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白内障の手術を受ける。その⑤

私は昨年の3月に白内障の手術を受け、そのへんの話をいくつか記事にしました。

白内障の手術を受ける。その①

白内障の手術を受ける。その

白内障の手術を受ける。その③

記事にも書いたように、こまかなデメリットもいろいろあるものの、手術前と比較して生活の質は圧倒的に向上しまして、やってよかったと思ってます。医師からは「まだ若いからギリギリまでやらないほうが・・」と言われていましたが、もはやメガネでの矯正ではクルマの免許の試験に合格できないというところまできて、それでは生きていけない、ということで手術してもらったのです。

で、1年ほど経つうちに見え方が若干変化してきました。夜間に運転してると対向車のライトや信号などの光がまぶしくなってきて・・・というのは前に書きましたが、

白内障の手術を受ける。その④

ここ最近は明るい場所であっても視力が落ちてきたように感じる。とくに左目。

手術してからは新聞や本などは裸眼で読んでいたのですが、左目だとボヤケてはっきり見えない。目ヤニでもはさまってるのかっていう感じでかすんで見える。これはたぶん・・ということで眼科に行きました。

今回はぱちんこに関係ない話です。

後発白内障

いつも世話になっている眼科医に症状を説明しますと、やはりこれは「後発白内障」。

白内障手術は、濁ってしまった「水晶体」を砕いて吸いだし、そこへ人工の眼内レンズを挿入して視力を回復させるもの。しかし手術後にわずかに残った水晶体の細胞が増殖して眼内レンズの裏側を濁らしてしまうことがあるそうで、これが「後発白内障」ということらしい。

「あ~、左目のほうの濁りが進んでますね。レーザーで濁りを散らす治療がありますけど、やりますか?やっても良くならない可能性もありますけど・・・」と言うので、「お願いします」と即答。ぱちんこするときは多少見づらくても差し支えありませんが、読書するときに読みづらくて嫌だし、夜の運転のためには少しでも視力がほしい。事故起こしてからでは遅いですしね。

すると「ここではできないので紹介状を書きます」ということで、市がやっている大きな病院の眼科への紹介状を書いてくれました。

 

後発白内障は、白内障手術後数か月~数年のあいだに3割くらいの人に発症するらしい。すると引かなくていいほうの30%を引いちゃったってことか~。ぱちんこでもそうだけど、なんでいらないほうの30%とかは引いてしまうのか。

まあ「3割は後発白内障が出る」っていう話をきいた時点で「じゃあ自分はなるだろうな」と予想はしていましたけどね。長年ぱちんこやっていると、どれだけ確率が低くても大概はいらないほうをすぐに引いちゃう、と悲観的に考えるクセがついてしまう。将来ガンとかになって「手術すれば生存率90%」とか言われたら、ふつうなら「90%か~。じゃあなんとかなるんだろうな」となるでしょうが、私は「10%で死ぬのか。もうダメだ・・・」って絶望しちゃうだろうなあ。90%でも安心できない、っていう思考をもつことはギャンブルにおいては重要なことですが、それ以外ではあまり良くないのかもしれない。常に不安にさいなまれながら生きなくてはならなくなる。

とくに痛みもなくすぐに終わり

後日、紹介状をもって病院の眼科へ。

視力や眼圧の検査をしてから医師に診てもらいますと、

「たしかに左目に濁りがありますね~。ほかに病気がないかどうか診てから、問題なければ今日やっちゃいましょう」と。

今日できるんだ。検査してまた後日とか言われると思っていた。

瞳孔をひらく目薬をさしたのちに再度診てもらって、じゃあやりましょうか~、痛み止めの目薬さしま~す、と言われます。

痛いのか~。嫌だなあ、と思ったら、レンズみたいなのを眼球に直接くっつけるけどべつに痛くない、まれに気分が悪くなる人はいるが・・という話。

そのレンズを眼球にくっつけられますと、ああたしかに痛くはない。しかし白内障手術の時もそうだったけど、眼球をいじられるのは痛くなくてもなんとも言えないおっかなさがありますね。

「はじめま~す。気分悪くないですか?すぐ終わりますからね~」

視界には白くまぶしい光、その横には赤い光が。白い光はとにかくまぶしい。赤いほうがレーザーっていうことなのかな。

機械の方からカシャ、カシャという音がするたびに、脳の後ろのほうにカチっ、カチっという音が響きます。これはレーザーがぶち当たっている感覚なのか。

痛くはないがとにかくまぶしい。はやく終わってくんないかな・・と思ったころに「ハイ、終わりました~」。まぶしいのがキツかったけどたしかにあっという間。ふたたび目薬をさされ終了。

「濁りは飛ばしましたから視力は戻ると思います。しばらくのあいだ濁りが漂ってるから黒い虫みたいなのがいっぱい見えるかもしれませんが、それも沈殿すれば気にならなくなります。経過の確認のため2週間後くらいにまた来てください」と言われ、次の予約をし、会計して帰宅。払ったのは6,000円くらいだったかな。

この時点では瞳孔をひらく薬が効いてるから視力が戻ったのかどうかわかりにくい。運転はできないので電車で帰ります。なにぶんにも田舎なので電車は異常に高い。車なら10分かからない距離の二駅だけで420円。しかも1時間に1本。車がなかったり運転できなかったりというお年寄りはたいへんだなあ。なにかあると年寄りは免許返上しろとか気軽にぬかす自称有識者とかコメンテーターとかはこういう田舎の生活を体験してからそういうことを言ってほしいものです。

飛蚊症は悪化したが視力は回復!

で、今は次の診察を控えている段階なのですが、視力のほうはかなり改善した感じです。

左目だけだとかすんでしまって読めなかった本や新聞の文字もくっきりと見えるように。

これはやってよかった。逆に右目の方が見づらく感じるくらい、左目はハッキリ見える。右目もほんのちょっと濁っているということなのね。するといつか右目もやらなくてはならないことになるのか。

しかし医師が言っていたように、黒い虫もしくはゴミみたいなものがいくつも視界を浮遊する現象が。これは「飛蚊症」といわれるもので、私は若いころからあった症状なのですが、それがさらに増えた感じに。

もともと症状はあったし、程度としてはそれほどでもないからとくに気にはならないけど、家にいるときは「あ、今なんか虫がいた?」と勘違いしたりとか、パチンコ打ってるときは「あ、玉がこぼれて落ちた」と思って床を見たりとかしちゃう。まあ時間の経過で治るって言ってたし、すぐに慣れるだろうから問題なし。

 

ということで、何の問題もなく、べつにわざわざ記事にしておくほどの話でもなかったんですが、白内障手術の話を書いたからにはこれも書いておかないと体験記としては不十分だと思ったので。

あいかわらず夜の運転時の見え方には不満はあるものの、医学の進歩には感謝するのみです。またなにかあったら書こうと思います。

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