先日の記事で書いたようにぱちんこ稼働は当分のあいだ自粛することに。
まあ、いよいよカネがないとなればやむをえず稼働を再開するかもしれませんが、そのときには地域すべてのパチ屋が営業してないかもしれないし(現時点では一部だけが休業)、どっちにしろ飢え死が近いのかもしれません。
ともかく、稼働を休止すれば当然これまでぱちんこに費やしてきた時間は空白になり、ヒマができるはず・・ですが、貧乏暇なしとはまさにこのこと、そんな悠長なことを言っていられないし、このさいだから直接カネにならないような、いままでは後回しにしてきたことにも手をつけようという気にもなる。つまり全然ヒマになどならない。
しかしこのブログはぱちんこの記事がメイン。せっかく読みに来てくださっている読者の方に離れてほしくないので、ぱちんこの記事は書き続けていたい。
そこで稼働記事のかわりに、家にある「プレイステーション2」でパチスロ名機をプレイして記事にしてみようか・・ということにしました。もう20年近く所有していますがまだまだきちんと動きます。ソフトによってはたまに誤作動したりするところも、これだけ長く所有していると可愛く思えてきます。
今回は2002年にアリストクラートから登場した4号機、「巨人の星」。
圧倒的面白さの5リール搭載ストック機
名作漫画「巨人の星」については、若い方でもその名前くらいはご存知でしょうからここでは省くとして、アリストクラートの「巨人の星」は同漫画のパチスロ化の第一弾。
2002年当時流行っていた、成立したボーナスをいったんストックし、ゲーム数や小役の連続などの契機によってボーナスを「放出」する、いわゆる「ストック機」。
↑画質が悪いのはご勘弁。テレビ画面を撮影したので。
ボーナスはBIG(JACゲームは2回だがシフト持越し機能で小役ゲームは完走でき、380枚獲得)とREG(112枚獲得)。
ボーナス放出契機は規定ゲーム数到達(128G以内がチャンス)とリプレイ4連続、それと純ハズレ(1/65536)。
ボーナスがストックされるとRT(見た目上は通常時)に突入。RTは1~1536Gで規定ゲーム数が振り分けられます。つまり天井は1536G。設定6のみ1280G。悪徳ホールによってストックが飛ばされれば当然それを突き抜けることになりますね。
RT中のリプレイには押し順の概念があります。通常時リプレイ3連時は「特訓モード」への突入抽選がなされ、特訓モードに入ればリプレイ4連続するまでリプレイの押し順をナビしてくれます。つまり特訓モードに入ればボーナス放出確定。
リプ3連時の「特訓モード」突入率には段階的に設定差があり、そこが設定推測のキモとなります。設定1→1/4.0、設定6→1/2.6。規定ゲーム数にはあまり設定差がないので、とにかくリプ連が重要。リプ連がアツく、しかも出目演出にも抜かりがないから毎ゲーム気合を入れて打つことができます。
当時はあまり結果を残せなかったが・・・ゲームなら設定6打ち放題!
この台が出た2002年ころ、私は最初の会社をやめてパチプー生活を送っている真っただ中。新宿歌舞伎町、とりわけ今は亡き「グリンピース新宿タワー店」に入り浸っていました。苦しかったけど懐かしいなあ。
このころはいま考えると恥ずかしいくらい立ち回りも目押しもヘタクソでしたからね、あまり勝てずに「はやく就職しなきゃあ」と思っていた時期。
「グリンピース」でもほかのホールでも「巨人の星」の高設定台は何度かつかんだ(当時は設定公開あり)のですが、とにかくリプレイ連が引けないと話にならない台なので、ヒキ弱の私はあまりいい目が見られなかった。設定6をつかんだことも1回あったけどチョイ勝ちで終わった記憶が。
今回は久しぶりにわざわざプレステ2を引っぱり出してきたので、せめてゲームでは設定6らしい出玉を体験したいところ。使用したのはこれです。↓
Amazon.co.jp スロッターUPマニア 炎打!巨人の星
最初はストックがないので、強制フラグでストックを3個(BIG2,REG1)つくってからプレイを開始しました。設定はもちろん最高設定6。
所有していたもののほとんどプレイせずにしまってあったもの。新鮮な感覚で打ち始めます。
「特訓モード」とG数当選ボーナスの絡みが高設定の醍醐味
まずは28GでBIGを放出。G数での当選。(「当選」というか、厳密には規定G数到達でRTが終わってストックされていたボーナスが揃えられるようになるというのがほんとうなので、4号機ストック機の場合は「解除」という言い方がよくされていましたね)
BIG中の小役ゲームでは有名なテーマ曲「行け行け飛雄馬」のスピーディなアレンジにした曲が流れます。JACゲーム中およびREGのときは青雲高校(星飛雄馬と伴宙太の高校)応援歌「青雲健児の歌」のアレンジ曲。どちらもカッコいい。
先述のように規定ゲーム数には設定差があまりありません。128G以内で6割くらいがボーナス放出となるので、128G以内はいつでもアツい。
↑128G以内ならなにが起こってもアツい。4thと5thリールでさまざまな演出が繰り広げられます。対決演出で左門豊作なら激アツ。打たれて負けたと思ったら次のゲームでシレっとリーチ目が出たりもするので、とにかく気が抜けない。
しかし初ボーナス後は残念ながら128抜け。こうなるとリプ3連に期待しながらリールを凝視することになります。
しかしそれがなっかなか引けないんですよねえ。ストックがあるときはRT状態(つねに高確率でリプレイが成立しているので、ストックされているボーナスは揃えられない。)で、押し順に正解しさえすればリプレイが揃うわけですが、引けないときは延々と1回のリプレイすら揃わないときも。
しかし運よく432Gでリプレイが3連。リプレイ3連すると「特訓モード」抽選、リール窓の上の「ナイターランプ」が点滅します。「特訓」に当選していればその後のリプレイ揃い時に(1~7回目)「特訓」発動。「特訓」に入ればリプレイが4連するまでリプレイの押し順をナビしてくれます。
リプ3連後のリプレイ7回で「ナイターランプ」の点滅は終わり、そうすると「特訓」に当選してなかった・・ということになります。
で、今回最初のリプ3連は残念ながら「特訓」非当選。しかしすぐにG数解除でBIG。前触れなくいきなり小役ナビがハズレ。楽しい!
↑星一徹がちゃぶ台の色で小役ナビ。矛盾でボーナスor「特訓モード」発動!
そこから17G目にREG、さらに33GでREGと連チャン。
その後はハマったものの478Gでようやくリプレイ3連!今度は「特訓」突入!さすが設定6!
↑「特訓モード」。一徹がリプレイの押し順をナビしてくれます。
ここからがこの台の高設定の醍醐味。「特訓」は連続性もあり、1回の当選で1or3or5回獲得します。
といっても低設定域はほとんど1回で終わり。リプ3連を1回しか引いてないのに2回目が来ればすなわち高設定の可能性がグンと高まることになります。設定6は5回の振り分けはないものの、約半数は3回の振り分け。つまり突入しやすく連チャンもしやすい。
さらに面白いのは、「特訓」が発動するさい、G数解除が迫っている(63G以内)と「特訓」は持ち越して先にG数解除でボーナスを放出するところ。
つまり、高設定だと特訓でのボーナスとG数解除でのボーナスが連鎖して連チャンする可能性が高くなります。しかも、そのあいだにもリプレイ3連での特訓上乗せもありますから、壮絶な数珠つなぎ連チャンで数千枚なんてことも起こります。
今回のプレステ実戦もまさに設定6ならではのボーナス連鎖が。特訓でREGを放出、つぎに82GでG数解除REG、30Gで特訓2回目でREG。
特訓が2回来たということはもう1回が確定するのですが、そこでさらにリプレイ4連でボーナス放出。リプ4連時は3連の特訓抽選も有効で、そこでも特訓に当選しちゃってて上乗せ、都合特訓が6回。G数解除もからめてボーナスが計11連!3000枚くらい。
これが設定6の実力。ホールで打っていた当時に体験したかったなあ!
その後はリプ3連が2回スカり、BIG間で1096Gハマリを喰らって出玉を減らすも、リプ3連からの特訓が引けてしまえばあっというまに盛り返しちゃう。さすがは最高設定!低設定域だと特訓の連チャンなんてほとんどありませんからね。これは楽しい~!
5534ゲームまで回して6007枚!「特訓」が3回の振り分けに偏ったぶん、デキすぎの出玉になりました。途中からオートプレイにして記事をつくりながらのプレイにしましたが、最初から最後まで自分で打ったとしても全然飽きない面白さ。
設定6だったからだろ・・・というのは間違い。これはやっぱり、リール出目演出が秀逸だから、っていうのが大きいと思うんですよね。
入りの察知は基本的にリーチ目。だから面白い
まず、ストック機ではあるけれどたとえば「北斗の拳」みたいな長~い前兆はないところが良い。
特定の演出発生でボーナス放出が近いのが確定、っていうのがある(BIG後カキーン音で16G以内のボーナスが確定、とか)んですけど、基本は数ゲームの演出がいきなり始まって告知。
しかも、「演出が起こらないと期待薄」っていうことが全然ない。液晶などでなにも起こらなければほぼ期待できない・・・っていうクソ台は今も昔も多いけれど、この台はまったく違う。かなりの頻度で「いきなりリーチ目」が発生します。
4th&5thリールでの演出で告知の場合も、RTが終わればほぼリーチ目が出現するため、クソ台にありがちな「ボケっと演出の行方を眺める」ということにはならない。アツい瞬間には「さあどこをどう狙ってやろうか」と考え、緊張感をもってリールを停止できるわけです。このあたりが、オトナがパチスロとして楽しめる台か、ただの子供だましのゲームで終わるかの分かれ目となります。
↑カッコいい!下段チェリー付き赤7はもちろん小役ハズレ目。
↑各リールには強力出目がたくさん用意されています。左リールスイカ・赤・スイカはBIG1確目、中リールチェ・べ・チェも小役ハズレ目、右リール青7・スイカ・BARも同様。
↑左リールリプ・BAR・リプはリプレイハズレ目。スイカをこぼす可能性もあるけど、リプ連のときはあえてここを狙ってみたりしても楽しい。
↑ダブルテンパイ型の小役ハズレ目も豊富。こういうのがシレ~っとハズれたりするから最高。揃っても第3停止でちゃぶ台が「緑」になってボーナスor特訓で悶絶・・とか。もう完璧ですね。
こういった出目演出が楽しめるから、飽きずに打てる名機となったんだと思います。このあと続編がたくさん出ましたが、いずれも初代の完成度にはかなわなかったのは残念というか、まあ初代が完璧すぎたから仕方がなかったのかな、と。
といったところで「巨人の星」プレステ2実戦は終了。
まだまだプレステソフトたくさん手元にありますので、稼働自粛中にこのあたりをどんどん記事にしておこうと思います。
→プレステ2で巣ごもり生活を凌ぐ!:その②「CR新世紀エヴァンゲリオン セカンドインパクト」編!
→プレステ2で巣ごもり生活を耐える!:その③「ゴールドアンドシルバー」編!