2023年のぱちんこ稼働を総括する記事を続けていきます。先日はジャグラーの収支について書きました。
今回も毎年恒例、今年出たパチスロのなかから、個人的な「年度代表機」を選んでみます。
あくまでも「個人的」なので、あんまりおもしろくない台であってもとにかく勝てたから、とか、逆に全然勝てなかったけどめちゃめちゃおもしろいから、とかで選んでるので、その選考基準はとくに決まってません。簡単に言えば、1年間の私のぱちんこ稼働のなかでいろんな意味で最も重要だった台、ということ。
→個人的2016年パチスロ・オブ・ザ・イヤーはダントツで・・
2022年は「アラジンAクラシック」と「沖ドキ!DUO」を選出。「面白い」という意味でも「勝てる」という意味でも文句なしの台で、私の行動はその2機種に支配されていました。
それと同じようにこの1年間に私の行動を支配した、2023年の個人的「パチスロ・オブ・ザ・イヤー」は、迷いなくこの2機種。
「沖ドキ!GOLD」
設置開始は昨年末でしたが実質は今年の台ということでいいでしょう。5号機からはじまったユニバーサルのヒットシリーズ「沖ドキ!」の6.5号機版、「沖ドキ!GOLD」。
初代「沖ドキ!」は同じころに「アナザーゴッドハーデス」が出て、のちに「ミリオンゴッド~神々の凱旋~」も出たから、そっちを打つのが忙しくてあまり打ちませんでした。それに、次に出た「トロピカル」もそうでしたが「ここまでいけば必ず連チャンする」ってのがない仕様でしたからねえ・・・。対してハーデスや凱旋はG数で天井まで行けばそれだけで強烈な恩恵が得られたわけで、ハーデス・凱旋をさしおいて沖ドキ!を打つ理由がなかったのです。
さらに6号機時代となってから出た「沖ドキ!2」は「やっぱ6号機はダメだ」と誰もが落胆したデキで、もうこのシリーズは終わったと思ったし、とくにこれといって思い入れもなかったのですが、「そこまで行けば必ず連チャン」という機能をそなえた6.2号機「沖ドキ!DUO」の出現で向き合い方が一変。ひたすら追いかけることになりました。
そして昨年末に出たこの6.5号機「沖ドキ!GOLD」。DUOと違って「そこまで行けば必ず連チャン」というのがない、ときいて、最初は「G数天井狙いに徹しよう・・」という姿勢でいました。しかしパチンコ遊タイム狙いが行き詰まり、それにかわる新たな戦術を模索するうち、「不確定要素が多い戦術でも仕方がない」と思ってあさイチ早い当たりからのモードB狙いを開始。その後あさイチ32Gまでとか有利区間2,000Gまたぎ狙いなどにも手をのばし、2023年の収支は12月24日まででプラス 28,052枚(259台)。
より不確実性が少ないDUOのほうがやはり安定した結果が出る傾向にあります(DUOはこれまでの通算で310台でプラス 58,042枚)が、もうDUOははずされ始めているし、そんなことを嘆いても仕方がない。安定度がないならそのぶん試行回数を増やすか、もっと安定度を高めるべく狙い目ボーダーを上げるしかない。どうすればそれができるか、今後もよく考えながら追いかけていきたい。
なにしろ面白いですからね。クソ台なら「もっと安定して勝てる台を」とブン投げるところです。やっぱり「次のゲームで当たるかもしれない」っていう期待感を常にもって打てるってのはパチスロとして重要、っていうか本来当たり前のことで、それが感じられない台はどれだけ演出が豪華であってもクソ台でしかないのです。
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→日常の稼働:現時点での個人的最重要機種!「沖ドキ!GOLD」「スマスロ北斗の拳」を攻略したい!(前編)。
→日常の稼働:現時点での個人的最重要機種!「沖ドキ!GOLD」「スマスロ北斗の拳」を攻略したい!(後編)。
「スマスロ北斗の拳」
この台を「年度代表機」とすることに異存のある方は多くないでしょう。みんなが面白いという台について「そうかなぁ?」と言って顰蹙を買うのが常である私であってもこれにはまったく文句を言えない。パチスロ史上最大のヒット機種、4号機「北斗の拳」を「完全再現」した「スマスロ北斗の拳」。
初代「北斗の拳」の超ヒットを受けて、その後サミーは北斗の拳のパチスロをいっぱい出したし、そのなかには「初代のゲーム性を再現しました!」みたいな触れ込みの台もありましたが、個人的にはあんまりいい台はなかったと感じてます。天井が超強力だった5号機「世紀末救世主伝説」はだいぶ打ちましたが、初代と似てるようで実はだいぶ異なるというゲーム性だったし、いろいろ詰め込みすぎであまり好きではなかった。
しかし今回の「スマスロ北斗の拳」は「完全再現」という謳い文句にウソはなかった。初代のゲーム性を忠実に再現しつつそこに現代的要素をくわえた。名機のリメイク台の多くが「余計なものつけんな!」というものが多いなかでもこの台の場合はまったくそんなことはない。初代の(いまの感覚で考えた場合に)「こうだったらもっとよかったのに」と感じるところをうまいこと補完している。「無想転生バトル」だけはいらなかったと思いますけどね。
→「スマスロ北斗の拳」:初めて「無想転生BATTLE」に突入したが・・・!
そして追加された演出などが「いらねえ」っていう人のために「初代モード」も用意されてるってのがよかった。私もついこのあいだから初代モードでプレイしていますが、このモードにするとほぼ初代そのまんま。演出頻度は少なくて快適。素晴らしい。
ほかの台のクソっぷりをみるにつけ、サミーはじめパチスロメーカーはもう「ヒットした昔の機種を今の規定の中でいかに完全再現するか」だけを考えてくれたほうがいいのにな、という気しかしない。山佐の「ナイツ」だって初代の再現に徹することで4つボタンの「ナイツ2」のクソっぷりからは想像もできないくらいいいデキになったじゃないか。前から言ってるけどたとえばパチンコ「綱取物語」なんかは液晶も演出も全部昔のそのまんまで、転落式の確変をつかって数珠つなぎ連チャンを再現してくれればそれで絶対に楽しいだろうし、もう余計なこと考えないで、ぱちんこが面白かった時代に立ち返ることに徹してほしい。
設定変更時は天井が低くなるっていう仕様も、勝つためにパチスロを打っている身としては非常に嬉しい。おもにリセット後のハマリ台狙いで現在のところ収支はプラス 21,079枚(90台)。人気機種ゆえに美味しい台の競争率は高くあまり打ててませんが、ハマリ台さえ打ってれば間違いはないし、高設定が投入されることもけっこうあるようなので今後も最優先で狙っていくつもり。
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その他、稼ぐという目的においては狙い目の多い台もあったが・・・
私が打った、今年出た台の機種別の結果は以下の通りとなりました。相変わらず話題になったような新台はほとんど触らず。「こりゃあとりあえず打ってみたい!」などとソソられるようなものは全然なかったですねえ。ここ数年は毎年毎年そんなかんじ。
「面白い!」と感じたのは「ナイツ」くらいですね。行動範囲内に設置がなくほとんど打てなかったのは残念。
その他はクソ台ばっかりでした。「クランキークレスト」はクソというほどではなかったにせよ、打てば打つほど「クランキーセレブレーションをそのまま復活させてくれればそれでよかったのに」と言いたくなるちょっとイマイチなデキでした。
→ユニバのA-PROJECT最新作「クランキークレスト」を打ってきました
しかし、カネのために打つのであって面白さは二の次、というのであれば注目に値する台はいくつかありましたね。「ハーデス槍撃」はもっと設置と稼働があればなあ。666Gで「必ず」チャンスゾーンに入るっていう親切設計がハイエナにとっては良かった。いわゆる「ツラヌキ」のある仕様であればもっと人気になったかもしれないのに。
→日常の稼働:パチスロ6.5号機。「差枚2,400枚」は必要十分な出玉性能だと思う。しかし・・・。
「真天下布武」もゲーム性はシリーズ最低のクソ台となったものの狙い目はなかなか多くて、これも設置と稼働が少なかったのが惜しまれるところ。
なかなかの収支となった「麻雀格闘倶楽部覚醒」は基本リセット狙い。しかしリセット狙いが稼ぐために有効かというと、効率を考えるとそうでもないという気が。何度かあさイチからそのまま「覚醒モード」に入ったり、他人が捨てた「覚醒モード」を拾ったりして、それが効いたおかげでいちおう収支はあがりました。しかし「覚醒」に入ったとしても上乗せ特化ゾーン入っても上位ATを引いたとしてもほとんどまとまった出玉にはならない、イライラ要素満載のゲーム性は、まさにクソ台オブクソ台と呼ぶにふさわしい。「やった~!」って喜べる瞬間が全然ないんだもんなあ。
そういうわけで、2023年の個人的「パチスロ・オブ・ザ・イヤー」は「沖ドキ!GOLD」と「スマスロ北斗の拳」ということで。どちらもまだまだ来年もお世話になりたい!