という記事を書きました。
けっこうよく読まれているようなんですが、GOOGLEのアクセス解析サイトでチェックすると「ジャグラー 負け続け 対処」みたいなワードで検索されていることがよくあるようです。
今回はいわゆるノーマルタイプのパチスロ、とりわけジャグラーで、ひたすら負けまくっているときはどう考えるべきか、を書いておきます。
これまでのさまざまな記事で書いたことと重複する部分が多くなりますが、勝つ(負けを減らす)ためには非常に重要なことであり、何度書いても足らないくらいなので。
ジャグラーでは、自分の立ち回りが正しいかどうかを検証することが難しい
正しい台選びをしているのなら、どれだけ負けが込もうともそれを貫くべき、そうすればいつか必ず収支は上向くはず・・
というのが、→パチンコ・パチスロ:負けが込んでいるときの考え方
の記事の主眼でした。
しかしこの記事を、ひたすら負けていつつもジャグラーを打つことをやめられない真性のジャグリストの方が読んでくれたとしても、収支の向上にはたしてつながるだろうか・・・と。
というのは、ノーマルタイプ、とくにジャグラーにおいては、自分の台選びが正しいのかどうかを検証することがそもそも困難だからです。
設定を確認することができないし、精度の高い設定推測も困難
いうまでもなく、ジャグラーをはじめノーマルタイプのパチスロで勝つためには、「高設定台を打つ」ことしかありません。
そこまで回せば必ず当たる、という天井や、そこだけを狙って打てば勝ちやすい、という美味しいゾーンは存在しないわけですから。
だから、自分の立ち回り、台選びが正しいかどうかを検証するためには「高設定台を打てているかどうか」を確かめなければならないわけですが、ジャグラーの場合はそれは至難の業。
よく、1000ゲームや2000ゲーム程度のジャグラーのデータをみて「設定6」とか「どう考えても1だろ」とか断言しちゃう人がいます(ていうか多い)が、そんなことが読めると思っているうちは一生勝てません。
たとえば「マイジャグラーⅣ」の場合、設定推測の要とするのはREG出現率、参考程度にブドウ出現率・・ということになると思うんですが、REG確率は設定1で1/431.2、設定6で1/240.9。
たしかに大きな設定差ではありますが、240や430という分母のものがわずか数千ゲームで見抜けると思ってはいけません。
見抜くことは不可能なんだから、少しでもREGを引けてる台を選ぶことで高設定台をつかむ可能性を高める・・・というのが正しい姿勢です。
しかし結局は、はたして自分が打っていた台の設定はなんだったのか、それを知ることは(設定公開が許された昔ならともかく今は)できない。
ほかの台であれば、高設定確定演出や示唆演出などが搭載されていることもあるけれども、ジャグラーの場合はそれもない。
つまり、自分の台選びが正しかったのかどうかを検証することが難しいということです。
出れば、「高設定だった可能性が高い」、
出なかったならば「台選びが間違っていた可能性が高い」
というだけ。
AT・ART機で天井やゾーンを狙うだけなら、自分のやったことを検証することは容易(打ち始めゲーム数を守っていれば失敗することはない)ですが、ジャグラーの場合はそうはいかないわけです。
だから、REG出現率の高い台を打ち続けているにもかかわらず毎回毎回負ける・・という事態に遭遇した場合、その理由を特定することができない(「高設定をツモッた」などと軽々しく言う人は、ただ単に思い込みがはげしく経験が浅い、というだけです)。
REGが引けていたのはたまたま偶然でほんとうは低設定だったのか、それともほんとうに高設定だったのに自分のヒキが悪かっただけなのか。
REG出現率に着目して台選びをするという、至極まっとうな立ち回りを徹底してもこういうことになることが多いわけで、なにも考えずテキトーに台を選んだり、その台のことがなにもわからない状況のあさイチ0ゲームから打ち始めたりしていればひたすら負けるのは必然なのです。
ジャグラーで勝つのはそれだけ難しいことなんだ、ということを認識しなくてはなりません。
まずは、テキトーに台を選ぶのをやめよう
このようにジャグラーの場合、「立ち回りが正しいかどうか検証し、立ち回りが間違っていないのならそれを貫く」といっても、まず「正しいかどうか」を判断することが難しい。
では、ジャグラーで負け続けているときにはどうすればいいのか。
とりあえず、自分はどのようにして打つ台を選んでいるのか、を考えてみましょう。
多くの方が自分なりの台選びの基準をもっているはずですが、以下のような台選びをしているのなら負けが込むのも当然、といえるのであらためるべきです。
・あさイチから打っている
その台が高設定か否か、まったくわからない状況で打つのは自殺と同じです。
そのホールのイベントデーで、ふだんはちっともガックン(設定が変更されていれば1ゲーム目にリールがガックンと震える)しないのに、その日はガックンした・・・
といったときにはちょっとだけ期待してもいい場合もありますが、基本的には数千ゲーム回ってから、出てた台だけを狙うべきです。
→ジャグラーで勝ちに近づくための台選び:その②~「あさイチ台を打つのは危険なことと認識しよう」~
・昨日沈んでいたから、しばらく出ていないから「今日は出るかも」と思って打っている
これはひとつも根拠がない。無謀そのもので絶対にやめるべきです。
自分が思うようにホールの人間も動いてくれる、と考える時点で甘すぎます。
・ハマっている台を「そろそろ当たるかも」と打っている
これは→大ハマリ台→「そろそろ当たる」・・・という危険な考え方 その②
でも書きましたが、ハマっているからといってそろそろ当たるということはないし、ハマっていればいるほど低設定である可能性が高まりますから、ハマっている台は打ってはいけません。
ではどんな台を打つべきか。
目標とするのは「高設定台」。
しかし、それを見抜くのは至難であり、できることは「高設定である可能性が少しでも高い台を打つ」ということだけです。
(関連記事→ジャグラーで勝ちに近づくための台選び:その①~「テキトーな台選びをやめよう」~)
ジャグラーで設定差のある部分は機種によって多少の差はあるものの基本的には「REG確率」「ブドウ確率」ですね。
ブドウは設定差が微小でほとんど使えないし打たなければわからないので、やはり注目すべきはREG出現率。
あさイチから打たず数千ゲーム回った時点で、REG出現率が設定6の確率を上回っているくらいの台を選ぶ・・・
のが、高設定をつかむ可能性を高める台選び、と言えると思います。
ただし、REGがいっぱい引けていてもあまりにもBIGが引けなかったりすれば、もちろんBIGにも多少の設定差があるので高設定である可能性は低くなりますし、そもそも回転数が1000や2000などだと、「たまたまREGが引けただけ」という可能性が高まる。
なので、もしREGが引けまくっている台を選んでいても負け続ける場合は、その点を検証すればよいのです。
1000GでREG5回の台よりも、4000GでREG20回の台のほうが、同じ1/200の出現率であってもデータとしての信頼度は後者のほうが高いわけですから、台選びの精度が高かったか低かったかを検証することはできる。
そのためには、いつも言うように「収支を記録する」ことが必須です。
収支を記録しないと検証もヘッタクレもない
REGが設定6をぶっちぎる確率で引けている台だけを、きちんとチェリーを狙って打ちGOGO点灯後すぐにボーナスを揃える・・・という立ち回りを続けていれば、勝ち続けることはできなくても、少なくとも「負けを減らす」ことは可能なはずです。
しかし、それを実感するためには「収支を記録する」ことが必須です。
収支を記録していれば、たとえ一時的に負けが込んだとしても気がついたらトータルではプラスになっていた・・・という経験を得られるはずなので、そうすれば「負けが込んだところでそれはたまたま」と考えることができる。
いつまでたっても収支が上向いてこない場合は、台選びの精度が甘いか、試行回数がまだ少ないか、そのどちらかとなりますね。
収支が上向かなければ、その台選びの基準が甘いのかもしれないと考え、台選びの基準を引き上げればいいのです。
すると、「打つ台がない」ということになることが多くなりますが、それでいいのです。
負けている人は往々にして勝てる見込みのない台をテキトーに打っているから負けるんであって、見込みのある台がなければ帰り、これぞという台に巡り合った時に全ツッパする、
というのが正しい姿です。
そのようにして打ち続けるうちに、収支は上向いてくるはずです。
まとめると、
・テキトーに台を選ばない。あさイチからは打たない
・REGがめちゃめちゃ引けてる台を打つ
・チェリーを狙って打ち、ボーナスは速攻で揃える
・収支を記録し、トータルでの収支がいつまでも上向かなければ台選びの基準を見直す
・・といったところになるでしょうか。
いずれにしろ、ジャグラーで勝ち続けるのは非常に難しいことであり、ふつうに打っていたら負け続けるのは当たり前と考えるべきです。
しかし、上に記したことは私が実践していることであり、長いスパンでみればそれで多少は勝てている・・・というのは事実であるので、
ぜひとも参考にしていただきたい。
ジャグラーで負け続ける人が少なくなり、ジャグラー人気がもっと上がり、結果としてホールが儲かり出玉状況も良くなって、私がもっと勝てる・・・となれば言うことないです。