テレビ朝日系で、よく時代劇の再放送を
やってるんですけど、好きでよくみています。
いまやってるのは「暴れん坊将軍」シリーズですね。
決まりきったストーリー展開。開始後数分で結末の予想がつき、
だいたいそのとおりになる単純明快さ。ローテーションで決まってるとしか思えない悪の配役
(個人的には立川三貴の外道そのものの演技が大好き。遠藤憲一と親子の悪を
やった回があるんですが、もうその悪っぷりは凄まじかった)・・。
申し開きもさせずに「腹を切れ!」と言い、はむかえば容赦なく斬るという
断罪方法(その悪を要職に任命したのは将軍自身なのに!)や、
とてつもない悲しみを背負ったはずのヒロインが、悪役が死んだとたんに
希望に向かって明るく歩みだすという結末はあまり好きじゃないんですが、
もはや様式美ともいうべきワンパターンこそが、時代劇の魅力ともいえますね。
そう、決まりきった様式、思想を徹底的に追い求め、完成させたときに
すばらしいものが出来上がる。
パチスロでもその域に達しているものがいくつかありますね。
私が思うに、北電子の「ジャグラー」シリーズと、
パイオニアの「ハナハナ」シリーズは、
様式美を完成させたパチスロではないかと。
近くのホールに、「ニューキングハナハナ」が再設置され、
久しぶりにハナハナのすばらしさを堪能してきました!
シリーズ集大成的なニューキングハナハナ
ニューキングハナハナは、ハナハナシリーズ10作目。
すでにそのあとの「ハナハナ鳳凰」「ドリームハナハナ」が出ていますが、
ニューキングハナハナから筐体が新しくなり、
終日プレイしたときの疲労感がかなり減った気がしますね。
前作の「クイーンハナハナ」までの筐体では、
設定変更後にはベット数の表示ランプがすべて消灯するという特徴があり、
わが地域のようにズボラなホールばかりだとかなり使えたんですが、
ニューキング以降はホール側の操作でその機能が働くかどうかを選ぶことができる(らしい)
ので、設定変更時にベット数ランプが消灯する設定にしているホールなのかどうかを見極めなければ、
あさイチベット数ランプでの攻略は使えないですね。
スペック的にはドラゴンハナハナほど荒くなく、クイーンほど穏やかでないといった感じで、
しかし設定6の破壊力はすさまじいという、夢もある台です。
高設定を疑わせる出玉推移
(プレミア点滅の呼称についてはこちらの動画に準拠しました)
表に書き忘れましたがビッグ中のスイカは22回(1/36)でした。
この日は復活再導入の2日目で、昨日REG先行、BIGがひけずマイナスで終わったものの
高設定の可能性も否定できない台の据え置きを狙ってみました。
途中ちょいちょいハマるものの、大きな目でみれば右肩上がりのスランプを描き快勝。
ハマっても苦しくない
ハナハナやジャグラーの場合、ゴミのような子供だましのクソ煽り演出というものがないので、
ハマってもムカつかないし、苦しくない。
華やGOGOが光るのを待つだけなんて、よく耐えられるな、液晶演出がないと間が持たない、
とかいう人もいますが、私に言わせればそういう人は、
失礼ながら「精神的に幼い」んじゃないか、ということになりますね。
延々と適当打ちして、やっとチャンス役を引いたと思ったら、
毎回毎回鼻毛の長いオッサンが出てきてハズレて終わってムカつくのを繰り返すテレビゲームと、
毎ゲーム「次が光るかも」と期待をもってレバーオンし、
当たれば普遍的な美しさをもつ華が光るのを眺めることができるパチスロと、
どちらが先に飽きがくるか、ちょっと考えれば明らかです。
設定推測はそう簡単ではないと知るべし
今回のハナハナは、結果からみるとかなり高設定を疑わせるものでしたが、
ついでに「設定推測」(「判別」ではない)について、少し書いておきます。
最近のハナハナは設定推測要素が多彩なので、
気軽に「判別」とか、「5をツモッた」とか言う人がいますが、
1日というスパンではそんなことを断言するのは無理です。
解析情報の取り扱い方について考えるの記事でも少し書きましたが、
設定推測要素をカウントして、すべてが都合のいい数値になることはごくまれです。
簡単に「これぜってー6!」とか、「設定判別」とかいう言葉を吐く人は、
基本的に経験が少なくてケツが青い、と言わざるをえません。
設定推測は、やればやるほど「わからない」「どこまでいっても推測の域を出ない」
ということが、普通に考える能力のある人ならわかってくるはずだからです。
しかも、イベント規制下の現在では、設定公開で答え合わせができないため、
自分の判断の誤りを実感することが難しい。だから、
ちょっとした成功体験をすると(高設定と踏んでいた台がちゃんと出たりした場合)、
「設定判別できる」とか思い込んでしまうのです。
このブログに何度か登場させている半スロプーのエルくんも、
よく「これ6っすよ」とかいうんですけど、
私は「その可能性もあるね」としか言いません。
たとえば、このニューキングハナハナの、ビッグ中のスイカ確率。
設定1で1/48ほど、設定6で1/32ほどといわれています(真偽不明)が、
たったのビッグ5回や10回(試行120G~240G)で、
この設定差が見抜けるか。大当たり確率1/30ほどのパチンコの確変で、
200回もハマったり、3回転くらいでなんども連荘したりするのを体験しているくせに、
「設定判別」のときだけは都合よく確率通りに引くものだと思っている人は、
ビッグ10回くらいで「これぜってー1」とか、「これぜってー6」とか
言い出してしまうのです。
実際、今回の実戦でも、最終的には1/36となりましたが、
ビッグ10回目までの段階ではスイカ5回(1/48)でした。
しかも、設定推測要素はほかにもありますから、ビッグ中スイカがよくても
ほかの要素がだめだったりとか、そんなことばっかりになるのです。
経験を積めば積むほど、精度があがるどころか、
「結局どこまでやってもほんとのところはわかんないんだよ」となります。
ハナハナの場合、なんだかんだ言っても結局は
ボーナス確率に一番の設定差があるわけで、
ボーナスが引けてれば、設定推測要素の数字は気にせずに打つべきではないでしょうか。
ニューキンの唯一残念なところ
ニューキングハナハナの残念なところをあげるとすれば、
後告知はほぼREG、というところでしょうか。
たま~にしか来ない後告知。上の写真のように、強力図柄停止でわかりやすいこともあれば、
気を抜いていると見逃してしまうパターンも。
うれしい瞬間ですが、アメイジングチャンス(ベットボタンが華に変化)や、
プレミア点滅がなければ経験上、ほとんどREGです。
REGでもうれしいし、プレミア点滅でお願いします!とレバーオンするのも
また一興なんですが、少しバランスが悪い気もしますね。
あとは、それ以前のハナハナにくらべ、華が若干小さい、ということでしょうか。
意図的に小さくしたという話ですが、大きいほうが好きです。
「兜」「紅蓮」系の復活はないのか
でも紹介した、超絶完全先告知マシン「兜」も、パイオニアの製品でしたが、
このヒロイックというかバトル系というか、漢気を感じさせるパチスロを
復活させてほしいな~というのが私の十年来の願いなのです。
もう、最近はアニメ系、萌え系ばかりになっちゃってるので、
こういうのが出たらすごい新鮮だと思うんですよね。
とにかく告知にシビレればそれでいいんだ!黙って打て!というこの潔さ。
ハナハナも、華の美しさにシビレればそれでいいんだと思うんですが、
こういう潔いパチスロばかりになってくれればいいのに。
まあとにかく、ハナハナは最高なんですけど、
基本的に下の設定ではかなりキツイので、
打ちたい気持ちを我慢して、高設定が期待できる状況をひたすら待つ、
つらい日々がつづきそうです。ここで我慢できないと、負けることになります。
また、高設定くさい台をつかんだら、記事にしたいと思ってます。
(関連記事:オアシスも打ってます!→スーパーオアシスでREG後パネル点滅!粘って粘って頑張った結果