でもちょっと触れたDaiichiの「CRテレサ・テン2」を打ってきました!
導入2日目で、しかも2台だけということで、ボッタクリ釘調整確実。
多少負けてもいいからとりあえず確変を体験するまで打つか・・と思っていたら・・・
予想通りの渋い釘で、負けるべくして負け
初当たり1099回転目までに貯玉2000個と50000円を使いましたので、
そこだけを計算すると千円あたりの回転数は約19回。
私が信頼する解析サイトによると等価交換の場合のボーダーが20.8回ということで、
このホールが27.5個交換、しかもスルーがガチガチ、止め打ちで増やせない(電チューは1個返し)
ということを考えると、最低でも25~6回くらいは回ってくれないと話にならないわけで、
まあ負けるのを覚悟で打ちました。
絶対に負ける台を打つ、というのはなかなか精神的につらいもので、
しかも今回はいきなりハマリからスタート。
しかしそのハマリを抜けたあとはポンポン当たって3回目の初当たりで待望の確変に突入、
突入率55%の確変で6連をかまして持ち玉が10000発を超えたところでヤメ。
負けましたけど、この程度のケガで済んでよかった~。
まあ今回は収支はどうでもよくて、台の演出などについて感想を書いてきます。
歌を聴かせることに特化した台
通常時は、延々とテレサ・テンの曲が流れています。
これは他の台もリンクしていて、大当たり中などをを除いて
すべての台が同じ曲を同じタイミングで流すようになっています。
大量導入ならさぞかし圧巻の臨場感でしょうけど、
ほとんどのホールはバラエティ扱いだと思うし、
実際今回の実戦ホールも2台導入でしたので、そのすばらしさはいまひとつ感じなかった。
通常時に出る音は基本的に歌と図柄ストップ音だけ。
ヘソに玉が入賞したときの音とかはしません。
そして、煽りも少なく、リーチ発展時以外は歌を聴きながら図柄が停止するのを
延々と眺めているだけなので、おだやかな気持ちで大当たりを待つことができます。
でも・・・私は全然OKでしたが、いまの煽りに煽って煽りまくるキチ○イ台しか
知らない若いプレイヤーや初心者は、おそらく「退屈」「通常時が修行」
とか言うでしょう。まず間違いなく人気は出ずにすぐに撤去となるはず。
10年くらい前の台を彷彿とさせる
リーチアクションはノーマルリーチ(とロング)、
名曲にのせて展開するスペシャルリーチ6曲(?)、
そして当たり確定の全回転リーチ、これしかありません。
スペック的にも突然確変などはなし、
通常大当たり(偶数図柄)は16R固定(45%、1430個くらい、ヘソ&電チュー共通)、
確変大当たり(奇数図柄)は14R固定(55%、1260個くらい、ヘソ&電チュー共通)
となっていて、大当たり確率1/319.69、ヘソの返しは4個で、比較的安定しそうな感じ。
演出もスペックも、一昔前のCR機を彷彿とさせる仕様です。
演出がシンプルで、サクサク消化できるイメージ。
甘釘台がつかめればかなり安定した収支が期待できそうです。
世界観に合った演出で徹底すればよかったのに
通常時はほんとうに静かです。
ただし、同色図柄が停止する先読みチャンス目予告のときに
いちいちズン、という音とともにハンドルが震えるのはマイナスポイント。
せっかく優雅で美しい世界観をつくりだしているのに、
どうしてこういう半端なことをするのか。
それから、大当たり時や確変中など、
「キュイン」音がやたらと発生するんですけど、これもこの台の世界観に合っていないと感じます。
最近の台はやたらに「きゅいきゅいきゅいきゅいキュイ~ん」みたいな
ド派手はキュイン音を搭載していますが、はっきりいって品がないですね。
オラオラ、うるさくて派手ならそれでいいんだろ、という、
プレイヤーをバカにしてるような開発側の姿勢が透けて見えます。
この台の場合はそれでも控えめなほうですけど、「キュイン」ではなく、
もっと品のある美しいサウンドを搭載してほしかった。
オッサン・オバサンしか打たない
今回私が打っている間、となりの台には数人が入れ替わりで座りましたが、
全員50~60代くらいの方でしたね。平日だったからかもしれないですけど。
それにしても、若い人はテレサ・テンの台だからといって
打ってみようかとか思わないだろうし、筐体のデザインもなんかヘン。
このデカいジョグダイヤルも必要性ゼロ。
ジョグで音量と光量を調整するんですが、
みんなどうやってやるのかすぐにはわからず迷っていました。
それはともかく、この(今となっては)地味すぎるゲーム展開と演出は、
ガマンして打てるのは一部のマニアックなオールドパチンカーだけでしょう。
私はこれなら一日打っても大丈夫、と思いましたが、
現代では大部分のパチンカーは「なにも起こらないから面白くない」と言うでしょうね。
実際、「3大チャンス」と銘打ったアツい演出
(テレサ挨拶予告、蝶群予告、「時の流れに身をまかせリーチ」)は、
ハマっている1000回の間に発生したのは1回(時の~リーチ)だけ。
テレサ挨拶は今回は見られませんでした。
個人的には、激アツ演出はこれくらいの発生頻度でいいと思うんですけど、
一般ファンはそうではないでしょう。
でも、そういう人たちは激アツリーチがハズレるとまた文句を言うわけで、
制作側としては「どうしろって言うんだよ」って感じでしょうね。
↑7テンパイリーチは1回だけ発生。アツいの?と思ってたら普通にハズレでした。
個人的には悪くないと思うが・・・売れないでしょう
この煽りの少なさは海物語を思わせるところがありますが、
海と違うところは、いざリーチに発展するとリーチが割と長いことですかね。
名曲をバックに展開するスペシャルリーチも、
先代の「CRテレサ・テン」のように、アツくないときは
曲が途中で終わっちゃう感じでもよかったのでは。
個人的には、通常時に心穏やかに打ち続けられる、という点で、
甘釘台があれば1日粘ってもいいかなと思いました!
しかしまあ・・・売れないでしょうね。
テレサ・テンを知らない若いパチンカーもおそらくいるでしょうが、
そういう方はぜひとも1回打ってもらえれば、
「パチンコそのものは退屈だけど曲はいいね」と思ってもらえると思うんですけどね。
Daiichiには「歌パチ」をガンガン出してほしい
Daiichiは、「CRピンクレディー」や「CR中森明菜・歌姫伝説」など、
歌手をモチーフとした一連のパチンコを「歌パチ」と呼んでいるようです。
全部を打ったわけではないですけど、けっこうおもしろいものが多くて、
どんどんつくってほしいなと思ってます。
氷川きよしのパチンコもふたつ出していたと思いますけど、
若い男性歌手の台は需要が高いんじゃないですかね。
三山ひろしなんかパチンコのキャラにしたら面白いんじゃないでしょうか。
「CRテレサ・テン2」については、甘釘台が投入されたらまた打って、
記事にしたいです。負けても疲労感が少ない、良台だと思います。