大阪府知事が先日、休業要請に応じず営業を続けていたぱちんこホールの店名を公表していました。
ついにわが地域のパチ屋もすべて休業に。 の記事でこれについて「おかしい」と言いましたが、店名を公表されてようやく要請に応じて休業したホールも出たのに、その店名は公表しないんでしょうか。「ここはちゃんと応じてくれました」って。それはちゃんと発表してあげなきゃおかしいでしょ。
(追記:大阪府のサイトをよく探したらいちおう書いてありました。でも、サイト内をよくよく探さないとわからないし、少なくとも全国ネットのテレビ報道では「この店とこの店が休業しました」とか言ってない。知事が会見ではっきり発表してあげないとかわいそうでは。そこまでやってあげる必要はないということか。どっちにしろパチ屋を狙い撃ちにしてみせしめに使うのはやめてほしい。)
府知事は強権的な対応が評価されちゃってるからちょっと暴走気味なんじゃないか、という気もします。ぱちんこ店にはとくに配慮しなくても民衆から批判されることはないから大丈夫、と軽く考えてるような。
危機に乗じて、このさいだからぱちんこ業界の存在自体を見直そうというようなことをツイッターなんかで発言してる政治家もいるらしいですが、そういう人たちの言うことには注意する必要がありますね。
たしかに今は全国民が自由の制限を受け入れるべきときだけれども、権力側がそれに乗じて好き勝手やろうとすることは許してはならないと思います。
それはともかく、私ももちろん巣ごもり生活を継続中。その友としてプレイステーション2を引っぱり出してパチンコ・パチスロをプレイする記事の続き。
今回はパチンコ名機です!
「CR新世紀エヴァンゲリオン セカンドインパクト」
2006年にビスティが発売したデジパチ、「CR新世紀エヴァンゲリオン セカンドインパクト」。2004年に出た「CR新世紀エヴァンゲリオン」の後継機。どちらも大ヒットしましたね。
このころ私はしばらくのパチプー生活を経て再就職した会社に勤めていました。最初の会社よりはふつうに休める会社でしたのでけっこうパチ屋には頻繁に行っていました。
当時は都内で仕事をしていまして、パチスロは新宿がホーム。パチンコを打つことは多くなかったですが、打つときは神田の今は亡き「あたりや神田店」で打っていました。
なぜその店だったかというと、私が最も打ち込んだデジパチのひとつである「CRベルサイユのばら」が地下に1台だけず~っと生き残っていたから。
(関連記事→「CRベルサイユのばら~遥かな時を超えて~」を打ってきました)
それに、オーイズミの「ベガスロ」を1フロア全部設置したり、「スーパーお父さん」みたいな台(私は好きだったけど)を全6にしたりとか、なかなか面白いことをしてくれるホールだったし、夜には甘釘台解放抽選があったり、毎月5日がイベントデーで釘がガバっと開けられることがあったりで、通う理由はたくさんあったのです。
その「あたりや」さんでよく打ったのが「CR新世紀エヴァンゲリオン セカンドインパクト」。
「あんたバカぁ?」とアスカに罵られたときの脳汁放出の快感を得るためだけに打ち続けた、まさに思い出の名機。
↑めったに出ないからこそ脳汁が爆発しちゃう。
今回はこれを使って仮想実戦!
Amazon.co.jp CR新世紀エヴァンゲリオン・セカンドインパクト&パチスロ新世紀エヴァンゲリオン
私の個人的パチスロ5号機最高傑作「新世紀エヴァンゲリオン」もプレイできちゃうお得なソフト。
パチンコは全4スペックからプレイする台を選べます。最もポピュラーだった「SF」(大当り確率/397.2、確変割合68%)を今回はチョイス。
このソフトは釘調整がある程度できるようになっています。私が「あたりや」さんで打っていたときは、イベントデーでたしか1000円当たり23~24回くらいは回っていた記憶が(たしか33玉交換)。
各所の釘を調整してそれに近い感じになるようにしてプレイしました。
この台はいわゆる確変ループ機。大当りは、47%→電サポ次回までの15R確変、20%→突然確変(「暴走モード」or「覚醒モード」)電サポ次回まで、33%→15R通常(時短100回)となっています。
突確以外の当たりはすべてが15Rで約1800個獲得。ボーダーは等価で17回ほどとされていました。
大当り確率が低いとはいえ甘釘台がつかめればその安定度はなかなかのもの。当時は初代の1/496.5という「そんなの引けるか!」というムリゲー感たっぷりの大当り確率が嫌だったので、これくらいのスペックなら・・という感じで打つ気になれました。
まずは期待薄のシンクロリーチで不意打ちの大当たり!これでいいんだよこれで。
通常時はいたって静か。予告はたいていリツコもしくはミサトの「リーチよ」で終わり。これを「なにも起こらないから退屈」と思うか、「だからこそなにか起こった時がアツい」と感じるかで、パチンコに対する向き合い方が変わると思うんですけど、私はもちろん後者。今の台はアツくもないのに煽りまくるからつまんないんだよなあ。
液晶演出が控えめなので、玉の行方に注視し、保3止めやステージ止めに集中することが楽しくなるわけですよ。それがパチンコの本来の楽しみ方というものではないでしょうか。
で、今回の最初の大当りは、まったくアツくない展開でのいきなりの大当り。液晶下にミニキャラが登場する予告でステップ3のトウジで終わり(リーチ確定)。ヒカリが出てくればスーパーリーチだけどこの時点ではアツくもなんともない。
そこから「シンクロリーチ」へ。発展して「暴走モード」の可能性もあるけど基本的に期待薄・・なんですが警報音が鳴って冬月が揃い「すごいな!」と言われて当たり。あれあれ~。
いつも言うように、煽って煽って煽りまくってからようやく当たるよりは、不意打ちのようにサラっと当たったほうがインパクトは大きくて、しかも嬉しいんですよね。デジパチのリーチなんてこれだけでいいのに。この台はノーマルリーチから当たると確変確定で、激寒予告だけからのノーマルリーチ当たりも何度か体験しましたけど、もう腰が抜ける衝撃でしたね。そのへんのバランスが、いまの台は徹底的に間違っている気がします。
次はちょっとハマって577回転目に弐号機リーチから当たり。これも展開的にはアツくなかったけど、1回ハズレてから「負けてらんないのよ!」と復活し確変当たりでビックリ。仮想追加投資14,000円。
ていうか大当たりの大半はしょっちゅう発生するエヴァ系リーチからで、激アツのストーリーリーチなどはめったに発生しない。つまり、けっこういつでも期待できるということ。
で、ここからは「確変でお願いします!」と祈りながら打つことになります。この「必ず当たる」という安心感と、「確変で!」というドキドキ感のバランスの良さが確変ループ機のいいところなんだなあ。いつも言うけどST機や今時の1種2種混合機はほんとひたすらムカつくだけ。
4回目の大当りではついに激アツのリーチ、ストーリー系のリーチが発生!こういうアツいのはほんとにアツいときしか発生しないから好き。
↑確変中ストーリーリーチは確変確定。悶絶する瞬間!。ストーリーリーチは時短中でも大当り確定!
そこから突確をふくめ計5連チャン!このころはまだ「魂のルフラン」は別格の曲と扱われていて、3連チャンしないと聴けない胸アツな曲でしたね。カッコいい。
これで持ち玉は約7,100個!
実機でこれくらい引けてくれればいいのにねえ・・・
さらに149回転目にまたアツくもない展開から弐号機リーチで当たり、初号機チャンス(ラウンド開始時の昇格演出。発生してもスカもあり)で確変に昇格。この演出ホントカッコいいなあ。ボタンでスカっても初号機に羽根が生えれば確変確定です!
↑ボタンはものすごく小っちゃかったから、バカみたいに強打&連打する奴は少なかった気がします。頼むからこういう小さいのに戻してほしい。
ちなみに今回の仮想実戦では出現しませんでしたがラウンド中の昇格演出もカッコいい。11R開始時に「決戦、第3新東京市」が発生すれば大チャンス、「瞬間、心重ねて」なら昇格確定。スカっても15R終了時にレイが「まだ」とカットインする復活パターンもあり。
次の当たりが通常図柄だったものの、時短中9回転目にリラックス系ステップアップが発生!実機ならもうオシッコジャ~ですね。
シンジが「僕を初号機にのせてください!」と言って、初号機リーチで大当たり、確変に昇格!
ここから猛爆。暴走モード2連チャンとか、実機だったらクッソ~っていう展開もあったものの計9連!持ち玉は19,000個オーバーに!
・・・これで終わるか~と思ったらまたしても時短中に引き戻し。予告はシリアス系のアスカでアツくなかったけどレイ背景がカットインして弐号機リーチで当たり、確変に昇格~。
と、計11連まで伸びて持ち玉は22.600個ほどに。
そこからは連チャンはイマイチでしたが初当たりはよく引けてハマリ知らず。25,764個にて終了。差玉はプラス 20,014個!交換率を私が打っていた33玉交換としても収支はプラス 55,072円!上出来ですね。
↑確変のヒキは普通だったものの初当たりが引けまくって大勝。実機でこれくらい引ければいいのに。神田の「あたりや」さんのイベントデーであさイチから1800回くらいハマった思い出も。そのかわり5万発とか出たこともありました。
1000円当たりの回転数は25回ほどになり、ちょっとアケすぎたかなという感じでした。このゲームは保3止めやステージ止めなどのオート設定も可能で、そのあたりがきちんとしていたのも大きいですね。
シンプルなゲーム性、予告やリーチのバランス感覚が最高
途中からオートプレイにしましたが、リーチを眺めているだけでもじゅうぶんに面白かった。
アツい演出はめったに出ない、出ればほんとにアツい・・というメリハリのあるゲーム性、そのバランス感覚が素晴らしかったから、どれだけ打っても飽きることはなかったし、どれだけハマっても(疲れることはあっても)ムカついたりイライラしたりすることはなかった。
先日出た「エヴァンゲリオン シト再生」はレトロな演出を踏襲しているらしい(打ってないからわからない)ですが、このころのバランス感覚にぜひとも立ち返ってほしいなあと思うのです。
毎度毎度同じことを言うようだけれどもいまのデジパチは、最初から最後までアツいときもサムい時も客を飽きさせないようにガシャガシャ煽るから面白くないんですよ。
煽られなきゃあ退屈、などという子どものようなプレイヤーはこのさい放っておけばいいのです。そういう人たちをつなぎとめようと幼稚な台ばかりをつくってきたことで、結果として人気がなくなっちゃったんだから。
ほんとうに面白いデジパチが出てきて、コロナ後はパチンコ人気が復活することを切に願いつつ、このくらいにしておきます!
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