今回も初心者向けのパチスロ講座の続きです。
中級者でも実践していない人がかなりいると思われる、でも徹底すれば絶大な効果のある、「貯玉再プレイの活用」について書いていきます。
わが地域のパチンコ・パチスロ店はほぼすべてのホールが交換率を「20スロ5.5枚交換」「4パチ27.5玉交換」としています。以下の記事は、それに基づいて書いていきます。
地域によってはだいぶ事情が違うと思いますが、基本的な考え方はどこでも変わりません。
現金投資が多くなればなるほど苦しくなる
5.5枚交換とは、5.5枚で100円、27.5玉交換とは、27.5個の玉で100円に換金できるということですね。
サンドからコインを借りるときは1,000円で50枚、つまり100円で5枚。4パチの場合は1,000円で250個、つまり100円で25個ですから、仮に20スロで1,000枚借りて1,000枚流した場合、差枚数はプラスマイナス0なのに、収支はマイナス約1,820円となります。
つまりこのように換金ギャップがある場合、現金投資がかさめばかさむほど収支は苦しくなります。
10万円投資して、同じ枚数(5,000枚)流した場合、マイナス約18,200円となります。そう考えればわかりやすいですよね?
昭和や平成初頭のころは7枚交換や8枚交換、パチンコは40玉交換などが多かったですから、「無制限」になれば出玉があれば現金投資しなくていいわけで、それはもう大チャンスだったのです(そのころは、日替わりである機種だけが無制限とか、パチンコでは7図柄揃いなら終日無制限とか、そういった営業形態が多かったのです。それ以外はビッグボーナスや大当たりが終わったら一度流してまた現金投資しなくてはなりませんでした。当然持ち玉移動も不可。そのかわり出玉率100%でもホールは儲かるので、いまよりも釘や設定は甘めだったわけですが・・・)。
長い目でみれば圧倒的な差が
換金ギャップがあることを知っていても、だから現金投資は少なくしなきゃならないんだ・・ということを理解している人は意外に少ない。
私の現在のメイン機種となっているパチスロ「ミリオンゴッド~神々の凱旋~」で、天井を狙う場合を考えてみましょう。
すべて現金投資の場合と、貯玉再プレイ無制限の場合を比較します。
800ゲーム程度から狙い、投資は約30,000円(1,500枚)として、それで天井に到達して、単発(300枚としましょう)で終わったと仮定します。
現金投資の場合
投資 30,000円
回収 300枚(5.5枚交換なので、約5,455円。実際に交換すれば5,400円とお菓子。)
収支 マイナス 24,600円
すべて貯玉再プレイで投資、回収したコインも交換せず次回に活用した場合
投資 1,500枚(約27,273円)
回収 300枚(約5,455円)
収支 マイナス 1,200枚(約21,818円)
現金投資の場合と貯玉再プレイ無制限の場合の収支の差は、
24,600-21,818=約2,782円となります。
再プレイを利用したか否かだけで、同じことやって同じ出玉を獲得してもこれだけの差が出るのです。
私はこの1年間で上記のような天井単発を50回やりましたが、(参照→ミリオンゴッド凱旋1周年!天井狙い391台のデータをまとめてみた)(実際は再プレイ500枚とか400枚のホールが多いのですべてがそうではないですが仮にすべて無制限と仮定すれば)そうすると2,782円×50=139,100円。
これは全体から考えればごく一部なわけですから、いかに現金投資を減らして貯玉再プレイ(持ち玉遊戯)を増やすということが重要なことか、わかっていただけると思います。
勝利にこだわっているくせに貯玉再プレイのカードをつくらない人たち
わが市内のホールは、貯玉再プレイが可能な会員カードのサービスを実施しているホールがほとんどです。
A店・・・上限20スロ400枚 4パチ2,000個 その日に貯玉した分は無制限
P店・・・20スロ500枚 4パチ2,500個 その日に貯玉した分は無制限
D店・・20スロ1,000枚(その日に貯玉した分も含めて)
F店・・・スロもパチも再プレイ無制限
と、ホールによって条件に差がありますが、どのホールも手数料などはとらないので、まあ良心的かなと思います。
よく行くホールではカードをつくらなけらばならないので、会員カードは8枚ほどが財布に入っていますが、都会の人はもっと持たなければならないでしょう。
説明してきたように、貯玉再プレイは稼ぐためにものすごく重要なのですが、なぜか活用している人は意外に多くない。
以前の記事 「勝つ」「負ける」を定義しておきます①で引き合いに出した若い兄さん(エルくんとしておきます)は、設定や期待値にかなりこだわって打っているにもかかわらず、頑なに会員カードをつくろうとしない。
貯玉再プレイについては、等価交換店が減少していく現状ではかなり重要なテーマになっていくので、もうひとつの記事でさらに掘り下げていきます。
関連記事→貯玉はどれくらい持っているべきか