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ビタ押しマシンは自分との戦い!「ピンクパンサーSP」実戦!

以前に、ぱちんこ:スマホ見ながらプレイするのは・・・ の記事で、スマホみながら打つのは勝つためにはあまりいいことではない、でも退屈なゲーム性の台ばかりだからスマホみながら打ちたくなっちゃうんだなあっていうことを書きました。

逆にいえば、スマホ見ながらでも打てるような台ばかりだからパチンコ・パチスロはつまらない、とも言えます。なにかアツい予告が起こらない限り、もしくはアツいゾーンに到達してない限りまず当たらない、とかいう台ばかりだから台に集中する必要がない。だからつまらない。

その意味で、いついかなる状況でも次のゲームでいきなり当たることに期待できるノーマルタイプ機、とりわけ出目に集中しなければならないリーチ目マシン、それから自分の技術次第で出玉が伸ばせるからリールに集中せざるをえない技術介入マシン、このへんの台にもっと流行ってもらいたいし、主流になってほしい。いまの主流はマンガ液晶搭載の押し順AT機ですからね。二十数年前にパチスロ界に革命を起こした名機「獣王」も、あれだけ大ヒットしたのはやっぱり各リールに指定図柄を狙わなくてはならないっていう技術介入性があったからっていうのが大きいと思うんですよね。現在の多くのデジパチにも言えることですが、誰でもカンタンでラクチン、を追い求めた結果がいまのぱちんこの斜陽っぷり。打ち方がカンタンで誰でも打てるってのはある程度必要なことだしそういう台もあってしかるべきですが、そこにオトナが長い間打ち込めるパチスロとしての奥深さを盛り込んでくれないと。今のマンガ台はパチスロとしての奥深さを添加するかわりに、カンタンな台でも客が飽きないように賑やかしをウルサくしたりするだけ。テレビゲーム的な発想だからすぐに飽きられる。

ともかく、あらゆる場面で集中を要求される緊張感あふれるパチスロをもっと打ちたい。・・・となると、食指が動くのはディスクアップやマッピーといった技術介入機。演出なしリーチ目でいきなり入ることもあり通常時も常に集中が必要、当たればビタ押しが要求されそこでも集中・・と、緊張感みなぎるゲーム性が魅力。私も大好きですが・・・

ビタ押しに自信のない私としてはこの2機種はハードルが高い。マッピーの菱形なんかは高確率で失敗するし、菱形ができなきゃあ勝負にならない台ですしね。それに設定間のメリハリが少なく、コインもちも悪くて荒波仕様。とあってはなかなか手が出ない。

そんななか、近所のホールに山佐ネクストのA+ART機「ピンクパンサーSP」が導入されました。

 

ディスクやマッピーを意識してつくられたであろうことは間違いない、そのへんと同じタイプのビタ押しマシン。コインもちはディスクなどよりも良く、REGでもARTに入る、図柄はデカくて見やすい、そして目押し練習機能もついてる・・という親切設計。どうせ高設定なんか入るわけない、と思いつつも、打ってみたい気持ちに負けて・・・

最初のBIGから連チャンしてARTをゲット!

この日はまだ中身がよくわかっていなくて手探りで打ち始めました。まずはカスタムで練習モードON、それからビッグ時のみフリーズ確率を1/2にして、あとは「なし」を選択。フリーズ1/1.1のほうがコインロスは減らせそうですがとりあえずそれは中身がわかってから。

練習モードで試すと、図柄がデカいこともあってフツーに決まる。2セット、つまり10回試して全部成功。「Perfect!」とはあまり言われませんでしたが、とりあえず私のレベルでもなんとかなりそう(っていうのが思い上がりであることをあとで思い知らされます!)。

 

まずは174G、投資貯メダル276枚のところで「あれえ、ウェイトが長いなあ~と思った次の瞬間にプチュン!で青BIG!

このフリーズはなかなか面白い。即プチュンから1秒、2秒、3秒後プチュンと4種類あるらしいので、予告なしのゲームのウェイト中は常にドキドキ。その意味ではフリーズ確率をカスタムして高くしちゃうと予告音がウザくなってしまう。予告音からウェイト後フリーズとかあるのかな? 予告音はただでさえ発生頻度が高すぎてウザい。このへんもカスタムできればよかったなあ。予告音ナシにできるとか、テトラとの矛盾での告知の割合を増やせるとか、リーチ目のみで察知にするとか。そこまでするにはおカネもかかってしまうのかな。

で、最初のBIGではたしかノーミスで44G獲得。BIG中のビタ押しチャレンジ発生確率には設定差があるらしい(設定1→約1/3.6、設定6→約1/4.1)のでカウントしながら消化。よしよし、やっぱりこの台の目押しはチョロいぜ!

獲得したRT「パンサーチャンス」中にボーナスもしくはビタ押しチャンスもしくはスイカでの昇格が引ければART「パンサータイム」へ。どうせ引けねえ・・と思ってたら22G目、演出は忘れたけどめでたく赤BIG当選!ART突入です。

ここでもたしかほぼノーミスで109G獲得。ノリノリでARTを消化しますと、56Gで2消灯で小役ハズレでREG、さらに19G目に演出なしリーチ目で音楽が停止してREG!いいねえ。パチスロの演出なんてそれだけでいいんだよなあ。

↑消灯演出は2消灯までなら小役対応で、3消灯は連続演出へ発展(で合ってる?)。第3停止に力が入ります!

 

32G目に「ビタ押しチャンス」が発生、ここでも成功して都合40G上乗せ!ART中のビタ押しチャンスはデカい上乗せに期待できるわけね。

そこからもう1回BIGを引けて127G上乗せし、670枚ほどの獲得で最初のARTを終了。目押しも決まるし、ボーナスもまずはポンポン引けたし、とりあえずヤメる理由はない。続行します。

徐々にミスが出始める

気分よく続行。通常時は予告音がウザいっていうの以外にはとくに「なんだよこれ」って文句言いたくなるところはないですね。左リールは上段に青7の1コマ以外はチェリーをこぼすことはないから、いろんなところを狙って打てる。

まあいまのマンガと役物で煽る台に慣れてしまった人には「単調」ってなるんでしょうが、「これってリーチ目?」「ここでこれ押すとこうなるわけか。じゃあここを押したら?」「このスイカテンパイは、右リールが赤7の下のスイカでなければ2確?」とかいうのを探究するのが楽しいわけですよ。同じところを狙って打ってみて一見単調に感じたとしても、そんなななかにたま~に「今のスベリは・・?」「この出目って怪しいよね」「さっきはこの出目で入ってなかったがスベってるし演出がこれっていうことはひょっとして?」とかいう違和感を感じ取るっていうのがキモチいいのです。

そういう奥深さが感じられる台こそがオトナが長く楽しめる台というもの。この台はそのへんかなりいいセン行ってるんじゃないでしょうか。ちょっと演出頻度が高すぎるかな。もっと静かに、もっと演出なしリーチ目の割合を多くしていい。煽られないと単調で退屈とかいう人には鉄拳とか戦国無双とかゼーガペインを打ってもらえばいいんだから。

 

そんなことを考えながら続行しますと、最初のART終了後すぐにプチュンから赤BIG。42G獲得し、なんとここでもすぐにREGを引いてARTに昇格。カーテンが揺れてチェリー否定で50%が出ました!

そのREGのあと、ART中に「ビタ押しチャンス」が発生。ここは成功しなきゃ!と気負って押すと・・・

「1コマ早い」とか言われてスカ。あれえ~。ART中のビタ押しチャンスはデカい上乗せが期待できる、ってのがわかっちゃったからプレッシャーにやられてしまったか。30Gの損失。BIG中なら1回ミスって損してもたいがい1とか2なのにもったいない・・・

・・とかいう余計なことを考え始めちゃうと、しなくてもいいミスを重ねることになります。このART中のBIGでついにBIG中ビタ押しもミス。さらに2回ART中のビタ押しチャンスが来て、1回は成功したもののもう1回は失敗。

まあ仕方がない。まだまだ成功率は余裕で9割を超えている。ハマリ知らずで出玉も伸びてるし気にする必要はない。

 

2回目のART終了後またまたすぐにBIG!男の声で「ピンクチャンス!」って言われて当たり。予告音がウザいってさっき言いましたがこのボイスも発生頻度は低いものの信頼度も低くてウザい。「Here we go!」「What's up」はまったく空気、たまに「カモーン!」とか言われても全然アツくないんだもんなあ。

そのBIGからRT中にREGを引いてまたART!しかし残念ながらそのARTは駆け抜けで終わり。その後REG2回引くもRT駆け抜け。

このへんでカスタムをBIGのみフリーズ50%、バウンド50%、あとは「なし」に変更。「バウンドストップ」は山佐マシン搭載の演出のなかで私が最も好きなもの。スイカでバウンド1/1.1にしちゃえばそれを体験し放題にもできますが、それじゃあ有難味がない。BIG時1/2でプチュン、それに漏れたうち1/2でバウンド、どちらにも漏れたら多彩な演出やリーチ目を堪能する・・っていうくらいが楽しいかな、ということで。

さらにロングARTをモノにするも、目押し成功率はどんどん低下!問題はやっぱり・・

バウンド50%にしたあとのBIGが「ピンクチャンス!」ボイスからのバウンドで入り。アツい演出でなくとも演出が複合して発生すれば大チャンスになる模様ですね。このBIG中にビタ押し成功からなぜかARTに昇格、そこからBIG3発を含むロングARTに発展、827枚を獲得!

しかしこのへんから目押しミスが目立ち始めます。ART中ビタ押しチャンスではまたミスるし、BIG中もちょくちょくミス。

ミスり始めるとさらにミスが誘発される、っていうのはこの台にかぎらず(私には)よくあることで、そうなるともう修正が利かなくなって延々とミスりまくることにもなります。

ロングARTのあとも大きなハマリはなく快調にボーナスを積み重ねましたが、目押し成功率はどんどん低下。設定差のあるREGの出現率は設定6を下回るくらいになってきたし、BIG中のビタ押し発生率も設定1を上回る感じだし、設定示唆のトロフィーも一度も出ないし、なによりも疲れてきて目押しが決まらずメンタルが崩れてきているのは明らか、ということで3,414Gでヤメました。

 

プラス 1,626枚!なかなかの成績となりました!

 

ボーナス出現率は高設定域ですがこの程度ではわかりませんね。BIG中のビタ押し発生率にしても得られるサンプル数を考えるとそんなに差が大きいわけでもないし、そもそも目押しがそこそこできれば設定1でも100%超え、っていう激アマ仕様ですから、トロフィーが出ない限りは「どうせ1だろ」というつもりで向き合ったほうがいいでしょうね。

序盤はほとんどミスらず調子に乗って「カンタンだな!」とか思ってたビタ押しの成功率は85.7%までダウン。最後のほうなんかはもう情けなくなるくらい決まらなくなって意気消沈。こんなデカい図柄なのになぜミスるのか。まあ野球選手だって見えてるからって全部ジャストミートできるわけじゃないから仕方がない・・・と思うとしたけど、パチスロは機械がつねに一定のスピードで回してるものを狙うわけですからね、野球よりは圧倒的にカンタンなはずで同列にするのは間違ってる。もっと一生懸命やらなくてはダメですね。

 

この日の実戦台の設定はわかりませんでしたが、前述のようにこの手の台は基本「どうせ1」と思うべき。すると重視すべきは設定がどうのこうのとかボーナスが引けてる引けてないとかよりも、小役をこぼさず奪取できたか、目押しができたかできなかったか、という攻略の部分であり、その意味でディスクやマッピーやこのピンパンは、いかに集中力を持続できるか、プレッシャーに負けずに目押しを決められるか、弱い自分にいかにして勝つか、というのがキモとなる台と言えるんでしょう。考えてみると90年代後半くらいのパチスロはそんなのばかりでしたね。私もクランキーコンドルやタコスロなんかは敷居が高くて避けていましたから。そういうふうに「誰でもカンタン」っていうものではなかったからパチスロは面白かったし人気があったんだと思います。攻略を目指す楽しさがあった。この「ピンクパンサーSP」もそういう楽しさを内包した台で、ぜひとも人気になってほしいし近所のホールにあるかぎりは狙ってみようと思ってます!

 

で、この実戦のあと、ほとんど毎日のように触ってるんですが、数日間くらいはず~っと目押しが修正できないままでした。しばらくするとようやく修正できて9割くらいに戻せましたが、ダメなあいだしばらくは7割くらいしかできない感じでした。ふしぎなことに練習モードだとほとんどミスらないのに本番になるとミス連発だったんです。するとやはり問題は本番になると緊張してしまうメンタルの弱さにあるとわかる。ここぞというときにきちんと決められるメンタルを常に維持するためにはなにが必要か、突き詰めて考える必要がありそうです。

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