現在大人気の、どこのホールもできるだけ台数を増やしてとにかく客をつけたいと頑張っているようにみえるパチンコ「P大工の源さん 超韋駄天」。
ものすごくアケられることがあれば打つこともあるかもしれませんが、いまのところ打つ機会にはあまり恵まれません。人気機種だけにどのホールもヒドイ扱いはしてないようですが、必死こいて粘らなきゃあ・・というほどにアケられているのを見ることは少ない。
なのでまだ数回しか打ってない。演出も激アツ演出大安売りでウルサイし、すすんで打とうとはまったく思えません。そんななか、先日ホールのアツい日にどれくらい回るのかと思って打った時、ようやく初めて「超源ラッシュ」を体験。何連したか記録してないけど5,000個くらいは出ました。
通常時の演出がクドくてウザいのはラッシュの出玉スピードを極限まで高めたから、ということなのね。ラッシュ中に余計な演出がない(最後の1回転以外は)ところは悪くないけど、まあつまらない台だなあという印象しか・・・。現代のデジパチの、「打っててムカつく要素」がてんこ盛りなんだもん。
最も気に入らなかったのは、そのときたまたまそうなったのかもしれないけど、ラッシュ中に最後の1回転まで持っていかれる→リザルト画面→ボタン煽り→ボタン完成→PUSHで復活・・・というのがやたらと多かったこと。なにしろ初めてのラッシュだったから、多かったのではなくこの台ではそれが普通だったのかわかりませんが、少なくとも私は「うぜえ。当たるなら素直に当たれ」とちょっとイラっと来た。アツくもないのにボタン出現を煽って結局ボタンナシとか、ほんと腹立つんですよね。
最近のデジパチは復活演出を多用しすぎだと思う。それに使い方が悪い。キュイキュインとかいって当たるの確定してるのにいちいち1回ハズレたりとか。制作側がパチンコ打たない人間ばっかり(どう考えてもそうでしょ。違うんならアタマ悪すぎ)だからこうなるんでしょうね。激サム展開でハズレて不意打ちのように復活したりすれば「おお~!」ってビックリできるのに。
それが珍しかった大昔は素直にビックリできたが・・・
デジパチの復活演出。その元祖はいったいどの機種なのか知りませんが、私が初めてそれを体験したのはたぶん、1993年にSANKYOから出たドラム機「フィーバークイーンⅡ」だっただろうと思います。
その前身機「フィーバーキングⅡ」にもハズレ後にドラムが再始動して大当りとなる復活演出が搭載されていたのですが、私はそっちはあまり打たなかったので体験しなかった。「フィーバークイーンⅡ」にはハズレ後の再始動以外にも、中リールが1コマ行き過ぎていったん止まってから戻って当たりとか、中リールが1コマ行き過ぎて止まってから静か~にもう1回転して大当りとかいうパターンもあって、猛烈に楽しかった。まあ再始動や戻りはあまりにあっという間だったので復活演出というよりもリールアクションといった感じでしたが、「行き過ぎてからもう1回転」はまさに「復活」という趣がありました。
初めて体験したときはほんとうにビックリ。考えた人は天才!と唸りましたね。それはやっぱり、それまでにそういう台はなかった(あったのかもしれないけど私は知らなかった)から。
パチスロの「復活演出」のはしりはなんだろう。パチスロはそもそも出目で入りを察知するものであるので、液晶機登場以前には「復活演出」などなかったはず。4号機の「サラリーマン金太郎」の「まだまだあ~」かな。いや、あれはATのシングルボーナスナビ回数が内部的に残っていれば「まだまだあ~」と告知するっていうだけで、それが普通の演出の流れだったんだから「復活」ではない。
すると空前の大ヒットマシン、初代「北斗の拳」の「ケーン!」か?
これがユリアの「ケン・・・!」で、かつラオウの攻撃がパンチだった場合はバトルボーナス継続率約85%以上、っていう法則がありましたねえ。
この初代「北斗の拳」の復活演出、わりと出現頻度が高かったのですが、これは「素直に継続しろよ」とはまったく思わなかった。それはなぜか考えてみると、バトルボーナスのシステム自体もBETで復活という演出も当時は超斬新だったし、「煽られないから」「ゲームの流れや演出があっさりしているから」ということなんでしょう。
そこを考えてみると、いまどきのデジパチの復活当たりでムカつくイラつく、っていうのは、「復活当たり」自体が問題なのではなく、それが煽って煽って煽られまくってから発生するからなんだろうな、と。
これは私だけじゃないと思うですけど、激アツ予告→延々と激アツリーチ→ハズレ→復活煽り→復活という流れで当たったときって、あまり嬉しくないんですよねえ。それがクソハマリ後であれば「ホッとした」っていう気持ちになることもあるだろうけど、基本的には「なんだ当たんのかよ」「素直に当たれよ」「めんどくせえなあ」と思うだけ。
それに、どの機種も似たような復活演出を搭載していて、あまりに多用されすぎてて斬新さが感じられない、っていうのもありますね。リザルト画面で流れ星が出たら復活とか。いらないよそんなもの。それで当たっても気持ち良くない。
何度も言うが・・・一発告知特化・完全先告知・復活ナシのデジパチをつくってほしい
いつも言うように、デジパチは打ち手を驚かせることに全振りの一発告知に特化した台のほうが絶対に人気が出ると思うんだけどなあ。
「とある魔術の禁書目録」なんかは「突発告知」を選択してるのにその告知の前にいちいち煽りを入れるというバカそのもののつくりになっていて、ほんとどうしようもねえなあと思ったんですけど、な~んの前触れもなくいきなり告知、っていうだけでいい、っていうのがどうしてわからないんだろう。
まあ「煽られないと退屈」っていう人もいるから仕方がないんですが、「とある」みたいにどのモードを選択しても結局煽られるのでは演出モードを選択できるようにした意味がない。選べるようにしたんなら、もっと徹底的に「なんの予告も煽りもない、完全先告知モード」を搭載してくれないものか。
極端な話、たとえばKYORAKUの台なんかは、液晶は図柄が回転しているだけ、大当り時の90%は入賞時から図柄回転中のどこかのタイミングでエアバイブやPフラッシュなどの一発告知が発生して告知、残り10%は一発告知ナシで図柄がいきなり揃う・・とかで充分、ていうかそれが一番エキサイティングなんじゃないかと。
で、一発告知で告知するんだから、当然復活演出はナシ。あっても超激レア・・くらいのバランスにしてくれれば。
・・・などと考えてみると、現在設置中のデジパチで理想なのはやっぱり、すべての演出を「灼熱」「激熱」に設定した「冬ソナフォーエバー」ということになるかな。なにか起こればすなわち確定、起こらなければほとんどハズレ、復活もほとんど発生しない。
今回はどうでもいい話でしたが、とにかく「復活演出」はその頻度をもっと少なくしてほしいし、あったとしても「うお~、この流れで復活すんの~!?」ってビックリするような復活にしてほしい。復活ボタン煽りとか、「不承不承ながら左打ちしましょう」って言われるまでリザルト画面見つめなきゃならないとか、そんなのはムカつくだけ!