ジャグラーについてもうすこし書いていきます。
超人気機種ゆえに、いわゆる「オカルト」も
ダントツに多く語られるジャグラー。
ジジババスロッターだけではなく、若い層でも、
「100ゲーム以内はチャンスゾーン」
「プレミアム告知が多い台は高設定」
「ブドウ連チャン後はペカ高確率状態」
などと、本気で語っている人もいます。
今回は、100ゲーム以内の連チャン、
いわゆる「ジャグ連」「北連」について、どのように考えるべきかを書いていきます。
確かに意図的に連チャンするような気はする
「勝ちたいならジャグラーは打つな」というのが、
私のポリシーのひとつなんですが、→稼ぎたいなら、ジャグラーは打つべきではない。でも・・・
困ったことにとても面白くて大好きなジャグラー。
2002年の「ハイパージャグラー」以降は、私も相当に打ち込んでいます。
膨大な量の実戦を経ても、
「確かに意図的な連チャンが仕組まれているような気はする・・」
という印象を持つことはあります。
ボーナス後1ゲーム目での当選が異様に多いような気がする。
出るときは、100ゲーム以内での連チャンが頻発、連チャンが終わると
基本的にハマる、ような気がする。
100ゲーム以内のゾロ目ゲーム数でのペカが異様に多いような気がする。
つまり普通に完全確率抽選(前回の抽選結果などに関係なく、毎回同じ確率で抽選すること)
ではない気がするわけですが、
ここで注意するべきことは、ジャグ連について語る場合は、ほとんどが
「ような気がする」というように、体感で話をしているということです。
すべては普通に起こりえること
私も、上に書いたようなオカルティックな印象をもっています。
しかし、実際に「すべての大当たり中、100ゲーム以内での連チャンは何回あったのか」
「1ゲーム連の確率はどれだけだったのか」ということを、
数えたことはありません。だから、あくまでも「ような気がする」だけの話で、
実際に「普通の台」よりも連チャンしやすいのか、は検証していません。
ちなみに、マイジャグラーⅢで、100ゲーム以内に
連チャンする確率(意図的な連チャンシステムがないと仮定して、数学的な計算上)
は、設定1で44%、設定6で56.5%。
44%が5回も6回も続くなんて言うのは、いくらでもあることですよね。
さらに、「連チャンのあとはハマる」というのもある意味当たり前の話で、
100ゲーム以内に当たらなかったんだから、つまりそれ以上ハマるということで、
理屈的には当たり前のことを言っているだけですよね。
1ゲーム連が多いと言うけれども、設定6ならボーナス約120回に1回は、
ボーナスが1ゲーム連する計算です(ボーナス合算確率は120.5分の1)。
ジャグラーが40台とかあるホールなら、もうそこら中で起こってもおかしくない確率です。
さらに言えば、先述した「プレミアム告知が多い台は高設定」というのも、
ある意味当たり前です。高設定はペカる回数が多いんですから、プレミアムペカも多くなります
(これも体感ですが、連チャン時やゾロ目ゲーム数などでペカったときは、プレミアムペカに
なりやすいようですね。それを考慮すれば、なおさら高設定はプレミアムが多くなります)。
結局は、巷でみられるジャグ連は、意図的な「ジャグ連システム」などなくても、
完全確率抽選で普通に起こり得ることなのです。
ジャグラーは波が荒いというけれども
ジャグラーは連チャンする、ハマるというけれども、
そういう連チャンとハマりのないノーマル機は存在するか。
ボーナス確率が120分の1なら、きれいに120ゲームごとに
ボーナスを引く台があるか。
答えは「否」です。ハナビだって連チャンとハマりがすごいし、
ハナハナも信じられない連チャンとハマりがありますよね。
意図的な「ジャグ連」があるかは、気にしてもしょうがない
もともとは、「パチスロ必勝ガイド」が、
「北電子独自の乱数生成システムにより、独特の波を生み出している」
と書いたことが、ジャグ連を定着させる要因になったことは有名な話ですが、
ジャグラーの開発者は、「そんなものはない」と言っていますね。
まあ、開発者も「連チャンが発生するシステムにしている」とも言えないでしょうから、
どこまでが本当かはわかりません。
結局ほんとうのところはわからないので、つまり気にしてもしょうがないということです。
だから、この記事で言いたいのは、
稼ぐ、という視点で考えるなら、
「ジャグ連」という、なんだかよくわからない不確実なものを
アテにして打ってはいけない、ということなのです。
たとえば、どうみても低設定濃厚なジャグラーが、ボーナス後0ゲームで落ちていたとして、
これを打つべきか否かを考えてみましょう。
ジャグ連が存在すると考えるなら、打つべきでしょう。
ないと考えるなら、打たないほうが良い。
ジャグ連が存在するかは別として、あるかどうかわからないのなら、
打つべきではないのです。
同じように、低設定と判断した台で、やめようとした瞬間に当たってしまったら、
そのボーナス後0ゲームでやめるべきであり、
「100ゲームまで打ってからやめよう」というのはダメです
(ジャグラーのシマをみていると、即やめの台ってほとんどないですね。
いかに「ジャグ連」が浸透しているか、信じられているかがわかります)。
まとめると、
「ジャグ連」は現象としては確かにある。
しかし、それが意図的なシステムによるものかどうかはわからないし、
完全確率抽選の偏りである可能性のほうが断然高い。
だから、「ジャグ連などない」と思って立ち回らないと、
稼ぐという視点で考えるならば間違えることもある、
ということです。
まあ、趣味で打つ分には、連チャンしたら
「おお、ジャグ連キター!」と喜んで、楽しめばいいんではないでしょうか。
ジャグラーについては、一生打ち続けると思うので、
また書いていきます。
(2017年1月30日:関連記事を書きました→ジャグラー連チャンについての考え方②~100ゲーム以内が一番当たりやすい?~)
ジャグラー実戦記事も地味に書いていきます!→ジャグ連を堪能!久々の「ゴーゴージャグラー」実戦!