私が常に巡回するホール4店舗になかに、
「ミラクルジャグラー」をいまだに設置しているホールがひとつだけあります。
都会のホールではどうなんでしょうか。まだたくさんあるのかな。
で、そのホールはジャグラーを数機種取り揃えていますが、
ミラクルジャグラーとみんなのジャグラーは際立って稼働が少ない。
みんジャグは私もあまり好きじゃなくてほとんど打たないのですが、
ミラクルは別に嫌いでもない。
先日、久しぶりにちょっとだけミラクルジャグラーを打ったので、
なぜ不人気なのかを考えてみました。
「ミラクル」が起こる可能性をもつスペック
2011年に登場した「ミラクルジャグラー」。
メーカー発表の設定1の出玉率は驚愕の95.7%。
稼ぐ目的で打っているのなら、もう設定6(107.9%)以外はゴミという出玉性能です。
メーカー発表数値は完全フリー打ちの場合の数値だ、という説もあるので、
チェリー狙いで打てば少し違うんでしょうが、
たいしたことない出玉性能、ということには変わりないでしょう。
しかしビッグ偏向型のスペックで、いきなりのビッグ連打であっという間に
ドル箱満タンという展開もよくありますね。
私も、爆連で一気に3000枚くらい出てから、
2000ゲーム近くのストレートハマリをくらって全ノマレ、
という嫌がらせを受けたことがあります。
ボーナス合算確率は設定6でも1/140。
クソハマリを喰らう確率はほかのジャグラーと比べて高くなる。
ビッグ偏向にしたことによりハマリがきつく、
このへんが不人気の一因であることは間違いないところと思います。
設定推測が困難で打つ気をなくさせる
荒波スペックだけならいいですが、
設定推測が非常に難しいところもマイナスポイント。
(↑北電子の機種ページより引用)
変則的なボーナス確率の設計(REG確率が一番高いのは設定5)だし、
小役確率の設定差も微小すぎて使えない(ブドウ確率→1/6.24~1/6.01)。
そのうえ、さきほども書いたように設定6以外はとてもじゃないが打つ気がしない機械割。
設定6が見抜けそうな気がすれば、攻略志向の若者も打つかもしれませんが・・。
設定6はBIG確率がとびぬけている、といえばそうとも言えるので、
私は「ダントツにBIGが引けている台」を狙うことにしています。でも負けてます。
久々の実戦。「新世界より」はカッコよかったが・・・
で、ちょっとだけの実戦データ。
わざわざ見せるほどのものではないですが、せっかく記録したので。
前任者のぶんも含めるとボーナス出現率は悪くなく、
やめなくてもいい展開だったものの、ミリオンゴッド凱旋のハマり台を発見し、
そっちを終わってからまた戻るか(高設定かどうか疑わしいジャグよりも凱旋のハマり台が優先)
・・・と思ったら埋まってて戻れず。
そこそこ出てたようですが設定はわかりませんね。
しかしこの台に関しては、連チャンとハマリが極端な体験が多いですね。
「ジャグラー連チャン」についての考え方の記事でも書いたように、
「意図的なジャグ連などというものは(たぶん)ない」のですが、
ミラクルジャグラーを打っていると、
「ジャグ連はある」「ジャグには天国モードと地獄モードがある」
と思ってしまっても無理はない気がしますね。
それはともかく、ミラクルジャグラーが不人気な理由は、そのハマリの深さのほかにも
思い当たることがいくつかあります。
それはこのウルサイ音。「みんなのジャグラー」やアイム系もそうですが、
このやかましいバスンバスン、ガシャンガシャンいう音は非常に疲れる。
今回は連チャンにより「新世界より」を聴けて、
これはやたらカッコいいアレンジなんですけど、通常時のやかましさはどうしようもない。
マイジャグが大人気なのは、そのスペックもさることながら、
長時間打っても疲れない音の静かさ、というところが理由の一つだと思うんですよね。
余計なものが多いジャグラーはヒットしない
ジャグラーの魅力はそのシンプルさであるところは、異論がある人はいないと思います。
なので、演出過多なジャグラーは基本的に不人気になる傾向にありますね。
私は好きだったんですけど4号機「ハイパージャグラー」(フラッシュや3秒フリーズなどを搭載)
しかり、私も嫌いな「みんなのジャグラー」(ピエロ重複を搭載)しかり。
「ミラクルジャグラー」の「余計なもの」とは、私が考えるに、その多彩すぎるプレミアム演出。
出現率は低くなっていますから、気にならないと言えばそうなんですけど、
少なくともそれが、たくさんあるジャグラーのなかから「ミラクルジャグラー」を
選んで打とうという動機にはならない。
逆回転やフリーズはたしかにビックリするけれども、
それがジャグラーに必要かというと別にそうでもない。
もっとひっそりとした違和感演出がジャグラーらしさというものでしょう。
マイジャグラー2や3はそのあたりの匙加減が絶妙なわけで、
演出が多いのはいいが、ド派手でうるさいのは真性ジャグリストは求めていないのでは。
とはいうものの、あたらしいジャグリストを育てるきっかけにはなる
派手な演出はいらない、と書きましたが、
「GOGOが光るまで待つだけのゲーム性が退屈」とかいう人もいることは事実なので、
ジャグラーに興味のなかった人を振り向かせるためにはこういうのもあったほうがいいのでしょう。
「みんなのジャグラー」もそういう意図で出た台だったんだろうなと思います。
実際、私もジャグ好きになったきっかけは余計な演出満載の「ハイパージャグラー」でしたし。
ジャグラーの基本を守りつつ、しかしプレイヤーを驚かせる新機軸を盛り込んだような、
あたらしいジャグラーの登場を期待します。
(ほかにもジャグ実戦記事書いています↓)
ミラクルなジャグ連を満喫!「スーパーミラクルジャグラー」を打ってきました