本ページのリンクには広告が含まれています 勝つための考え方

パチンコ・パチスロ:ベストな帰るタイミングはいつ?

読者の方からたまにいただくメールでよく訊かれることについて・・として、先日→理不尽な下振れで負けまくっているとき、メンタルをどう維持するか という記事を書きました。

今回はその流れの続き。

「稼働を終えて帰るタイミングはいつか」ということについて。

これまでに関連する内容の記事をいくつか書いていますが、改めて書くことにします。

ただ、以下に書くのは「ぱちんこは勝ってカネを得るのが目的」と考えている人はこうするべき、ということであって、「ぱちんこは遊び。ヒマつぶし。ストレス解消。勝とうが負けようがどうでもいい」という人にはお勧めできない内容になります。遊びで打つのなら帰るタイミングなど考える必要はありません。好きなだけ打って好きな時に帰ればいいだけです、その点はご理解のうえ読んでいただきたいです。

打つべき台がなければ帰る

ずっと前に→パチンコ・パチスロ:「ヤメ時」はいつか という記事を書きましたが、その記事で書いたのは、選んだその台を打つのをヤメるタイミングはいつか、という話であって、1日の稼働を終了するタイミングの話ではありませんでした。

今回は、どういうタイミングで稼働を終わって帰るのか、という話。

 

これについて読者の方からよく訊かれます。これはけっこう難しく、かつ重要な問題。自分に残されている時間はどれくらいあるのか、閉店まで打てるとしても閉店まであとどれくらいなのか。その時間を鑑みて、目の前にある台を打ってもいいのか打たずに帰るべきなのか(ミリオンゴッド凱旋の700Gハマリの台を夜9時から打ってもほとんどムダですよね)。

 

いろんな要素が絡んでくるわけですが、端的にいえば

「打つ台が見当たらなかったら帰る」

ということになると思います。

 

ここで言う「打つ台」とはすなわち「勝てる見込みのある台」ということ。「勝てる見込みのある台」というのはいつも言うように、パチンコの場合は甘釘台や確変潜伏台や遊タイム発動に近い台、パチスロの場合は高設定台や天井に近い台ということになります。

パチンコ遊タイム狙いやパチスロ天井狙いの場合は先述のように残り時間を考慮しなくてはなりません。そのあたりを考えながら、ホールを見渡してそういった台をひとつもみつけることができなければ帰ります(もしくは他店に移動)。

これは朝イチであろうとも同じです。宵越し天井狙いやパチンコ甘釘台狙いで朝イチからパチ屋に行ったとして、その狙いが全部スカって打てる台がひとつもなければ帰るか他店に移動です。自分の巡回するホールすべてを回っても見つからなければ、その時点でそのときに何時であろうが帰ります。

このように考えて行動していると、パチ屋に足を踏み入れても打たずに帰る、ということが多くなります。「打つ台がなければ打たない」というのは勝つためには非常に重要なことです。

 

それと、「打つ台がなければ打たない」ということを実践している人であっても、いい台が空かないかな~とか、ハマリ台ができないかな~とか思って店内をウロウロしてたり漫画読んで時間つぶしてたりという人もいますが、個人的にはそれはオススメしません。他人が打っている台などいつ空くかなんてわからないし、ハマリ台を打っているあの人ヤメそう・・とか思っててもその瞬間に当たっちゃったりするわけですから、そんな不確実なもののために時間をつぶすのはもったいない。

勝機を零すな!掴み取れ!

というわけで、「打つ台がなければ帰る」、のが基本です。やるべきでないのは、勝てる見込みがある台がみつからないのに、とにかくなにか打ちたいからとテキトーな台を打ち散らかすことです。

逆に言えば、打つ台(打つべき台)があるなら時間が許す限り帰ってはいけない、ということになります。

しかし、基本的な考え方を誤ると、打つべき台があるのに帰ってしまうという選択をしてしまいがちになります。私も勝てなかったころはそうでしたから気持ちはよくわかるのですが、それは

「その日の収支状況で帰るタイミングを決める」

という思考です。つまり、「3万円勝ったら帰る」とか、「3万円負けたら帰る」という行動。

これよく訊かれます。いくら勝ったら帰りますか?というふうに。

 

これはこのブログでいつも「勝てない人の勝てない原因」として挙げている考え方のあらわれです。小さなことをコツコツ積み上げて何か月何年というスパンでトータルでの勝ちを目指す、というのが(カネのためにやるのなら)パチンコ・パチスロで勝つ秘訣なので、1日単位での収支にこだわるとトータルでは負けます。

(関連記事→勝っているうちにやめる、という考え方

パチンコ・パチスロ:「連敗」とか「連勝」とかいうとらえ方を捨てよう!

 

たとえば、1日3万円の勝ちを目標としている人が、ある日の午前中に、ある台の天井狙いで3万円プラスになった。やった~と思って帰ろうとしたら、目の前に800回転ハマっている「ミリオンゴッド~神々の凱旋~」が空いているのをみつけた。

凱旋の800ハマリは普通なら喜んで打たなければならないはずのオイシイ台なのですが、ここで1日単位の収支にこだわっていると、ほんとうは打つべきなのに打たなかったりという(勝つという目的のためという意味では)間違った選択をしてしまいます。

凱旋を800から天井まで打って単発を喰らったら、せっかくの3万円プラスの大部分が吹っ飛ぶことになります。そういう余計なことを考えてしまうと、「せっかく勝ってるから打つのやめよう」となってしまいます。

そのときにすでに閉店に近いとか、自分自身に時間がないとかいうのであれば話は別ですが、ここは収支がどうだろうが(勝ちたいのなら)打たなくてはならない場面です。だって、たとえば今来たばっかりで、収支がプラマイゼロの状況だったら凱旋の800ハマリなら絶対に喜んで打つはずですよね。それなのに、とにかく「その日に」勝って帰りたいから打たない、というのはどう考えてももったいない。

それに、換金ギャップがあるホールで打っている場合、勝っている(持ち玉がある)のならなおさら打つべき、とも考えられます。次の日に現金投資で800ハマリの台を打つより、その日に持ちメダルで800ハマリを打ったほうがオトクなのは明らかです。

 

その日に負けている場合も同様です。いまマイナス5万円の状況で800ハマリ台をみつけた、という場合であっても、どこまでもとにかく勝ちたいのなら打たなくてはなりません。まあ軍資金がないのなら話は違ってきますが、その日に5万円負けて帰ったところで、別の日に800ハマリの台をみつけたらどうせ打つはずなんですから、なかなかみつけられない貴重な800ハマリ台を「今日は負けているから」という理由で打たずに帰るのはもったいない。

(関連記事→「使う金額を決めて打てば大負けしない」は本当か

投資金額には上限を設けないほうがよい。でも・・・

このように、1日単位の収支にとらわれていると、帰るべきでないのに帰ったりして勝機を逃すことになります。1日単位の常勝はどれだけ凄腕のプロであろうとも不可能なので、そんなことは気にしても仕方がないのです。このブログではもう何十回も同じことを書いていますが、多くのパチンカー・スロッターはここを理解するだけで収支が大幅に改善するはずです。

軍資金や時間に問題があるとき以外は、打つ台があれば勝っていようが負けていようが帰らずに打つべきです。

打つ台がなければ、1日単位の負けは仕方がないものと受け入れて帰る

逆のパターンももちろんありますね。帰るべきなのに帰らずに無駄に負けるパターン。そっちのほうが多いかもしれません。その日に勝っているから、といって、勝てる見込みのない台につっこんでしまったりとか。

最悪なのは大負けしているときに一発逆転を狙ったり「少しでも取り返して帰りたい」と思ったりして無謀な勝負をしてしまったりですね。

(関連記事→負けを取り返す、という思考を捨てよう

何度も言うように、遊びで打っていて、いくら負けてもヘッチャラならそれでもOKです。勝っていて持ちメダルがあるのならそれで遊んだほうがオトクだし、大負けしているときに大逆転を狙って打つヒリヒリした感覚が気持ちイイというギャンブルジャンキーの方もいるでしょう。それはそれで、遊びならばけっこうなことです。

しかしどこまでも勝つために打っているのなら、1日単位の収支にこだわり「負けを取り戻す」とか考えて無謀な勝負をするのは慎まなければなりません。ていうかそれはぱちんこに限らずギャンブルにおいては最も危険な思考です。

勝てる見込みのある台がそこにあるのなら、その日にいくら負けていようが打つべきです。それは「負けを取り戻そう」とする無謀な勝負とは異なります。勝てる見込み(ここで言う「勝てる見込み」とは、大負けした分を一気に取り戻せる台、という意味ではありません)がある台なんだから。合理的な行動です。問題は勝てる見込みもないのに「負けたままでは帰れない」という感情に引っ張られてテキトーに選んだ台で運否天賦の勝負をしようとすることです。

勝てる見込みのある台がみつからなければ、その日に大負けしていてもそこは受け入れて、気にせずに帰ったほうがいい。どれだけ完璧に立ち回っても、ぱちんこの性質上、ヒキが悪いほうに偏ればひたすら負けることは必ずあるので仕方がない。だから気にしても仕方がない。そうはいっても大負け続きのときにメンタルを保つのはなかなかカンタンではありませんけどね。

理不尽な下振れで負けまくっているとき、メンタルをどう維持するか

 

いろいろ書きましたがつまるところ、勝ちたくて打っているパチンカー・スロッターの「帰るタイミング」のベストな判断基準は

「勝てる見込みのある台がなければその日の収支が勝ちでも負けでも関係なく帰る。勝てる見込みのある台があれば帰らない」

であると考えます。

勝ちたいのなら、~~円勝ったから帰る、とか、~~円負けたから帰る、という理由で帰るか打つかを決めるのはやめたほうがいいと思います。

-勝つための考え方
-, , , , , ,