀な理由、
天井狙いが有効な理由が理解できます。
私は業界人ではないので、制作側がどう考えて天井をつけているか、
ほんとうのところは当然ながら知りませんが、
パチスロで稼ぐには、そこをどう考えるべきか、という観点から書いていきます。
①ハマリ救済のための機能
ついこのあいだ、山佐から「リノ」という台が出ていました
(もう過去形でいわざるを得ないのが悲しいところですね)。
この台には天井機能はありません。
連チャン時には一気に2千枚くらいの爆裂はしょっちゅう発生しますが、
そのかわりハマるときはとにかくハマる。
私は導入初日に、大連チャン3回で5600枚を獲得しましたが、
私がやめてから大ハマリ2800ゲーム!!
リノは、正確にはAT・ART機ではないのですが、
もし、AT・ART機に天井機能がないならば、この程度のことは普通に起こるでしょう。
つまり、意図的に連チャンや大爆裂が、(まれに)起こるように
システムがつくられているため、それに見合ったハマリも起こるように、
わざと、意図的につくられているのです。
この、「意図的に」というところが重要です。
ジャグラーやハナハナも、時として信じられないハマリや連チャンが起こりますが、
それは意図されたものではなく、偶然の産物です。
プレイヤーは一撃大量出玉を実現したい。
ホールは一撃大量出玉をみせてプレイヤーにアピールすることにより、
客をつけて売り上げを上げたい。
ホールが喜ぶから、メーカーも一撃大量出玉を実現できる台をつくる。
こうして、AT・ART機は、一撃万枚という性能をもつかわりに、
クソハマリが連発する台ばかりになってしまったのです。
しかし、ハマリばかりでは客も疲弊してしまう。
ということで、特定のゲーム数までハマればなにかが当たる機能をつけた。
つまり、普通に打てばどんだけ負けるかわからない、それが今のAT・ART機なのです。
②プレイヤーに打ってもらうための機能
さきほど名前を出した、山佐の「リノ」は、あっというまにホールから
消えてしまいましたね。
一撃の出玉性能はそこそこあるのに、なぜ消えてしまったか。
いまどきのスロッターは液晶演出で賑やかされないと間がもたない、という人が多いので、
液晶を搭載していないから人気が出なかったのかもしれません。
ハナハナのように告知が楽しいわけでもない。
しかし最大の理由は、クソハマリするくせに、天井やゾーンなどの狙い目がない、
ということではないでしょうか。
ジャグラーやハナハナのハマリは、意図的でない分、基本的に大したことないし、
ゲーム性が練られているので、天井やゾーンがなくても
人気になっていますが、リノの場合、
信じられないハマリを連発するうえ、ゲーム性もいまいちだったので、
だれも打たなくなってしまったのではないでしょうか。
仮に天井やゾーンがあれば、私ももう少し打ったかもしれません。
ていうか、私に言わせれば、いまのAT・ART機は、
天井を狙うのでなければ打つ気の起こらないハナクソ台がほとんどなので、
そう考えれば、天井がついているから打つ、ついてないから打たない、
というプレイヤーは相当数いるんではないかと思います。
ノーマルタイプのパチスロや、パチンコには天井機能はない
ハマリの救済機能としての役割が天井機能にはあると書きましたが、
恐ろしいハマリを連発するパチンコには天井機能はないですね。
ジャグラーやハナハナなどの、ノーマルタイプのパチスロにも
基本的には天井機能はありません。
これは規定上の問題で、パチンコの「大当たり」や、パチスロの「ボーナス」は、
強制的に発生させることが禁じられているので、天井機能が搭載できないのです。
ATやARTは、厳密には「ボーナス」ではない
(こちらで解説しています→現在のパチスロの種類を理解しましょう)
ので、特定ゲーム数で強制的に発生させたり、連チャンさせたりすることができます。
ここは意外に理解していない人が多いです。
理解していても、ジャグラーやハナハナやパチンコで、
大ハマリ台を見つけると喜んで座る人がいますが、
ハマっているからもうすぐ当たる、のは天井機能を搭載したAT・ART機だけです。
いつ(までに)当たるかわかる、というのはものすごいアドバンテージ
いずれにしろ、天井つきマシンは「いつ(までに)当たるかわかる」のです。
よく考えてみてください。たとえば「CR真・花の慶次」のMAXの場合、
大当たり確率は399.6分の1です。
対してパチスロ「ミリオンゴッド~神々の凱旋~」のAT初当たり確率は、
ゴッド揃いや赤7揃いといった確定役も含めると設定1で452.8分の1。
CR花の慶次MAXなんか、いつ当たるか、どれだけハマるかわかりませんよね?
ひょっとすると2000回ハマるかもしれない、いや、それでも引けないかもしれない。
対して、ミリオンゴッド神々の凱旋の場合、
約1500回(6万円くらい)で、必ずATに当選します。
まあ、そこからどれだけ出るかは運次第ですが、それはCR真・花の慶次も同じ。
MAXタイプパチンコ並みの確率のゴッド凱旋のATが、
いつ当たるかわかる。これはとてつもなくオトクなことです。
谷○ひとしセンセイみたいに、パチンコで「いつ当たるかわかる」ことができたら
スゴイと思いますよね?いまのAT・ART機は、それができるようになっているのです。
というわけで、それを利用しないのは実にもったいない、
というか、それを利用しないと勝つのは至難の業になっているのが現状です。
次回の記事で、天井狙いについてさらに突っ込んで書いていきます。