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母が要介護5になりました

特別養護老人ホームにいる私の母が、

「要介護4」 と認定されたという記事を

昨年書きましたが、

→母が要介護4になりました~介護保険の区分変更の話~

その要介護認定の期限(12か月)がやってきまして、

市の調査員が認定調査をしに母に会いに来ました。

残念ながら(失敗した!と思っています。後述)私は立ち会えなかったのですが、

その結果認定された要介護度は・・・「要介護5」。

ついに最も高い介護度に。

アルツハイマーと診断されたのが10年近く前。

要介護1と認定されたのが約4年前。

そこからは私の父、つまり夫の病気や死などを経て

坂道を転がり落ちるかのように認知症が進行し、

ついに最も高い要介護度になってしまいました。

とうとうここまできてしまったのか・・・という絶望を感じます。

 

 

要介護認定とは、介護保険を利用するにあたり、

その人がどれだけの介護サービスを必要としているか

(どれだけの介護サービスを行う必要があるか)

を保険者(市町村)が判断するものです。

(要介護認定については→要介護認定を受ける② でも少し書いています)

 

どれだけの介護サービスを行うべきか、を判断するため、

市町村は調査員を被保険者(介護をされる人)のところへ派遣し

「認定調査」をし、その調査の結果を受けて

市町村の附属機関である「介護認定審査会」が、

 

「自立」

「要支援1」「要支援2」

「要介護1」「要介護2」「要介護3」「要介護4」「要介護5」

 

の8段階で「要介護度」を判定します。

 

これは認知症の進み具合や病気の重さではなくて、

その人を介護するのにどれだけ時間と手間が必要とされるかで判断されます。

 

で、私の母は「要介護5」。

 

「要介護認定」という制度については

いろいろと問題だと思われるところがいっぱいあるんですが

それはまた別の機会に書くとして、

どういう状態で「要介護5」になったの?

という興味がある方もいると思うので、

今の私の母の状態を書いておきます。

生活全般にほぼ全介助が必要

・自力でベッドから起き上がれない(まれに自分で起きることもあり。身体機能的には不可能ではないみたいだが、それを意識してすることができない)

・自力で立てないし歩けない。抱きつかせるようにして支えてやればなんとか歩ける。

・洗面・歯磨きはできない(口をゆすいで「ぺっ!」と吐き出す、ということができない)

・服の着替えができない

・飲食は自分でできない(スプーンやコップを口の前に差し出さされれば、それが食べるものであると認識する模様)

・便意を感じないか、もしくは訴えることができない。いいタイミングでトイレに座らせれば用を足すことができることもあるがオムツに出してしまうことが多い。

・言葉によるコミュニケーションはほとんど不可能。他人の指示はほぼ理解できない。でも、不快なときや痛いときは言葉で意思表示することもある。快・不快を笑顔やしかめっ面など表情で表すことはできる。

 

・・・こうやって「できない」「できない」って書くと、

それじゃあ、ただ生きてる、っていうだけじゃん、

と思われるかもしれません。

 

しかし、さきほども書いたように表情などで、

喜んでいたり不快に思っていたりとかいうことは

けっこう表情豊かに表現するのです。

なにかを食べさせたりして

「おいしい?」ときくと

首を振ったりもしくは「うん」ってうなずいたり、

こちらの質問の意味は理解できていないようですが

表情を観察しているとどう感じているのかなんとなくわかる(気がする)。

 

水頭症の手術前はそんなやりとりすらできなかったので

→認知症の母:「正常圧水頭症」と診断される

私としてはこれだけでけっこう嬉しいんですが、

ともかく何をするにもすべて人の手を借りないとできない。

なので、「要介護5」と判定されても、

まあそうだよね、しょうがないよね・・・

と言うしかないのですが・・・

介護度があがる、ということは・・・

要介護度が高くなる、ということには、

いまの私の立場からすればデメリットしかないのです。

要介護度が高くなればなるほど、使える介護サービスの金額、量は増えますが、

そのかわり、自己負担額は増えます。つまり、サービスの単価が上がる。

 

在宅介護で、ほんとうは週5でデイサービスに行かせたいけれど

介護度が低いばっかりにそんなに行かせられない

(やろうと思えば可能ですが、限度額からはみ出たぶんは全部自己負担になってしまいます)

という場合や、

要介護度が低くて特養に入れない、という場合には

高くなったほうが利用者にとってのメリットがありますね。

 

しかし私の母のように施設に入っている場合は、

ただ利用料金が上がるだけです。

月2千円くらい負担が増えますね。

 

そのかわり、当然ですが施設側の収入は増えることになります。

同じ人を介護するなら報酬が多いほうがいいに決まっています。

家族は、調査に絶対立ち会うべき

さきほど「調査に立ち会えなくて失敗だった」

と書いたのはこのあたりが理由です。

私の母が世話になっている施設がそんなことをするとは思ってないですが、

施設としては介護度が高いほうがいいわけだから、

介護の手間がものすごくかかっていて大変です、

という演出、細工をしたり、調査員にウソを言う施設もあるかもしれない。

ていうか、実際にそういうところもあった(ある?)らしいです。

→報道STATION ~疑惑の介護認定~

 

さらに、市町村によっては認定調査を介護事業者(に所属するケアマネージャー)

に委託する場合も多いそうなので、

そうするとそのケアマネが施設と関係のある人ならば、

施設に都合のいいように

介護度が高くなるように調査結果に恣意をくわえる可能性だってあるわけです。

 

まあ、そんないい加減なことはそうそうないでしょうが、

家族が施設に「おまかせ」にしていると

そういうことが起こる可能性がほんのちょっとでも高くなってしまいます。

 

今回の私の母の要介護5判定は、私としては「まあ妥当なのかな」

と思っていますが、

おかしな疑念を抱かずに施設と良好な関係を保つためにも、

なにがなんでも調査に立ち会っておくべきだったなあ、と。

家族の立ち会いは必須ではないので、

つい施設にまかせてしまいました。

 

とはいうものの、私も母を毎日みているわけではないし、

施設の人のほうが今の母の状態についてはよくわかっているわけで、

立ち会って意見を述べたところでどれだけ意味があるか・・・

とも思うので、だから立ち会うのがめんどくさくもなります。

 

次回の認定調査には立ち会って、

また記事にしようと思います。

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